がん患者さんの苦痛を取り除く「CART」(腹水濾過濃縮再静注法)について、詳しくご紹介させて頂きます。(引用、参照は『週刊東洋経済』)これまで、進行がんなどが原因のがん性腹水は「難治性腹水」と呼ばれ、改善が難しいとされ、患者さんが苦しいので抜いて欲しいと頼んでも、体力の低下や死に至る危険性を理由に、(保険適用されてはいましたが、がん患者に対しては)殆どの医療現場で行なわれてきませんでした。
しかし、この腹水を抜いて濾過し、水分を血管に引き込む働きをするアルブミンや免疫機能にかかわるグロブリンを取り出して(抜いた腹水の焼く10分の1ぐらいの量になるそうです)、静脈に点滴する(防府消火器センター研究所長の松崎医師が開発した)「KM-CART」方式だと、(体力を低下させずに)患者の栄養状態を改善し、(アルブミンを戻すことで)腹水が逆に溜まりにくくなるそうです。「手のうちようがなかったがん性腹水を抜いて楽にしてあげれば、患者の闘病意欲が湧く」と同医師は言われます。
緩和ケアと言いながら、実際こうした(患者本位の)治療を実施している医療機関は希で、(今村先生の治療過程をビデオで見せて頂きましたが、)使い捨ての濾過器具さえあれば(注文すれば、すぐ医療機器会社が持ってくるそうです)、(そしてやろうと思えば)簡単に可能な治療です。保険適用で1回(3割負担で)5万円だそうですが、(高額医療制度もありますし)実施すれば、患者さんの苦痛を取り除き、(腹水も溜まりにくくなって)QOLが格段に向上することを考えれば、是非実施すべき治療法だと思います。多くの患者さんが、今でもこうした治療法を知らないと思います。是非、多くの方に知って頂いて、また主治医の先生に実施してもらう(普及する)ようにすべきだと思うのです・・・
P.S. 伊丹先生によると、がんは体内の糖分を集めて増殖するそうで、血糖値が高い患者さんはがん死亡率も高くなるそうで、何故血糖値が高い患者に必要な治療を施さないのか、憤りを超えて不思議そうに、「何故しないんですかねえ」とその感慨を語られました。生涯を、朝昼なく患者さんの為に生きてきた先生にとっては、現在の医療制度は、そして医療現場は、まさしく「摩訶不思議な世界」なのでしょう。まさに、患者の命が弄ばれている、見捨てられていると感じざるを得ません・・・
P.S.2 昨日の「セシウム除去薬(剤)」ですが、(ネット情報ですが)フクシマ人災事故の数日後には、防衛省が「ラディオガルダーゼ」という除去薬を、自衛隊や現場の作業員の為だとして、緊急輸入していたそうです。日本でも製造・販売が事故の4ヶ月ほど前に認められていましたが、足りないということで、ドイツから「メジフィックス社」が輸入したとのことです。
この薬は、セシウムが、「体に入ると、腸と胆嚢(たんのう)を行ったり来たりする性質」を利用し、「腸にでてきたセシウムを捕まえて、便と一緒に排出する」そうです。同薬は、「大量のセシウムを取りこんでしまった人が服用するもの」で、「その量は300ミリシーベルト以下では効果がないとされて」いるそうですが、単に腸に出てきたセシウムを吸着し排出するだけなら、(素人判断は禁物ですが)体内にセシウムの溜まっている方なら、その量に関わらず、排出の効果は望めるのではないかと思うのです。(勿論、医師の処方の元で服用するのは当然ですが)
「1日3回・1回6錠服用が必要で、1箱30錠入りで1万5000円前後」し、ネット購入も(実際は分かりませんが)可能だそうです。これで蓄積したセシウムが排出されるなら、それ程高いとは思いませんが、やはりその効果の程が知りたい(もっと情報がほしい)ところです。また、「プルトニウム除去薬」も、(厚生省の薬事審議会で)事故後に承認されたそうです。この両薬、自衛隊や作業員が飲んだという報道はありませんから、国民には知らせず、政府高官や議員はちゃっかり飲んでいるのではないかと推察します。購入(輸入)記録と実数を調べればすぐに分かるでしょうが、開いた口が塞がることがありません。ここでも国民は見捨てられ、弄ばれているのでしょう・・・
P.S.3 東電が、契約期間中にも拘わらず、その説明もなく電気料金を値上げしようとした問題で、多くの(75%の)企業が同意していないそうです。当然のことながら、4月1日からの値上げ実施は難しいでしょう。それにしても、契約を無視して、自分の勝手で企業の死活問題に関わる電気料金を一方的に上げる、どこかの商工会議所が独占禁止法違反で訴えると言っているそうですが、まさにこの値上げは、(また一般家庭向けの値上げを政府が認めるとしたら、)まさに国民の首を絞めるがごとき「犯罪」行為そのものだと思うのです・・・
