大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

日本リンホフクラブのOHPが日大芸術学部写真学科で有効利用されます。

2016年03月04日 | カメラ機材

数年前のブログで紹介しましたが、昔、富士フイルム社が3台のみ特別製造した大きな会場でも使用可能な超強力なオーバーヘッドプロジェクター(OHP)を日本リンホフクラブ講評会用に永久貸与して頂いていました。このOHPですが何とレンズ交換が出来て、更に投影時のチルト機構が付いた優れもので、大判フィルムの有り余る情報量をそのままスクリーンに再現できるものでした。その出来映えも大変素晴らしいものでしたが唯一の欠点は重いことでした。会員の中には「重くて持てない」「重くて動かせない」と言う方も結構いました。何年か使わせて頂いていたのですが、競争率の激化で同クラブ講評会会場の確保がワイズ周辺でだんだん難しくなり、ここ数回は遠い場所での開催となって、この重たいOHPに変わり性能の良くなった軽量の液晶プロジェクターが採用されていたのでした。活躍の場を無くしたこのOHPですが、在る写真展のパーティで旧知の日大芸術学部写真学科の教授と会って「高性能OHPが在るけど使わないでいる」と話したところ、同教授の担当授業でOHPを使っていて「興味がある」と聞いたのでした。そこで富士フイルム社の了解を頂き、同教授にワイズに足を運んで頂き現物検証をしたところ「充分に授業で使える」との結論が出てめでたくも、このOHPは日大芸術学部写真学科の若い学生達が使う事になったのです。失礼ながら今までは50~80代の中高年の作品を投影していましたが、今後は10~20代の若い人の作品を投影することになります。良い話だと思いませんか?

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