大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

中古大判カメラの現状について・・・ご協力をお願い致します。

2020年03月12日 | カメラ機材

今日のブログは大判カメラのお話です。現在日本で新品の大判カメラを購入しようとするとリンホフとトヨの2ブランドしかありません(製造数はかなり少量です)。それに中国からの輸入や一部の木製カメラをプラスするくらいです。大判レンズに関しては、もっと残念な事に国内外で製造がありません。ですから「これから大判カメラで撮影してみたい」と言う方は、基本的に中古機材をセレクトしてスタートしているのが現状です。ただ大判カメラ機材選定はある程度の知識が無いと、使えない機材や無駄な買い物をされているケースが多々あると感じます。これは中古カメラ店でも大判カメラ知識が豊富な店は少なく、知識の無いまま販売してしまう事も一つの要因と考えています。中古の大判カメラと大判レンズを購入したが、購入店でも使用方法等が分からないのでワイズで教えてくれますか?との問い合わせがある事もあります。更にインターネットオークションでは程度の悪い機材を購入して大変後悔したと言う話もあります。そしてここからが本題になります。ワイズでは大判カメラ機材をユーザーから直接、委託品としてお預かりし販売しています。もちろんお預かりする時に販売に適さない機材はお断りしています。また委託機材の大半はワイズ大中判写真の会会員やリンホフクラブ会員なので機材がどの様に使われていたかも把握していますのでかなり自信を持っての委託品販売です。そして初心者への販売に際しては機材説明に止まらず、撮影方法等も時間を掛けて説明しています。ですから中古大判カメラ機材は是非ワイズで安心してご購入下さいね。そして次はお願いなのですが、現在ワイズで委託品としてお預かりしている大判レンズはかなり在るのですが、大判カメラが不足しています。直近の傾向ですが、若い人の大判カメラに対する興味の度合いが高い様です。2008年に出版した「大判カメラマニュアル」がここ1〜2年販売数が増加しているのもこの影響と感じています。ですから程度の良い大判カメラを複数台所有しているユーザーの皆さん、「銀塩写真フィルム文化の発展と継承」の意味からも是非若い方々に機材をご提供頂けたらと思います。このところ何人かのリンホフクラブの高齢者会員から「そろそろ大判カメラが重くなって難渋してきたので若い人に使ってもらいたい」とお預かりもしました。ワイズではお預かりした大判カメラ機材を責任を持って販売して行きたいと思っていますので是非ご協力くださいね。

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