ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

大阪から戻りました

2012年11月30日 | 日記
大阪から戻りました。

 2日間だったが 大阪へのたびも終わった。
29日は 高校の同期会、そして 今日は楽しみにしていたおとうさんの大学時代の友人とゼミの先生との会合。大阪の本町のふぐ料理を頂きながら 色々なことをお話した。
 今日の三人の共通点はみんなが合唱をやっていたり 声楽を習っていたり 音楽に関わっていることだ。。おとうさんもオペラのアリアを歌っていた。私は もっと簡単な歌から習えばいいのにと言っていたが オペラのアリアを歌いたい気持ちがとても強く 
ものすごく頑張って練習をしていた。
ニッキーからは もう それくらいにしたらと やんわりと手で制されたものだ。
その大きな声が外にうるさくないようにと窓を二重サッシにもした。
 早世することが分っていたように究極のテノールの曲をうたったのかななどと考えてしまう。
最後に練習した歌は オペラ ボエームのアリア 冷たい手 だった。叶わぬ舞台だった。
 おとうさんが声楽を始めた後で 大学のゼミの指導の先生も声楽をやっていると聞いて 静かにライバル心をもやしていたのかも。
今日 先生が 開口一番
「先生 僕はシの音が出るようになりました。」と
ご主人から電話がかかってきたことがありました。とおっしゃった。
おとうさんは その後 3オクターブのドまで出るようになったのだが それを歌に表現するのは難しかったとおかあさんは想う。
音が出るのと歌に出来るのとは違うと想うがどうだろう。
若い頃から音痴だと想われていた様だが 練習を積み重ねることで お供合って来て素敵なアリアにまで持ってゆく頑張りはすごかったなあ。
先生と一緒に歌う日が来ることを楽しみにしていたが 実現せずに終わった。

 おとうさんを忍ぶ会を開いて貰ったことで 又 おとうさんの素敵だったことを色々と思い出して嬉しかったおかあさん。

 ところで 昨日同期会が開かれた箕面観光ホテルだが 実は倒産していて 今 民事再生法とか何とかの元で再建に努力しているらしい。
 何しろ 45年前 大阪千里の万博の折に建てられたとかで もう 古い建物。設備はそれなりに近代的にしてあるが その 経営スタイル が なんとも旧弊なのだ。温泉もあって秋はもみじの名所 夏は緑の美しい国立公園らしいが 中国人が来なくなって自転車操業も力尽きたというところか。
 まあ あのお料理ではレピーターは疑問符。
他に誰もいないから静かでのんびりした同期会だったのがせめてもの慰め。
夜4人が宿泊したが 広いホテルにたったの4人だけ。
 今後 広大な幽霊ホテルにならないように祈るばかりだ。
多くの解雇者が出ただろうなと想うとものがなしい気分。
あああ 楽しい歌でも歌って気チアアップしようっと。

寒い日の大掃除は もう御免だ

2012年11月28日 | 日記
寒い日に大掃除をしている我が家

 ニッキーは体調が戻ってきて元気印になりつつあり。でも 大掃除の流れの中で寒
くならないように 友人宅へ避難をした。
業者に頼んでいるので手伝うことは何もないが おかあさんは逃げることが出来ない
ので 暖房を点けてコートを羽織っている。でも でも 風邪気味だったので だん
だん熱っぽくなってきたみたい。
底冷えがする一日だ。

 さて 昨日は今月3回目の小学校での人権講演会。
学校について驚いたが 廊下が広くて お掃除が行き届いている感じ。
校長先生にそう話したら 「」分かりますか?とにこにこされた。私くらいの障害者
歴になると そこへ足を踏み入れただけで 清潔さをたもっているへやだとか 場所
だとかを体で感じることが出来るようになるのかなあ。まるで 清潔度計測センサー
みたいだ。
 今日のここ 山王台小学校は児童数388名。一年から3年までと4年から6年までの2
回に分けて それぞれ45分づつの人権講和だ。
今回は自分でも褒めてあげたいくらいうまくいった。
なぜ そういい切れるかというと 子供たちの私に向かってくる気の動きと大きさか
らだ。
 その真剣な眼差しはおかあさんには見えなかったけれど 最後にお礼の言葉を述べ
た小出君の言葉の中に それを見出した。。
 校長先生が跡で話されたが
 障害者の話はつらかったことやいやな思いをしたことの話しが出てくるが
おかあさんのように明るく障害を語ると ほっとするそうだ。
 おかあさんにもつらかったことがないでもないが それは 後に得た大きな幸せの
前には何でもないことだ。
 人生には色々なことが起こるが おかあさんのようにいつでも美しく生きようと思
って前を向けば 多くの人が手を差し伸べてくれるよ。
人は幸せになるために生まれてくること。それを邪魔することは出来ないんだ。
人に優しさを送って親切にしたりされたりしながら楽しく生きてゆこうね。

