COVID-19 Deaths and Number of Deaths per 100 Million by country and day, As of March 30, 2022
『 世界の主要地域別・死者数の推移 / COVID-19 Deaths by major region 』
世界全体の新規感染者数が細かく増減を繰り返しているのと同様に、世界全体の死亡者数は、順調に減少を続けていた先週、一転して急な増加を記録したのですが、今週は 2週間前と同じレベルまで減少しました。 ただし、インドでは急に死亡者数の増加を記録していて、欧州5ヶ国も同様に増加している事から、グラフでチェックしている地域以外、特に南米諸国を始めとした各国で死亡者が減っている事で世界全体での減少に繋がっています。
しかし、現在、死亡者の多さで注意すべき国や地域があります。死亡による被害や不安の程度を示す「人口あたりの死亡者数」【死亡密度】から、韓国が世界で最も深刻で、次いで地中海の国・ギリシャやキプロス、東欧のスロバキアやクロアチア、北欧のラトビアなどが最も深刻な状況になっている事がわかります。
また、地域で最も深刻なのは香港です。人口 740万人の地域で、連日 200人を超える方が亡くなり続けるなど、医療や法事で大変に深刻な状況に陥っている事が明らかです。
なお、今年早々に感染防止規制の緩和策を発表していた英国の【死亡密度】は決して低くありません。また、世界一厳しいと言われた水際対策で感染被害を圧倒的に低く抑えてきたものの、隣国の規制緩和策や国民の反発などにより、9ヶ月かけて行なう予定にしていた緩和策を、一転して 2ヶ月余り短縮したニュージーランドは、世界の トップ10に入る程に高い【死亡密度】を記録するなど、今後の政策と国民の命とのバランスに不安を感じさせられます。
『 国別・日別、死亡者数一覧 / Deaths by country and Day 』
『 人口あたり死者数、国別・日別一覧 / Deaths per 100 Million People by Country and Day 』
人口が異なる国の死者数を比較して話題にする事ほど無意味な事はありません。人口あたりの死者数【死亡密度】を見れば、各国の被害状況がはっきりと理解できます。【死亡密度】の数値に合わせて欄を色分けしてあるので、深刻な状況に陥っている国や地域などがはっきりと識別できます。
なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です
Source:#OCHA ( https://www.unocha.org/ )
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