プルサーマル計画を憂慮する有志の会

原発問題に関して投稿します。

放射能汚染水、ミスで流出

2013-10-09 14:14:00 | 日記
 (NHKニュースによると)高濃度放射能汚染水から塩分を取り除く淡水化装置の近くで作業していた作業員が、誤って汚染水が通っている配管を接続部分から取り外し、汚染水が流出し、作業員が被曝したとのことです。

 50分後に配管を接続し直し、流出は止まったそうですが、長さ60メートル、幅12メートルの堰には(高さは分かりません)、汚染水が一杯に溜っているとのことです。この汚染水には、ベータ線などの放射性物質が、1ℓ当たり3,700万ベクレルの値で、汚染水を浴びた作業員の健康への影響が懸念されます。

 この他にも、(多分、移送していたのでしょう)連絡ミスでタンクから汚染水が漏れるトラブルもあったそうで、こうしたトラブルというより事故は、日常的に頻発していると考えられ、公表されていないものも、沢山あるのではないかと思います・・・

P.S. (多分、『週刊現代』だったと思いますが)米国のウッド・ホール海洋研究所のベッセラー博士が、日本政府はもっと真剣に海洋調査をすべきだと指摘されていました。同博士は、チェルノブイリ事故後の黒海での放射能汚染調査を行った方で、福島第1原発での事故後、海洋へ流出した放射性物質の影響を論文に取りまとめ、「ネイチャー誌」に掲載間際に日本政府の横槍でボツになっています。福島へも自費で複数回訪れ、試料の採取と分析を継続的に行なっています。一方、日本政府は未だに世界標準の検査法すら導入しておらず、本気で放射性物質による海洋汚染を調べる積もりはないように感じます・・・

by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成25年10月9日)

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