 ニッキーも挨拶を受けるときはしっかりと前を向いて美しかったね。

 跡で 校長先生ともすっかり打ち解けて仲良くなった。嬉しいな
明日から大阪へ行く事になっているが何だか頭が痛い。
大阪で開催される高校の同期会に出席する。翌日は おとうさんの大学時代のゼミの教授とおとうさんの友人に会って おとうさんのことを忍ぶ会を催す。

天気予報は曇りだ。
風邪を悪化させないようにしようっと。

盲導犬の啓発活動 体調不良でも主役は休めない

2012年11月26日 | 日記
ニッキーは体調不良かな でも主役は休めない盲導犬の啓発活動

 今朝 珍しくフードの食いつきダ悪い。
 おかしいなと想っていたら やけにゲボゲボしている。
2ヶ月に1回くらい起こる現象だ。
今朝は洋光台第一小学校での盲導犬の啓発活動があるので 主役のニッキーは休ませるわけに行かない。
 おかあさんは 鍼を打ったり マッサージをしたり。何だか胃が硬くなって
突っ張っているじゃない。
易しくさすってあげていると柔らかくなってきた。出かけようか。
レッツ ゴー と扉を開けたら 又 あめ...。
タクシーを呼んだ。お陰でおかあさんの歩数は1000歩もない。
何だか雨が多いわね。先週のさわの里小学校の帰りはどしゃぶりになったことを思い出す。
おかあさんの苗字は水が一杯たたえられているから 仕方ないか。

 小学校では200にんん200人の生徒が体育館に集まっている。各自 自分の防災ずきんを布団代わりに敷いて体育館ずわり。椅子を置かないので片付けの必要もなく お供しないから便利な座り方だ。
雨が降って気温が低いが暖房はない。
ニッキーは暖かいシートを敷いて 上からおかあさんのダウンコートをかけて 寒くないように配慮した。
これからの時期は冷やさないようにすることが肝要。昨年みたいに膀胱炎になったら大変。
 盲導犬の啓発活動はこんかいで5回目だ。段々と要領が良くなってきたが 45分間はあっという間に過ぎ去り
いくつか言いたいことを失念した。
 点字も読まないので こういうときは不便だ。

 信号の色を教えて
チキンの骨を捨てないで
ペットの排便は必ず取って
違法駐輪しないで などを訴えた。
最後の挨拶ではニッキーも立ち上がってみんなのほうを向いて挨拶。
又 キマース。バイバイ

 話は異なるが イスラム教徒にとって犬は不浄のものらしい。
しかし イスラム教徒の多いインドネシアで犬をペットとして飼うひとが出てきているとのこと。
ペット ショップだけでも1000店舗もあるというからすごい。
しかし まだ 散歩させている人はいなくて 犬たちは庭で遊んでいるというから インドネシアも金持ち層が増えてきたのかしら。
これから先 インドネシアの視覚障害者にも盲導犬が普及してきたら 人類の進歩だね。

 明日は 山王台小学校での人権講話。
ニッキーも忙しい。

新しい加湿器

2012年11月24日 | 日記
新しい加湿器

 5年くらいしか使っていない加湿器のスイッチが入らない。
電気屋さんに来てもらった。
彼がスイッチを押すと 電源が入った。これは まずい。
電気屋さんは川崎から来てくれたのだ。壊れていなかったら 無駄足だ。
 おかあさんは「どれどれ」と押してみた。指先に力を込めて押すと 漸く ピ と音がして電源が入った。
それから 全身の力を込めて何回かやっているうちに 又 無音になった。
電気屋さんも これはスイッチがおかしいな とちょっと嬉しそうだ。
 昔の家電なら たった5年くらいで壊れるなんて考えられないんじゃないの。
とおかあさんはちょっと嫌味を言ってみたが
 新しい製品を持ってきてもらっていたので 交換することにした。
新しい製品は風邪の菌やウイルスを除去することが出来るタイプだ。
新型インフルエンザのウイルスも除去してくれたら助かるなあ。
そういえば行きつけのクリニックに医療用のイオン除去器があって そこから出る空気は気持ちの良い感じがして そんな器械が欲しいなあと想っていた。