by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成24年3月22日)
しかし、この腹水を抜いて濾過し、水分を血管に引き込む働きをするアルブミンや免疫機能にかかわるグロブリンを取り出して(抜いた腹水の焼く10分の1ぐらいの量になるそうです)、静脈に点滴する(防府消火器センター研究所長の松崎医師が開発した)「KM-CART」方式だと、(体力を低下させずに)患者の栄養状態を改善し、(アルブミンを戻すことで)腹水が逆に溜まりにくくなるそうです。「手のうちようがなかったがん性腹水を抜いて楽にしてあげれば、患者の闘病意欲が湧く」と同医師は言われます。
緩和ケアと言いながら、実際こうした(患者本位の)治療を実施している医療機関は希で、(今村先生の治療過程をビデオで見せて頂きましたが、)使い捨ての濾過器具さえあれば(注文すれば、すぐ医療機器会社が持ってくるそうです)、(そしてやろうと思えば)簡単に可能な治療です。保険適用で1回(3割負担で)5万円だそうですが、(高額医療制度もありますし)実施すれば、患者さんの苦痛を取り除き、(腹水も溜まりにくくなって)QOLが格段に向上することを考えれば、是非実施すべき治療法だと思います。多くの患者さんが、今でもこうした治療法を知らないと思います。是非、多くの方に知って頂いて、また主治医の先生に実施してもらう(普及する)ようにすべきだと思うのです・・・
P.S. 伊丹先生によると、がんは体内の糖分を集めて増殖するそうで、血糖値が高い患者さんはがん死亡率も高くなるそうで、何故血糖値が高い患者に必要な治療を施さないのか、憤りを超えて不思議そうに、「何故しないんですかねえ」とその感慨を語られました。生涯を、朝昼なく患者さんの為に生きてきた先生にとっては、現在の医療制度は、そして医療現場は、まさしく「摩訶不思議な世界」なのでしょう。まさに、患者の命が弄ばれている、見捨てられていると感じざるを得ません・・・
P.S.2 昨日の「セシウム除去薬(剤)」ですが、(ネット情報ですが)フクシマ人災事故の数日後には、防衛省が「ラディオガルダーゼ」という除去薬を、自衛隊や現場の作業員の為だとして、緊急輸入していたそうです。日本でも製造・販売が事故の4ヶ月ほど前に認められていましたが、足りないということで、ドイツから「メジフィックス社」が輸入したとのことです。
この薬は、セシウムが、「体に入ると、腸と胆嚢(たんのう)を行ったり来たりする性質」を利用し、「腸にでてきたセシウムを捕まえて、便と一緒に排出する」そうです。同薬は、「大量のセシウムを取りこんでしまった人が服用するもの」で、「その量は300ミリシーベルト以下では効果がないとされて」いるそうですが、単に腸に出てきたセシウムを吸着し排出するだけなら、(素人判断は禁物ですが)体内にセシウムの溜まっている方なら、その量に関わらず、排出の効果は望めるのではないかと思うのです。(勿論、医師の処方の元で服用するのは当然ですが)
「1日3回・1回6錠服用が必要で、1箱30錠入りで1万5000円前後」し、ネット購入も(実際は分かりませんが)可能だそうです。これで蓄積したセシウムが排出されるなら、それ程高いとは思いませんが、やはりその効果の程が知りたい(もっと情報がほしい)ところです。また、「プルトニウム除去薬」も、(厚生省の薬事審議会で)事故後に承認されたそうです。この両薬、自衛隊や作業員が飲んだという報道はありませんから、国民には知らせず、政府高官や議員はちゃっかり飲んでいるのではないかと推察します。購入(輸入)記録と実数を調べればすぐに分かるでしょうが、開いた口が塞がることがありません。ここでも国民は見捨てられ、弄ばれているのでしょう・・・
P.S.3 東電が、契約期間中にも拘わらず、その説明もなく電気料金を値上げしようとした問題で、多くの(75%の)企業が同意していないそうです。当然のことながら、4月1日からの値上げ実施は難しいでしょう。それにしても、契約を無視して、自分の勝手で企業の死活問題に関わる電気料金を一方的に上げる、どこかの商工会議所が独占禁止法違反で訴えると言っているそうですが、まさにこの値上げは、(また一般家庭向けの値上げを政府が認めるとしたら、)まさに国民の首を絞めるがごとき「犯罪」行為そのものだと思うのです・・・
by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成24年3月22日)