湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

玄関わきでのバナナの香り

2019年04月18日 15時39分42秒 | 庭の草木や生き物たち, etc.

外出から帰ってきたとき、微かな匂いを感じました。

玄関わきに植えてある「カラタネオガタマ(唐種招霊)」の花の香りでした。

クリーム色の花と蕾がついているのがカラタネオガタマです。

まだ小さい木ですが、2年前に植えた当時はもっと小ぶりでした。

やっと植栽が終わりました<2017.2.19>

今年は芽の勢いがよいので、これからはスクスク大きくなるのかもしれません。

(大きくなりすぎても困るのですが)

 

モクレン科ですが、小さくて可愛い花です。

この花からバナナに似た甘い香りが漂ってきます。

そういえば、花の色もバナナそっくりです。

英名を「banana tree」というそうですから納得です。

ちなみに、縁起の良い花といわれており、花言葉は「甘い誘惑」だそうです。

この樹の傍で愛を語れば上手くいくのでしょうか・・・


こういうことを奇遇というのでは?

2019年04月17日 10時36分31秒 | ちょっとした出来事?
昨日の図書館通いで、まさに奇遇と思われることが2件ありました。
 
一つ目はある人物との再会です。
図書館本館に着き、自転車を置いて正面ドアを入ろうとしたときのことです。すれ違った方が後ろから私に声を掛けてきました。
振り返ってたら同年輩の男性が笑顔でこちらを見ていました。
どこかで会ったことがあるような気がしましたが、直ぐには思い出せませんでした。
(こういうことが最近多くなりました)
 
数秒の間があってハタと思い出しました。
(この間のバツの悪さを、うまく誤魔化さなければなりません)
 
私が4月に勤め始めた「熊本市立 金峰山少年自然の家」に3月まで勤めていた職員の方でした。
3月に受けた面接のときを含め、2回ほどしか会っていなかったはずです。
4月1日付で異動になられたことは聞いていましたが、赴任先を知りませんでした。
新しい職場が、なんとその日訪ねた熊本市立図書館(本館)だったのです。
 
しばらく私の現況などについて立ち話をしてから別れました。
 
私の行き付けはプラザ図書館(熊本市立図書館の分館のようなもの)なので、本館へ行くことは滅多にありません。
お会いしたのは奇遇でした。
 
二つ目は、一つ目以上の奇遇といえるでしょう。
 
その日借りた本の中にこの本「世界ふしぎワンダーライフ」があります。
 
同じくその日に借りたミステリー「カインの娘たち」は図書館の倉庫に収蔵してあるようだったので、担当者へお願いして取ってきてもらうことになりました。
貸出し準備ができるまでの待ち時間に、他に面白い本はないかと書架を見て回りましたが、その時ふと目についたのが上の本です。
パラパラめくると、興味を引く写真が載っており、説明書き部分は申し訳程度でした。
宿直勤務の布団の中でみるのに丁度良いと思って借りてきたものです。
誰が撮った(書いた)ものかも意識しませんでした。
 
奇遇と言うのは、モース警部シリーズの本と「世界ふしぎワンダーライフ」に共通点があったことです。
 
私が図書館から借りて読んでいるモース警部シリーズは20年以上も前に出版されたハヤカワ・ポケットブック判です。装幀(表紙の絵)は全13作とも勝呂忠さんの抽象画(のはず)です。
一方、現在amazonなどで売られているハヤカワ・ミステリ文庫を見ると、装幀(デザイン)は小説の舞台となっているオクスフォード界隈と感じられる風景画(?)やデザイン画になっているようです。
以前からその表紙の絵(デザイン)が気になっていましたが、昨日どなたの作品か調べてみたら、渋川育由(シブカワ イクヨシ)という方でした。
 
なにが奇遇かと言えば、ふと手に取って昨日借りてきた「世界ふしぎワンダーライフ」の奥付をみたら、編著者が渋川育由さんだったからです。
 
渋川育由さんのことを装幀家、グラフィック・デザイナー、風景評論家(どんな仕事?)と書いてありました。
渋川育由さんの本をまた借りてこようかと思います。

右京警部よりも人間味がある(?)モース主任警部

2019年04月16日 18時37分03秒 | 日常・その他

今日の夕方、熊本市立図書館(本館)へ行ってきました。
返却した中の1冊が「森へ抜ける道」、そして借りてきた中の1冊が「カインの娘たち」です。
どちらもコリン・デクスターさんのミステリー「モース警部シーズ」です。


※本の下になっている黒い布製の物は、モース警部シリーズのポケット・ブック判を保護するために買った入れものです。

「森へ抜ける道」(CWAゴールド・ダガー賞)がこの長編シリーズの10作目で、シリーズは全13作なので残り3作になってしまいました。

齢がいって読解力が弱まったのか、はたまたデクスターさん(または翻訳者の大庭忠男さん)の文章が読みづらいのか、このシリーズは1冊読み終えるのに時間を要します。
しかし、主人公のモース主任警部が人間的魅力のある中年男(*)で、登場する女性との恋の結末を知りたいこともあり、途中で投げ出すというようなことはありません。

*:勤務時間内であってもパブに出入りして酒を喰らったりする。
しかも、連れまわす部下のルイス部長刑事に支払わせることが多い。
孤独を愛しているようでもあるが女好きであり女性に優しい。そして女にモテる。
科学的手法を活用せず、思いつきや直感を重視した推理により事件を解決する。