 時代の進行はめまぐるしい今日 家電の使用サイクルも古い考え方では駄目なのかもしれない。
 それにしても エアコンを使うと部屋の湿度は驚くほど低くなる。
それに対抗できるのは きちんと働いてくれる加湿器が必需品。
 新品と交換するなら 物が増えるのではないから まあ よしとしよう。
おまかせ運転だと湿度は60%で のどや肌の為の切り替えもあって65%までは上昇するとうたっている。
モーター音も大分小さい。
換えて良かった。
ブラッシングのとき ニッキーが発生する静電気も減るかな。

18年間にせいとが貯めた300万円で盲導犬 一頭を寄付

2012年11月23日 | 日記
18年間の生徒の努力で盲導犬を1頭寄付

小ぬか雨になってきて 今朝の冷たい雨も上がりそうな感じ。
今朝のニッキーのトイレは どうしても家の中でやらせようと決意して 頑張って20分。漸く 両方ともさせることに成功。絶対にいやだと言うニッキーだが 今日はおかあさんの勝ち。し終わったニッキーにドッグフードを5粒与えたがごほうびと取ったかどうかは疑問。
雨の日の排便は苦労だ。

 さて 18日の新聞記事に嬉しいニュースを見つけた。
 それは1994年に京都市立第5中学校に1頭の盲導犬を連れたユーザーが訪れ 啓発活動を行なった。
 盲導犬の訓練には多くのお金がかかることを知った当時の中学生は 自分達も協力することを決めた。
 それから 空き缶を集めたりしながらその活動を後輩にもつなげていった。

 そして 18年後の今年 何と300万円を貯めて 盲導犬 1頭を 盲導犬協会に寄付したという。
 これは ものすごい快挙だとおかあさんは想う。
この18年間という時間の流れは 以前にまして 大きく変化した時代だ。
そんななかで この中学生達がはぐくんだ優しさは 貴重な財産と鳴るであろう。


 いやなことばかり報道される今 こんなニュースは心から喜べる話題。

 
おかあさんはニッキーにもこの話を聞かせた。
ニッキーもニコニコだね。

今年の売れ筋にあげられたもの

2012年11月21日 | 日記
今年の売れ筋

 先日の朝の番組に東洋水産の社員がラジオに出演して自社の作った製品が袋麺革命を起こしたことを話していた。
 おかあさんはそれを聞いて その袋麺は何と言う名前なのか知りたくなった。
 しかし NHKでは商品名までは言わなかった。

 それから 其の後の番組に今年の売れ筋ランキングの第4位として登場。商品名は「」マルチャンせいめんとか言うことを流行アナリストがしゃべった。。袋麺なのに生麺タイプだとのこと。何と2億個を売って 一躍袋麺の2位に躍り出たそうだ。
 この業界は新しい発想のものがでてこない状況が続いたが 社内の風通しを良くして 下からも上からもどんどん考えを出してゆく良い社風に恵まれたとか。
実に朱朱の麺を出しているがなかなかヒットしなかったようだ。
しかし その紆余曲折がこんかいのヒットにつながっていると想う。
おかあさんは普段から袋麺は食べないが 食してみようと考えている。

他には 鋏。二枚の刃の角度を30度に保ち 篤いものでも切れる優れものらしい。
 はさみに進化をもたらしたこのはさみは 250万個売り上げたとか。
これもはさみ革命だ。
どこで買えるのかな。
他に 格安航空券 
メールカラチャットニ代わる交流アプリノ ライン。
スマートフォーンのアプリデ ライン と言っているヨウニ聞こえるが セイシキナ
アプリ名ハ不明。
トリアツカイガカンタンデオンナ性から人気が上がり 多くの人に受け入れられたと説明していた。
 おかあさんの様な視覚障害者には無用かな。
 絵文字をツカウチャットみたいだけれど おかあさんは 言葉で言われるほうが好き。

 第1位は東京スカイツリーだ。開業から9月末で2100万人の入場者を迎えたとのこと。
11月のはじめには ニッキーも足跡を残してきた。
 スカイツリーのお陰で 東京全体ヘ経済的な波及効果があったと言っていた。
それと 何となく 元気にしてくれるスカイツリー。
 皆さんも一度はお尋ねくださいませ。

以前 スカイツリーの補助犬のトイレの様子に納得できかねたことを書いた。
又 そのうちに  補助犬のトイレを改善したかどうか 検分に行かねばなるまいと

想っている
 

 今日のニッキーは午前中におかあさんの買い物で生協へ言っただけで後は寝てばかりだ。

車内で毎日盲導犬の啓発活動

2012年11月20日 | 日記
このところの電車内での会話

 このところ 忙しくて毎日のように電車で外出している。
 社内でのニッキーの位置はシットした状態でおかあさんの足の間にいる。
 ということは 美女犬のニッキーが少し前に張り出した感じで まっすぐ前を見ている状態だ。

