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新型コロナウイルス 国別 死亡者数一覧(2022年1月17日現在)/ COVID-19 Deaths by country and day, As of January 17, 2022

2022-01-19 20:02:40 | COVID-19 世界状況

COVID-19 Deaths by country and day, As of January 17, 2022
『 これからは 死者数に注目すべきです 』

現在、“オミクロン株” の影響によって、世界では 新型コロナウイルス禍始まって以来で最多の新規感染者数を記録している国が増えています。しかし、ワクチン接種の浸透と治療医療対策の向上、そして“デルタ株” よりは重症化しないと言われる “オミクロン株” の影響によって、過去最多の新規感染者数にも関わらずロックダウンなどの強制的な行動規制を行なう国は多くありません。

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逆に、英国の様に、過去最多の新規感染者数にも関わらず死亡者数を少なく抑えられているとして、感染対策は基本的な内容に留めて、日常生活や経済活動の振興へと一気に舵を切る国が増えています。
そして、これからは死者数に注目した政策へ移り、やがてインフルエンザと同等の扱い方へとソフトランディングさせる方法を模索していくと思われます。

なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です


Source:#OCHA ( https://www.unocha.org/ )
#COVID19
#オミクロン株


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新型コロナウイルス、都道府県別、週間対比・感染被害一覧表 ( 2022年1月14日現在 )

2022-01-16 22:31:00 | COVID-19 国内状況

  
この一覧表は、各都道府県別に、前週と比較して新規感染者が増えた増加率や、人口あたりの新規感染者や治療中患者数の増加率、人口あたりの死亡者数の増加率など数値で表し、感染被害の深刻度を他の都道府県と比較して理解する助けになります。
さらに 被害と影響が悪い箇所は黄色で欄を塗り、良い結果を出している箇所は薄いピンク色で欄を塗って識別しているので、各都道府県別の医療体制などを勘案すれば、医療機関などが直面している状況や、住民の人々が感じている恐れの度合いも推定する事が出来ます。


『 都道府県別、感染被害一覧 』

昨年の 8月~9月頃と較べると、日本国内、各都道府県共に感染状況はまだ落ち着いた状態と言って過言ではありません。

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ただし、沖縄県では状況が悪化して治療者数や重症者数ともに一気に増えており、米軍キャンプの影響の他に、ワクチン完全接種率が 60%台と他府県に較べて 10ポイント以上低い事、10個以上の島々に分散している事による保険・医療事情も影響もしていると思われます。



『 都道府県別、人口あたり 治療中患者数、重症者数、死亡者数 』

各社メディアは「新規感染者」の人数で比較して、東京都や大阪府などでの感染状況を深刻に伝えていますが、群を抜いて深刻なのは沖縄県です。それは、人口あたりの「感染者数」や「治療者数」を比較すればはっきりと判ります。
特に、今まで以上に多くの感染者を記録する事が予想される “オミクロン株” 感染では、医療や福祉、消防や教育、交通など公共サービスへの従事者の多くが感染者または濃厚接触者として隔離される為、社会機能とサービス全般に大きな影響を与える事が懸念されているからです。

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グラフで示した通り、沖縄県では医療現場や保健所現場にとても大きな負担が掛かっている事がはっきり表れていますし、感染や接触者として社会から隔離されている人々が多く生まれ、様々な社会機能・サービスに大きな影響を与えている事も容易に推定できます。
ただ、感染者の増加と同時に増えている「重症者」は他府県と比較しても多くはなく、現時点では死亡した人が増えていない点は、沖縄県が昨年9月以降に遭遇した高い死亡率と比較して、とても良い傾向と言えます。

一方、大阪府では 重症化率が高く、重症の認定基準を低く設定しているのか、万全の体制で緻密に臨んでいる結果なのか、今後の推移に注視が必要です。
また、米軍基地絡みで話題に上がっている山口県も注視するべきですが、それ以上に基地は無い広島県が沖縄県に次ぐ深刻な状況に陥っている事にも注視して、米軍問題以外の原因があると理解する必要がありそうです。
同様に、数週間に亘り他府県を凌ぐ人口あたりの死亡者数を記録し続けている石川県にも注視すべきですし、群馬県の死亡率の高さにも注意が必要でしょう。

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出典 : 厚生労働省

#COVID19
#デルタ株
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全日本 新型コロナウイルス 治療中および重症患者数など、一週間毎の増加数動向 (2022年1月14日現在)

2022-01-16 22:12:33 | COVID-19 国内状況

『 1月末には 週計 35万人超えも 』

現在、日本国内での新規感染者数は 昨年記録した 一日あたり 2万5千人の域に迫り、それを遥かに超える新規感染者数を記録する勢いで伸び続けています。 そして、加療中の「 治療者数 」は 既に昨年の記録を超えてしまっている事が判ります。