博識を披露し頭脳明晰なところは右京さんとモースさんはよく似ていますが、
右京さんは東京大学卒業で、モースさんはオックスフォードに入学するも恋煩いにより挫折している。
右京さんの酒の飲み方はきれいだが、モースさんは緩んでいる。
右京さんは女性に興味を示すことが殆どないが、モースさんは美しい女性とみると惚れやすい。
右京さんの判断に誤りは少ないが、直感に頼るモースさんは見誤ることが多い。

世間一般の道徳的規範にとらわれない行動もするが、そのことによって悲しむ人を作り出すことはしない。人間臭いモースさんのほうに私は親しみを感じます。
(リアップでオールバックの右京さんに比べ、髪も薄いですし(作者のデクスターさんも))


今日の図書館行きで、奇遇なことが2件ありました。
そのことについては明日載せる予定です。


家庭果樹園を作りました

2019年04月15日 13時50分58秒 | 庭の草木や生き物たち, etc.

3年前の「平成28年熊本地震」によって古ーい木造空家が半壊となり、一昨年の秋に解体してもらいました。

そのときのブログ記事
空家の解体工事が完了


そのあと空き地になったままでしたが、今年の2月に果樹の苗を植えました。
苗は熊本で開催された二つの植木市で手に入れました。

そんなに広くはないスペースに、間隔や樹種の相性などを考えもせずに所狭しと植えてしまいました。
色んな果物が生るのを見てみたい(本音は、食べてみたい)と、欲張って買い込み過ぎたからです。
(喧嘩せずに仲良く育ってくれるのか心配です)

今回植えた苗木は次のとおりです。

左から、柘榴、サンタロー(三太郎)、柿(品種:太秋)、柑橘(品種:晩白柚)


左から、桃(品種:花嫁)、桃(品種:千代姫)、梨(品種:秋月)、梨(品種:豊水)、リンゴ(品種:フジ)、リンゴ(品種:ツガル)


左から、栗(品種を忘れました)、サクランボ(品種:佐藤錦)、同(品種:ナポレオン)、同(品種:アメリカンチェリー)


葡萄(品種:巨峰)、同(品種:シャインマスカット)


これは以前からあったキウイです。
左は昨年の2月に植えた雄株で、右は空家解体前からあった雌株です。

3本あった中でこの雌木だけが解体工事の支障にならず、生き延びてくれました。
しかし雌木だけでは実は生らず、若い花婿(雄株)をそばに植えてあげたのです。

以上の果樹に、既に成木であった富有柿と八朔を加えると19種(20本)の果樹となります。
一応は、こじんまりとした家庭果樹園のできあがりです。
規模はともかくとして、一ヵ所でこれだけの種類の果樹を見られるところは少ないのではないでしょうか。

これらの苗が順調に育ってくれて私が味見できるようになるのは、いつの日になることやら・・・
私には未だ孫がいませんが、将来の子供たちがワーワーとハシャギながら勝手にもいで頬張ったりできる、果樹に親しめる遊び場になってくれればよいと思っています。
(栗を頬張るのは無理ですが)


そういえば、早いうちに葡萄とキウイのための棚を作らなければなりません。


国旗掲揚(半旗)

2019年04月14日 10時53分05秒 | 日常・その他
私が夜間管理人として勤める「熊本市立 金峰山少年自然の家」では、今年度初めての団体宿泊利用者がありました。
独りきりでの宿直勤務を7回経験しましたが、これまでは一緒に泊まる利用者がいなかったので巡回をするだけでした。
今回が初めての宿直勤務本番といえました。

団体利用者がいるときは、基本的な活動パターンとして早朝に利用者による国旗掲揚とラジオ体操があります。

全員(私を除く)が外の広場に集まり、先ず国旗掲揚がありました。

私(夜間管理人)には、事務室に残ってCDプレーヤーや音響設備を操作し、タイミングをみて「君が代」や「ラジオ体操」などの曲を流す役目がありました。


国旗掲揚中(「君が代」が流れています)

※日章旗、市旗、金峰山少年自然の家の旗、小学校旗などが掲揚されますが、今回はNPO法人が主宰する団体なので小学校旗はありません。
※引率者を含め50名あまりです。顔をボカシています。

初めてのことで少し緊張しましたが、ヘマをすることもなくラジオ体操第1まで無事に終わりました。


奇しくも今日4月14日は、3年前に「平成28年熊本地震」(*)が発生した日です。
一旦最上部まで揚げられたあと、半旗にされました。


*:データ

①3年前当時の震度6弱以上発生状況
  4月14日21時26分 震度7【前震】
  4月14日22時07分 震度6弱
  4月15日00時03分 震度6強
  4月16日01時25分 震度7【本震】
  4月16日01時45分 震度6弱
  4月16日03時55分 震度6強
  4月16日09時48分 震度6弱
②死者273名(関連死を含む)
③全壊8,673戸、半壊34,726戸
④仮住まいの方:16,519名(先月末)


今でもあの時の強烈な揺れの恐怖が蘇るときがあります。
我が家も半壊し、家の中の塗り壁の一部や庭の灯篭などは未だ修復できていません。