 これは人の目を引かないわけが無い。
 昨日は 隣に座ったおじさんんが 名前を聞いてきて 次いで 触ってもいいですか?。
おかあさんはあわてて 「ノウ ノウ お仕事中だからいけませーん。」と制した。 が
おじさんは未練がありそうな雰囲気なので おかあさんも これは 一つ 啓発活動だとばかり 話を始めた。
 おじさんは色々質問紙てきて20分間 すっかり打ち解けて盲導犬のお話をさせてもらった。
 最後には募金のお願いまでしてしまった。
こういう人がいると おかあさんは嬉しくなって つい おしゃべりをする。

 そして 今日は二人のおばさんと同じように盲導犬談義になった。

 出かけることは 補助犬の動く広告塔の役目が出来るので大いに
啓発活動をしたいと想う。

 盲導犬が どこでもウエルカム の受け入れ態勢になるには やはり 地道な啓発が必要だ。

 今横浜市の盲導犬数は27頭 神奈川県で57頭 東京都でも109頭しかいない盲導犬の1頭に出会ったのはラッキーですと お話をした方に 「幸運でしたね。」と最後に付け加えると 皆さん ニッコリとされる。

 盲導犬は絆をつなぐすばらしい存在だ。


新しいタイプのホームドア

2012年11月18日 | 日記
昇降式のホームドア
桜木町のホームから線路に落ちたことのあるおかあさんにとって ホームドアの設置は長い間の願望だ。
狭いホームを歩くときは足がすくんでしまう。
ニッキーとの共同訓練では ホームを歩くことが必須要件になっているとのことで  ニッキーと何度か歩いたが 腰が引けてしまったものだ
 あげくの果てには おかあさんには貸与しないような雰囲気になってきた。
それは困る。
なぜなら もう 白杖で歩くのは限界だったからだ。
 その後 何とかクリアーしたが 今でも ホームを一人では歩かないことにしている。

 一度 ニッキーを左に寄せてホームの先端を歩かせようとした時 うしろから電車が入選してきて 冷や汗をかいた。
こんな思いは2度としたくないのだ。
そんな時 ホームドアが少し筒だが設置され始めた。
こんな嬉しいことはないが 問題もある。
 それはニッキーとの単独歩行のとき ホームドアのどこが空くのか分りにくいことだ。
これは視覚障害者のために工夫を要する点だと想う。

では 新しいタイプのホームドアのニュース。

2.昇降式ホーム柵を導入検討 JR西、転落防止に
2012.11.13 共同通信
JR西日本は13日、ホームからの乗客の転落や列車との接触を防ぐ対策として、上下に昇降するロープで安全を確保する「昇降式ホーム柵」の開発を進め、導入を検討していることを明らかにした。従来の可動式ホーム柵と違い、異なる種類の車両が走る線区でも導入できる。
昇降式ホーム柵は、間隔を空けて設置した高さ約1・3メートル、幅1~2メートルのポストの間に、数本のロープを張り巡らし、転落などを防止。乗客が乗り降りする際には、ポストごとロープが約1メートル上昇する仕組み。
JR西によると、昨年度のホームでの転落・接触事故は14件。重大事故につながる恐れがあり、昨年3月から一部の駅で左右にドア部分が開く可動式ホーム柵を導入したが、乗降口の位置が異なる複数の種類の車両が走る線区では導入が難しく、コストもかかった。
昇降式ホーム柵は韓国で導入されている柵を参考に、JR西が独自に開発を進めている。

国土交通省は1日に10万人以上が利用する駅にホーム柵を設置するよう鉄道事業者に促しており、JR西は本年度中に試験を行う予定。


 

先日 上記新聞記事を見つけた。
 この方式は 何年も前からおかあさんが考えて 何人かにお話していた方式。
 まあ 何かを考えても きちんと発表しなければ 者にはならない訳だが おかあさんが最初に考えてから 既に 7年くらいは経っているだろうか。
 韓国では既に取り得れている方式だが 敷設費用も設置方式より安いのでゃないかと想う。
 実際に見てみないとなんともいえないが ここでいうロープよりもしっかりしたネットを巻き上げてゆくタイプもよさそうな気がする。
ホームドアのある駅での電車への昇降はものすごく気が楽。
それにしても 一日の乗客10万人が対象となると おかあさんの最寄り駅には当てはまらない。
残念だなあ