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世界の主要な国々では、過去の記録を大幅に塗り替える勢いで、数多くの新規感染者数が報告され続けており、日本でも同様な感染拡大が起きるとすれば、1月末から2月初にかけて、一日あたり 5万人を超えて 週計で 35万人の新規感染者数が報告される可能性があると判ります。

 

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『 明るい見通し 』

ただし、昨年とは異なり、明るい見通しがあります。それは、一つは ワクチン完全接種者 は “オミクロン株” ウイルスに感染しても 重症化率や死亡率が高くない事で、二つ目は 国民の 約 80%が ワクチンを完全接種を済ませている事。そして 三つ目は COVID-19用に新たに開発された治療薬が登場している事です。
その為、多くの人がワクチン接種を受けられないまま、“デルタ株” に感染して重症化して亡くなった事態と同じ状況とは異なるでしょうし、実際、英国など世界の主要国での重症化と死亡率の傾向で実証されています。

ですから、ワクチンを完全接種、或いは充分な医療体制を受けられる人々にとっては、例え 5万人超/日 の新規感染者数が報告されたとしても、必要以上に恐れる必要は無いと思います。 
この推測の正しさを確認する為にも、次項で掲載した資料の様に、「重症者数」と「死亡者数」の推移をしっかりと注視する事が大切です。



『 直近一週間で 13人の方が亡くなり、重症者数は 144人増えて 233名に 』

次に、新規感染者数よりも、もっと注意すべき「重症者数」や「死亡者数」を確認すれば、一週間で重症となっている人は 38人増えています。ただ、亡くなった人は 一週間で 4人に留まっていて、昨年の10月以降の減少傾向は安定して続いています。

 

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この「重症者数」や「死亡者数」をグラフで表すと以下のグラフの通りで、昨年・2021年の2月や6月、9月当時と較べれば、現状はまだ安定した状況です。また、「死亡者数」の増減は「重症者数」の増減とは一定の相関関係がある事がはっきりしているので、重症になる人を少なくする事が重要だと分かります。

 

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『 追加接種と同等以上に、2回接種の促進が必要 』

既に、ワクチン接種によって感染や重症・死亡率を抑制する効果は主要な国々の感染医療報告で明らかになっています。特に、日本と同様に “ mRNAタイプ ” の ワクチン接種を選択している国々では高い効果を挙げており、高いワクチン接種率の達成と併せて経済回復方向へと舵を切っています。
それ故に、政府は 下がる有効性を補う為に ワクチンの追加接種政策を積極的に発信していますが、私は “ ワクチンの 2回接種 ” の政策も同時に進めていく事を欠かしてはいけないと考えています。

と言うのも、ワクチン未接種者は完全接種者よりも感染率が高い事や、重症化して死亡する率が高い事が 主要国の結果が示しているからです。 つまり、日本国内の 約 20% の人がワクチン未接種ですから、年齢や既往症など関係で接種できない人を除き、2000万人以上の人々が最も感染して重症化しやすい立場にあるのです。
これらの人々の中から一人でも感染・重症化から防ぐ為にも、他者への感染拡大や重症化で医療機関への負担を減らす為にも、追加接種と同時に “2回接種” の促進を行なう事は、社会全体を支える為にも大切だと思います。



出典 : 厚生労働省

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GRA 公式Webサイト 国別閲覧報告 (2022年1月14日 現在)

2022-01-16 00:41:24 | Webサイト 作成日記


通常、GRAの公式Webサイトを閲覧する人(国)は 95%以上は日本からですが、何故か、急に米国からの閲覧が増えていました。
これまでも、フランスやドイツ、オーストラリアやベトナムなど、様々な国からの閲覧はありましたが、殆どの場合は閲覧者は多くはなく、その閲覧時間も短いものでした。
ところが、この一週間、米国から 40件近い閲覧があり、しかも 平均閲覧時間が 32秒と長く、しっかりとページを読み込んでもらえている事が判りました。

 

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どのページの閲覧だったのかは未解析ですが、恐らく、公式Webサイトページに設置した Twitter 等の SNS を通じて ページを紹介して貰えた結果だと思います。
この様な結果は望んでいる事なので、今後共に 世界からの閲覧に応えられる内容のページ制作の励みとなりましたし、この結果を支援して下さっている方々へもお知らせしたかった次第です。

因みに、同じ期間、タイから複数の方が閲覧して下さっているのですが、平均閲覧時間が 4分30秒と 日本国内からの平均閲覧時間の約2倍でした。とても熱心に読み込んでくれています。


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新型コロナウイルス、国別・人口あたり新規感染者数(1月12日現在) / COVID-19 cases per population by country,

