ワイズ創業の時からお付き合い頂いている千葉在住のお客さんがバイクに乗って来店された。今回はわざわざマミヤカメラクラブの入会申込書をお届け頂いたのだった。暫く話していると「今日は東大構内をスナップする」との事で写真のワイズ67ハンディをバイクのトランク?より出された。皆さん「ワイズ67ハンディ」って知っていますか?2000年に発売された「ワイズ69ハンディ」の姉妹機として2003年に発売されたハンディ中判カメラでレンズ装着用前部とホルダー装着用後部をパンタグラフでつないだシンプル設計。レンズは45~90mmの大判用レンズを8x8Cmパネルで使用しホルダーはマミヤRB、ホースマン67を装着できます。ピントガラスまたは目測によりピント調整が可能で41,790円(税込)とお手頃価格の大変楽しいカメラです。因みにこのカメラを製造していたカメラ職人が90数才でお亡くなりになり現在は製造が出来ずに「製造休止品」となっています。この職人さんの匠の技を維持しコストを上げずに製造することをいろいろ検討しましたが今現在その目的は達成できていません。「ワイズ67ハンディ」「ワイズ69ハンディ」のユーザーは皆さん思い思いのアクセサリーを装着したり加工したりで撮影はもちろん「カメラを所有する喜び」を楽しんでいるように見えます。今回紹介のこのカメラもカメラ上部にアングルファインダー、小型露出計、レリーズ受けを装着しL型のグリップでカメラ保持を向上させています。レンズパネルのリンホフのシールもレンズパネル外れを防止しているようです。今世はデジタル全盛の時代ですがこんなカメラを見ていると「やっぱりカメラはフイルムだよ」と思うのは私だけでしょうか?
ワイズ67ハンディについては
http://www.yscreate.co.jp/shop/origin.html