あああ 疲れたおかあさん

2012年11月17日 | 日記
ああ 疲れた

 このところの忙しさに 心が落着かず 何だかソワソワ。
本物の心臓も 何だか重くて イライラ。こんなことは長い間 経験しなかったこと。
食事の内容が悪いのだろうか とか 年齢のことも考えたらどう とか
自身のつぶやきが聞こえる。
今日は近くの小学校の人権講話が開かれ 朝早く起きて ニッキーと出かけた。
 準備もしたのだが 自分では全く 納得が逝かぬできばえ。
お子さんに話すのはとても疲れる。
学校へ持っていった録音再生機が見当たらず 忽然と消えて見つからないし あああ...。
明日は教会で昇天者の記念礼拝とお墓参りがある。早く 寝て 疲れを取ろうっと。

道を間違えてしまったあ

2012年11月14日 | 日記
道に迷って頭の中はカオス その原因は?

 先日のシャンプーの時 ニッキーは爪きりで逃亡した。どうしても 前足の長くなった爪を切らせない。
 そこで 無理をしないで近くのトリマーさんに任せることにして 今朝 出かけた。

 ところが 駅前のロータリーでおかあさんの勘が来るって向かう方向を間違えた。
気付いて近くにいた女性に道を尋ねた。
時計の文字盤(クロークポジションと言う
)で教えて欲しいと頼んだ。。
まだ 40歳代くらいだったが 3時と9時を間違えて逆を教えるので おかあさんの頭の中は混乱状態になってしまった。
おかあさんは全く別方向に向かっていたのだった。
 そのことを認識しないで 方向を聞いていた野のだから 混乱するのも当たり前。
 漸く 自分の立っている場所が分って 正しい方向へ歩きかけたとき 男性の声。

 「どこへ行きたいのですか?」。どうも おかあさんと女性の話を聞いていたらしく おかあさんがあいまいなままで歩き始めたことを察知して声をかけてくれたらしい。
 地獄に仏。
結局 其の方はトリマーさんの店まで同行援助をしてくれた。
「暇だからいいんですよ。」と親切に声を掛けてくださった方と一生懸命に説明をしてくれた女性に感謝。

 今 この女性がなぜ 3時の方向と9時の方向を間違えたのかが理解できた。
 其の女性はおかあさんに向かって説明をしていた。彼女の言う右左は 彼女にとっての左右だから おかあさんにとっては逆方向だったという訳。
だから おかあさんにとっては 全く逆の方向を教えてくれた事になる。
このこのこの間違いというか 勘違いというか すれ違いと言うか 誤解と言うかは多くの人に見られる。
あちら こちら そちら という言葉もよっく聞くが 視覚障害者にとっては
禁句。意味を成さない言葉だ。
道を聞く時 上手に  こたえてもらうコツをがあった。それは 聞く相手に自分の行きたい方向にかおお向けて説明してもらうことだった。これで 今朝のような失策は少なくなるだろう。それに 時間が無くても
沈着冷静に聞かないと頭の中に地図が描けない。

今朝のおかあさん。約束の時間があったのであわてていたのも聞く耳を持てなかった理由の一つだろう。
勉強させてもらった出来事だった。。

ニッキーはほんの少し爪きりに抵抗をしたが お利口に切らせてくれた。
その後 獣医さんの所で健康診断。尿のphが7.6と高いが 問題なし。
フィラリアの薬は11月30日に飲む。
 12月にも飲んでもよいとのこと。今は いつまでも蚊がいるらしい。

久しぶりにおかあさんの手でシャンプーをしました

2012年11月12日 | 日記
久しぶりの訓練センターでのシャンプー

 4日ぶりのブログ。
今日は半年振りのっ訓練センターでのシャンプーだ。ずっと 長い間 ケンネル コフの蔓延やおかあさんの都合で訓練センターへ行けなかったら シャンプー駅はなくなるやら ワンツー用のビニール袋は少なくなるやらで待ちに待ったセンター行きだ。

 シャンプーの後で ニッキーを訓練してくれた訓練士さんと話をした。
この9月から10月に掛けてのニッキーの不可思議な行動について その意味するところを聞いてみた。
すると とても不思議なことを言われた。
 ニッキーがはあはあとあえいだり 我家の階かに降りたがったり やけに尻尾を振って何かを懸命に知らせようとしたりしたのには 2つの理由があったのだろう。
一つは はあはあ とあえぐ病気。病的なあえぎで病名もあるらしいが ニッキーには 当てはまらない。

2つ目は 霊的な現象として 昨年 8月末に亡くなったおとうさんが帰ってきて1階にいたのだろう。
ニッキーはそれを察知して 毎日のようにおとうさんの仕事場だった1階に行きたがったのだろうといわれた。

