このブログで、こういうタイトルをつけると「スポンティニアスコンバッション」か「ポルターガイスト」か(ともにトビー・フーパー監督)を扱うんだろうと思われるんだろうな。さにあらず、
「蒸発旅日記」(山田勇男 監督)をDVDで見たのである。
ストーリーの骨子はこちらの原作そのものなので、ここでは一切触れない。
木村威夫の美術と、
秋桜子(コスモスこ)さん、清水ひとみさん、そして誰よりも藤繭ゑ(出演当時の芸名。DVD特典映像でのクレジットは既に藤野羽衣子)さんに魅せられた!
(上の写真では上段左が秋桜子さん、右が清水ひとみさん。下段左が藤繭ゑさんストリップシーン、右が銀座吟八さんと藤繭ゑさんの同衾シーンである)
つげ義春の世界を見事に映像にしているのだが、こちらは、その他あらぬことも考えつつ鑑賞した。
つまり、これは妄想版「富嶽百景」と言えるのではないか、と。
主人公の、つげ義春(柘植義春)ならぬ「津部義男」という名前が、「津島修治(」太宰治の本名)を思わせること。細かい点では冒頭「津部」の漫画執筆用の座卓にサクラに東京という文鎮が置かれており(イチョウに大學ではないものの)太宰が中退した「東京帝国大学」を連想させること。そして何より、
主人公の女に甘えかかるような心象が「太宰」と共通しているように感じられたのだが、如何か。
チャンスがあったらぜひご覧ください。
(久々の更新、昨日は仲里依紗の「時をかける少女」を見てきたのであるが、これは2次創作風のレビューをせねば収まらぬ。もう少し醗酵してから、ということで、急遽これにしました。)
特典映像より、つげ義春氏。
ご愛嬌で。「蒸発旅日記」いい加減なカスタム・レーベル。
「蒸発旅日記」(山田勇男 監督)をDVDで見たのである。
ストーリーの骨子はこちらの原作そのものなので、ここでは一切触れない。
木村威夫の美術と、
秋桜子(コスモスこ)さん、清水ひとみさん、そして誰よりも藤繭ゑ(出演当時の芸名。DVD特典映像でのクレジットは既に藤野羽衣子)さんに魅せられた!
(上の写真では上段左が秋桜子さん、右が清水ひとみさん。下段左が藤繭ゑさんストリップシーン、右が銀座吟八さんと藤繭ゑさんの同衾シーンである)
つげ義春の世界を見事に映像にしているのだが、こちらは、その他あらぬことも考えつつ鑑賞した。
つまり、これは妄想版「富嶽百景」と言えるのではないか、と。
主人公の、つげ義春(柘植義春)ならぬ「津部義男」という名前が、「津島修治(」太宰治の本名)を思わせること。細かい点では冒頭「津部」の漫画執筆用の座卓にサクラに東京という文鎮が置かれており(イチョウに大學ではないものの)太宰が中退した「東京帝国大学」を連想させること。そして何より、
主人公の女に甘えかかるような心象が「太宰」と共通しているように感じられたのだが、如何か。
チャンスがあったらぜひご覧ください。
(久々の更新、昨日は仲里依紗の「時をかける少女」を見てきたのであるが、これは2次創作風のレビューをせねば収まらぬ。もう少し醗酵してから、ということで、急遽これにしました。)
特典映像より、つげ義春氏。
ご愛嬌で。「蒸発旅日記」いい加減なカスタム・レーベル。
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