2022-01-14 17:48:18 | COVID-19 世界状況

COVID-19 cases per population by country, as of January 12, 2022

世界各国の感染による影響は、人口あたりの新規感染者数【感染密度】を確認すれば、感染や濃厚接触で隔離される人々の割合が分かるので、社会的な影響レベルがより正確に把握できます。


『 世界の国別・日別、感染密度推移一覧表 』
New infection case per popuration by country and day

全世界での新型コロナウイルスによる感染状況は、英国やフランス、イタリア、米国、カナダなどの諸国での感染拡大よる社会的な影響が大きく、西アジア(中東)と中米・カリブ海諸国などでも【感染密度】が高く社会的影響が深刻な感染拡大が始まっています。

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今後の予想は、世界の主要国では昨年多く行なわれたロックダウン政策を採らない国が多い為、感染力が強いと言われているオミクロン変異株の影響と相まって、今後 3週間は新規感染者数は一気に増え続け、更に過去最多記録の更新を続けるでしょう。



『 地域別、感染傾向 』

世界各国の【感染密度】の状況を見れば、深刻なレベルの【感染密度】を記録し続けた英国はピークを過ぎ、代わって米国やスウェーデンが過去最多レベルの【感染密度】を更新し続けています。が、それら以上に注目すべ国は英国を遥かに凌ぐ【感染密度】を記録しているオーストラリアや、このグラフには出ていませんが、フランスやイスラエルでは世界で最も深刻な【感染密度】を記録しています。
そして、それら以外のアフリカ大陸諸国や中央・東アジア諸国の大半では、現在は、比較的低い【感染密度】を保っています。

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< 欧州 / Europe >

欧州は、フランスやアイルランドでの記録的な感染拡大やギリシャやキプロス、バルカン半島諸国などで感染拡大で深刻なレベルの【感染密度】を記録して、全体的に感染被害を増している様子がはっきり表れています。
が、英国やアイスランドではピークを超えて減少を始めている様子が表われており、今後は、2~3週間後には他諸国も同様な状況になる事が期待されます。

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< アフリカ / Africa >

オミクロン株の発見を正直に報告した南アフリカではピークを過ぎた様子です。が、ワクチン完全接種率が 30%に留まっている為か、英国などとは異なる推移を見せています。また、観光立国の島嶼国・カーボベルデは、世界の他の同様な島嶼国と同様に、非常に高い【感染密度】が続く深刻な状況です。

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< アジア / Asia >

高い【感染密度】で懸念される国はイスラエルです。同国は積極的なワクチン接種政策で世界をリードしていますが、ワクチン完全接種率は米国と同様に 60%程度に留まっている為か、民族や宗教的な課題が内在しているのか、米国と同様に急激な感染拡大に襲われています。また、近隣のトルコや島嶼国のモルディブでも【感染密度】が急激に高まり、モンゴルやベトナムでも後を追う様に高まっています。
一報、懸念が報道される国・インドは、オミクロン株の影響と思われる感染拡大が始まっていますが、約 14億人の人口の国ですから、他国と比較すれば決して深刻なレベルの【感染密度】にはなり難いでしょう。

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< 大洋州 / Oceania >

また、人流制限やロックダウン政策で、世界的に最も抑制できた国の一つと認識されているオーストラリアですが、現在、過去最多の新規感染者を記録して、世界最悪レベルの【感染密度】を記録しています。余談ですが、この事と積極的にワクチン接種政策を進めてきた事が、ワクチン接種反対を唱えて各国の感染防止対策に敬意を払わないテニス選手世界一の称号の選手の入国に対して、大会開催を行なう州政府は別として、連邦政府や国民が反感を持ったとしても不思議はないでしょう。

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< 北米 / Northern America >

常に話題に出る米国など、北米2ヶ国は深刻な感染拡大が続き、特に米国はワクチン接種率が 約60%と決して高くない事が影響しているのか、ワクチン未接種者の感染者が多く、感染力の高いウイルスによって過去最多の感染者数を記録しています。そして、医療保険体制に脆弱な面がある事もあってか、多くの死亡者を記録していますが、連邦政府の権限も限られている為、当面は現状のまま推移すると思われます。

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< 中米 / Central America、Caribbean >

懸念されるのは中米のカリブ海諸国と南米諸国です。カリブ海諸国では引き続き深刻な感染状況が続いているものの、メディアで取り上げられる事はなく、世界から忘れられた地域になっています。時折は話題に挙がる南アフリカと較べると、本当に理不尽な事です。

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< 南米 / Southern America >

アルゼンチンで始まった感染拡大の波は徐々に大陸諸国に伝わり、最も人口の多いブラジルでも感染拡大が始まり、今後最も注意が必要な地域の一つです。



なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です


Source:#OCHA  ( https://www.unocha.org/ )
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