プルサーマル計画を憂慮する有志の会

原発問題に関して投稿します。

地下水から放射性トリチウム79万ベクレル検出

2013-10-19 10:50:25 | 日記
 17日採取の地下水から(観測当初3,200ベクレルだった)ストロンチウムなどベータ線の放射性物質が40万ベクレル検出された同じ観測井戸で、(同じく17日に採取された)地下水から放射性トリチウムも79万ベクレル検出されていたとのことです。これまでの最高値です。

 (1ℓ当たりの放射性トリチウム濃度の変遷は)
9月 8日 4,200bq
   14日 17万bq
10月10日 32万bq
   17日 79万bq

 300トンが漏れたタンクの高濃度汚染水は(セシウム除去後の)ストロンチウムや除去できないトリチウムなど2億ベクレルの濃度だそうです。300トンの汚染水流出以降、地下水の汚染が確実に広がりを見せており、何らかの対策を講じる必要性があると思うのです・・・

P.S. (私の乏しい知識で考えられる)汚染の拡大を少しでも防止するには、まずは(薬剤の注入など)地下水などの流れを遅くし、放射性物質の移動速度をできる限り遅くすること。流出先となる専用港の海水の出口を遮断し、海水の移動をシャットアウトすること。シルトフェンスに囲まれた高濃度の汚染水は汲み上げること。矢板による遮水壁を何重にも造り、土などを入れて放射性物質を吸着させ、その後除去する、それを何度も繰り返す。それを50年、100年繰り返していくしかないと思います。日本の財政が、その負担にどこまで耐えられるのかは(私には)分かりませんが・・・

P.S.2 海江田民主党党首が、「汚染水をめぐる安倍首相の認識に危機感」を持っている。「臨時国会で対策を迫る」と発言されたそうです。事故時、経産大臣として東電を生き長らせて、東電の経営を慮って遮水壁など抜本的な対策を講じず、汚染水問題を拡大させた張本人の海江田さんですから、(責任を感じて)よっぽど強く対策を迫って戴けるものと思います。その「危機感」が本物であることを願うばかりです・・・

by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成25年10月19日)