 この不思議な現象だが 以前に訓練士さん自身が経験されたのだそうだ。
 おかあさんは この不思議をすぐに納得できた。
そのころ おかあさんの夢にもおとうさんは出てきた。

 犬は人には見えない事を感知する能力を持っているらしい。
 この不思議をおかあさんに教えようと 奇怪な行動で教えてくれたのだろう。

 今は この変な行動はすっかり修まっている。
 何しろ ニッキーにとって おとうさんは特別な対象だったものね。

11月18日はキリスト教で昇天者の記念礼拝があり お墓参りをする予定だ。
お墓に収まっているかどうか ....。疑問だ。

 話し合いの席で話題に上ったもう一つの件は 3年後に迫った代替わりの盲導犬のことだ。
3年後と言うと これから生まれてくるパピーちゃんが対象になる。
 今から 盲導犬協会の予定に入れてくれるそうだ。
希望を聞かれたので 女の子がいいなと答えた色はイエローでも黒でも どちらでもいい。
健康な子をお願いしたい。
 
これからのおかあさんの大事な仕事は ニッキーとおかあさんに残された3年間をいかにすてきに過ごすかが課題。

どんどん甘え上手になってきたニッキー。
益々 可愛くなってきたニッキーとの盲導犬ライフのために
こよない健康と精神に細かい心配りをしたいと想う。

 教のシャンプーもニッキーの協力があればこそ 短時間で終わったのだ。
ピカピカになって本当に美しいワンチャンだ。

バナナの木は一年で切り倒す

2012年11月08日 | 日記
バナナの木は一年物

 マレーシアの話の続き。
 友人はクアラルンプールで畑を借りて野菜作りをしている。
 今年はバナナの木を3本植えたそうだ。
 その内の1本には ものすごく大きい実がついた。
何しろスゴーイ大きさバナナの実 1本が長さ30センチくらい。太さは直径が7センチくらい。
それがグルッと半円形に 更に それが数段あるというなんとも巨大なバナナの房をとなったそうだ。

 それを どのように収穫するのかと想ったら 遣り方は簡単。
木を切り倒すのだ。

 そんなことをしたら 来年は実らないじゃないの?と行ったら
バナナの木は一年で終わりなのだと友人は行った。
 へーー そうなの。知らなかった。
 一年で3メートルくらいに成長するのだ。
 収穫したバナナは随分な量になるが それらを友人 知人にプレゼントする。バナナの味を聞きたいでしょう。
それはそれは 甘くておいしい荘よ。
収穫した時はまだ青いので 新聞紙に包んで完熟するまで置いておく。
放置すると 真っ黒になっておいしくなくなるそうだ。
 やはり マレーシアは年中 夏だワ。

 後の2本の内 1本は 泥棒に持って行かれたとのこと。
おかあさんは 口惜しいと想ったけれど 友人は
優しい声で どこかで喜んで食べてくれたでしょう。 ですって。


 バナナはニッキーの好物の果物だ。
時々 ほんの一切れだが食べさせていた。
それが良くなかった。
 ある日 台所のシンク内のゴミ用の三角コーナーに捨てて置いた皮 それも 先端に堅い部分が付いていたと想うが
戻ってきたら 無い。
 どう考えても ニッキーが犯犬としか思えない。
バナナの皮は踏んですべるだけが危ないのではないことを知った事件だった。
 この時はお腹を壊さなかったが バナナの皮も危険な食べ物の範疇に入れたおかあさん。

マレーシアはいつも夏。でも  今日はは立冬

2012年11月07日 | 日記
マレーシアはいつも夏 立冬なんて存在しない

気持ちの良い立冬の一日
 今日はマレーシアで年金生活を過ごしている友人が久しぶりに来宅。
マレーシアの珍しい話などを聞いたり 吾が愛しのニッキーの話をしたりして 素敵な時間を過ごした。
一年中画夏のマレーシアも このところは 気候の変化が見られるとのこと。世界的に気候の変動が起きているのか。
大統領選挙でにぎわっていたアメリカもハリケーン サンディの爪あとが大きく残っていると報道されている。
 人間が地球を壊すと 自然の営みまで 破壊されて 優しさが目減りする。
そして 人間からもやさしさやいたわりの心が消えて 自己中心の人がどんどん増加する。そんな風に見えるけど
マレーシアでは すれ違って眼があったら にこっと笑ったり ぶつかったら エクスキューズするのは当たり前だそうだ。
 これは 日本でも昔は当たり前の習慣として 誰でもやっていたように想う。
 これ一つを取っても 日本がいかに
住みにくい国に なっているかがわかるのだ。

