プルサーマル計画を憂慮する有志の会

原発問題に関して投稿します。

トリチウム15万ベクレルに

2013-09-15 12:48:18 | 日記
 連日汚染水の濃度が上昇している(高濃度放射能汚染水が流出した)タンク北側約20メートルの観測井戸から(13日)採取の地下水から、1ℓ当たり15万ベクレルのトリチウムが検出されました。

東電は昨年の高濃度汚染水漏出の影響の可能性もあるとしています。今回の流出だとすると、地下水が上流に1日40センチ移動したことになり、かなり早いスピードですから、昨年3月の事故の影響なのかもしれません。昨年の流出は汚染水100トンが地中に滲み込んだそうです。今回は300トンですから、1年以上たって、現在進行している濃度上昇の3倍の影響が出るということになりそうです・・・

(1ℓ当たりの放射性トリチウム濃度の変遷)
9月 8日  4,200bq
9日  2万9,000bq
10日  6万4,000bq
11日  9万7,000bq
12日 13万0、000bq
   13日 15万0、000bq

P.S. 原発には、「過渡現象記録装置」という装置があって、100分の1秒毎に、「原子炉の出力、圧力、水位、温度、炉心流量・再循環系データ、給水系データ、主蒸気系データ、格納容器」などのデータをハードディスクに記録しているそうです。(参照は『朝日新聞』)東電は、このデータのほんの一部しか公表していません。元東京電力社員の(炉心の設計・管理に携っていた)木村さんは、全てのデータを出そうとしない東電、そして再稼動に突き進む政府に対して、「今、原発の再稼動に関する安全審査が始まろうとしています。原因究明が終わっていない段階で、再稼動するなんて愚かな行為」だと記者会見で述べられました。事故原因が分からないのに、事故を防ぐことはできません。(伊方原発でも始まりましたが)安全を審査することすらできないと思うのです・・・

by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成25年9月15日)

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