湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 夢をみていた「ラ・ラ・ランド」

2017年02月28日 12時39分24秒 | 日常・その他
第89回アカデミー賞授賞式であったハプニング。
作品賞受賞作は「ムーンライト」だったのに
プレゼンター(*)が読み上げたのは
ミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」。

  * : 半世紀前の作品賞受賞作
     「俺たちに明日はない」に
     主演された懐かしいお二人。

ニュース映像でその模様を見た限りでは、
混乱した事態には至らず、
気まずい雰囲気も窺えませんでした。
さすがは華やかな世界にいる
セレブリティの方々です。

私がもし当事者(ラ・ラ・ランド側)だったら
あのようなスマートな対応はとても
できなかったことでしょう。
落胆のあまり言葉が出ず、
泣き顔に近い作り笑いを
浮かべることぐらいしかできなかった
かもしれません。


仮にあのようなどんでん返しが
予めわかっていたとしたら、
私が前もって準備しておく言葉は
次のようなものになります。

受賞スピーチを途中までした
製作者のジョーダン・ホロウィッツだとしたら

 『徹夜で練りに練ってきたスピーチです。
  少しだけでしたが、
  披露の機会を与えてくださった
  スタッフの方々に感謝いたします。
  では、太陽光(sunlight)が差した
  ムーンライト(moonlight)さん、
  スピーチをどうぞ』

主演女優賞を受賞した
エマ・ストーンだとしたら

 『私が作品賞? 
  たしかに私は尊敬する両親が作った傑作です。
  ところで、
  私の主演女優賞は間違いないのかしら』

主演男優の
ライアン・ゴズリングだとしたら

 『夢から覚めましたが、
  私たちはまた、夢を追い求め続けます』


うーーーん
 やっぱり、
 野暮ったいセリフしか思い浮かびません。