 道を歩いていて「」こんにちわ」といわれて返事をしたら 相手はケイタイに向かっていっていたことも何度か経験した。
 もっと 人が人を意識して 気遣って生きてゆけば いじめ問題も少なくなるのでは想う。
日本人はどうして 人に冷たくて無関心でいられるのだろうか。
とても不思議。

 マレーシアの別の面だが マレーシアはかってえいこくの植民地だった。そこで 小学校から言語は英語も必修科目となっている。
多民族国家だから 共通言語として英語が話せないと住めないそうだ。
周辺国と比較して シンガポールに次いで 段突に貧しさから脱却しつつある国だ。石油も出るし パームヤシの生産量も多い。日本はお得意様だ。
その内 日本と肩を並べるような国になるかもしれない。
注目したい国の一つだ。
 色々な面を見てゆくと 今後 マレーシアはかなり発展してゆく国にせいちょうするだろうと想われる。

 しかし ひどい賄賂社会でもあるので どうしたら 一流国になってゆくか 今後が楽しみな国ではある。

 アメリカではオバマさんが引続いて大統領として国を治めてゆくことになった。
これからでも遅くないから 社会から膿を出して 住みやすい世界に変革してもらいたいが どうも日米関係なんて念頭になさそうだ。

 海の向こうの人を頼ってはいけない。
足元を固めよう。
 


今日のニッキーは外出途中にツウがしたくて落着かなかったが まあまあのガイドドッグだった。

スカイツリーに優先エレベーター

2012年11月05日 | 日記
東京スカイツリーの優先エレベーター

昨日 今日と2日間にわたって 盲導犬教会のイベントに参加。
昨日は横浜の元町商店街の歩行者天国から 山下講演まで3キロをパレードした。
盲導犬34頭と訓練犬2頭が一列になって歩いた。
目的は そう 盲導犬 どこでも ウエルカム を実現するためだ。補助犬法が
制定されて10年になるが いまだに レストランやスーパーなどで 入店拒否が繰り返されている。
盲導犬を拒否するのは
1.犬は清潔ではない
2.毛が落ちると不衛生だ
3.保健所が認めていない
4. まわりのお客様が不愉快に想う

エトセトラだ。
保健所は補助犬の入店に関して許可を出したり出さなかったりはしない。無関係だ。
他のお客様は一部を除いて 補助犬のマナーのよさに驚いて それこそ ウエルカムと笑顔を向けてくれる。
要するに 店側のいやだという思い込みが入店拒否に繋がる。
しかし  盲導犬のユーザーは 果たさなければならない義務がある。
それは どこへ入っても後ろ指を刺されないように パートナーを清潔に又健康管理を
しっかりして 回りに不愉快な思いをさせないようにすることだ。
 だから もし ほじょけんんが汚れていたら 入店を拒否されても文句は言えないし 他の補助犬への面汚しとなる。

 そこで 私達 ユーザーは   そうはさせまじと なめてもいいくらいにピカピカに
して清潔さを保っているのだ。
 パレードに参加したパートナーはみんな かわいらしいマナーコートを身に着けてりりしいこと。
ちなみに ニッキーのドレスはハートカラーの真っ赤。。眼を引くように赤を着せた。

 丁度 日曜日の好天に恵まれて 遠藤には 沢山の買い物客や行楽客が溢れていた。
 沿道からは 「 かわいいーの声。頑張ってと応援の声。ありがたい声だ。


 パレード前のトイレタイムで ニッキーはしたくないとしなかったら 途中で催してしまった。
仕方なくパレードの列を抜けた。済ませて 後を追いかけるのにsy-トカットして追いついて 何食わぬ顔。
30分で山下公園に到着すると 1043個の赤い奮戦を持った子供達が「」どこでも ウエルカム」と連呼していた。ちょっとしたセレモニーがあって皆で写真を撮って終了。テレビや新聞社の記者が来ていて 夜のニュースや今朝の新聞に載ったとのこと。
今日 電車で乗り合わせた小学生は「夕べ見ました。」と話してくれた。
公園で思いがけずニッキーのパピーウオーカーのMさんご夫婦に出会い ニッキーは大喜び。嬉しかったね。
 夜はパーティ。盲導犬事業がいかに多くのボランティアさんに支えられて 成り立っているかを 改めて理解した一日であった。

そして 今日は18頭で東京スカイツリーに出かけた。
おかあさん達は350メートルの展望台まで上った。
そこから下を見ると 人間は蟻みたい。蟻が自転車に乗ったり ミニカーみたいな車をうんてんしたりしている。曇っていたが
ディズニーランドから筑波山 千葉のほうまで ベイブリッジ 東京タワーは勿論 結構見えていたらしい。
足元までガラスなので ニッキーにも見えたハズ。
昇りは団体行動だったので気賀着かなかったが 降りはニッキーとおかあさんとガイド
ヘルパーさんだけだったので 何回か 優先エレベーターに案内して乗せてくれた。
車椅子の人や バギーのあかちゃんや私達は列に並ばずに早く乗れて感謝したが 長い
列を作ってエレベーターを待っている方々に申し訳ないと想った。

 最後に4階にあるという補助犬のトイレを見に行った。
場所を聞いても誰も知らない。パンフレットにも載っていない秘密の場所らしい。
 漸く 分る係員がやってきて 連れて行かれたところは 全くの野外 それも出入り口からはかなり歩く隅っこにあったが何の表示も無いようだ。。
3畳くらいのコンクリートの床の周辺を排水溝をまわしているだけの構造。
 雨の日や真夏の炎天下など まず 行かないだろう。
ここにせめて 芝生か人工芝が貼ってあれば犬達もその気になるかもしれない。
そんなことを話して 改善をお勧めした。そこにかわいいプレートでも貼ってここがトイレ場だと表示して欲しいものだ。

スカイツリーから浅草へ行ってみた。
浅草寺の境内は菊花店をやっていた。
きりっとしたいい香りが境内をさわやかにしている。
昔 乳と菊人形展へ行ったことを思い出す。

それから 店先を覗いてみた。 
行く先々で下町の人情に出会った散策。

まあ 一回くらいは行って見てもいいかなというスカイツリー。結構 楽しかったよ。
ニッキーは人並みで疲れてしまったようだ。

盲聾しゃに盲導犬貸与

2012年11月03日 | 日記
盲聾者と盲導犬

 2012年10月1日現在 ニッキーを訓練した盲導犬協会の盲導犬の数は213等。パピが156頭。引退犬が79頭だ。
全国に30万人もいるといわれる視覚障害の数から考えると 何とも少ない。
勿論 他にも協会があるので 今年の3月末の数は 全国で1043頭だ。


 日本の住環境は最も障壁となっているとおかあさんは想う。
今から22年前に天国にいるニッキーのおとうさんが 盲導犬を希望したところ 
当時借りていたマンションの大家さんが
絶対に駄目だと言ったので 断念したことを思い出す。
確かに  ニッキーが来てか ら 我家のコルクの床は もう ひどい有様ではある。
 自宅だからいいけれど 借りていたら どうなることか。
こうした問題は笑って済まされないのだが 最も解決の難しい問題ではある。

 さて 盲導犬クラブというメール雑誌に 初めてのケースとして
盲聾者への盲導犬貸与のニュースが出ていた。
 見えない 聞こえない 人を
盲聾と呼んでいる
 見えなくなると聴覚に頼ることになるが それまでも奪われた人たちの歩行の危険度は想像を絶する。

杖をもって歩いていても 聞こえないことは外部の人にはわからないので 車にも 
よく ぶつかるらしいが
 不思議なことに彼らの交通死亡事故は聴いたことが無い。

愛媛県在住のそのユーザーは多くの訓練場の困難を乗り越えて 無事に盲導犬の使用者になれたのだった。
今までの訓練の方法では 聞こえないことが障害になって使えないので 色々 工夫する必要があったとのこと。
訓練をする方も受けるほうも大変だった出あろう。これを皮切りに 多くの
盲聾者が 安全歩行のツールとして 盲導犬歩使うようになるといいなあ。

 さて 今日は横浜演劇鑑賞会から 「おばけの太陽」を見てきた。
会場は横浜港未来地区にある赤煉瓦倉庫にあるホール。
200席くらいの小さなホールでやけに響く。
 今日の出演者の声がかん高く おまけに大声で多くの出演者がしゃべるので よく言えばにぎやか 悪く言えばうるさい舞台。
 大きい音には慣れているはずのニッキーがそれを聞いてきいていて耐えられなくなった。
経ったり座ったり 隣席の座席の椅子の下でのた打ち回った。
こんなこと初めて。
オペラを聞きに行ってもじっと寝ているのに 何が気になったのだろう。
要するに雑音は苦手なのだ。
おかあさんもそのうるささにいらいらさせられたので ニッキーがもう 帰ろうと言った気持ちはわかる。

 舞台上の発生は劇場の大きさや響きによって変えるべきではないか。ちょっと不愉快な舞台であった。