GRA 公式ブログ・サイト

NPO法人GRAの活動や考えを伝えます

7/13 “わがまま”イベント、開催報告

2014-07-17 20:55:54 | イベント活動・報告
先週末の日曜日・7月13日に、今年2回目の “わがまま”イベントを開催しましたので、その報告をします。


【 総勢 5名 】

2010年以来、イベントを開催する活動は休止して、Webサイトを通じて全国(全世界)への発信活動を充実させてきました。
が、試験的にイベント開催を取り入れる事によって、発信する内容を洗練させる段階が来たと判断したので、こうして試験イベントを開催しました。

最少催行人数は 1名 & 最多催行人数 12名、という企画でしたから、当日の飛び入り参加を含めて、総勢 5名の参加者数は十分な人数でした。


※ 画像は、“わがまま”で出された「トライカーナ」走行練習に、【サークル】理論による解説を交えての走行風景です。コーナーに“基本サークル”が見えるでしょう。


【 “わがまま”の浸透 】

前回・5月に開催した同イベントよりも、“わがまま”の意図が浸透しつつあるのを実感しました。

“わがまま”とは、参加者自身が「 知りたい事ややりたい事を強く求めること 」と、とても簡単な事柄です。

“わがまま”の主張を参加条件にしている目的は二つあります。
一つは、自分自身が求めている事や必要としている事を言葉にして、他の人に発表する事は、練習意識や課題意識をはっきりと意識する事に繋がるからです。
ただ参加して練習して教えてもらう事だけで満足して終わるのではなく、自身の課題や目的を深く考察する習慣が大切だと考えているためです。

二つ目は、他人に対して“わがまま”を主張してカリキュラムを決める過程で、自身の“わがまま”だけでなく他人の“わがまま”と向き合う事で、他人への関与への配慮を深めるためです。


【 一般の講習会との違い 】

一般のオートバイ講習会は、GRA企画の“わがまま”イベントとは大きく異なります。

一般の講習会では、カリキュラムとタイムスケジュールは事前から決まっているため、参加者がやりたい事を受け入れる余地は殆ど無いのが普通です。
小中学校の授業の様に、インストラクター(先生)に言われた通りの時間に集合して、指示されたセクションを走り、指導を聞く、ただそれだけです。

私達・GRAは、過去 20年以上のイベント開催活動を通じて、述べ 2万人以上の参加者の方達と接してきましたが、一般的な講習会形式(学校形式)では、社会が必要とするライダー(社会人ライダー)を育成できないと学び、現在のイベント方式で開催するに至ったのです。


【 今後の予定 】

5月の試験開催以上に、今回の 7月の試験開催では“手応え”を感じましたので、今年中(2014年)に、あと1~2回 の“わがまま”イベントを開催します。

その際、現行の[ 車両レギュレーション ]は適応せず、ライト・メーターなどの安全装備を備え、騒音を発する車両でない限り、どんな車両でも参加可能とします。

また、営利目的の活動ではないので、参加費 : 2500円 は継続し、別途寄付金は自由とします。


【 私達の信念 】

活動目標として発表している事と重複しますが、【 心 】、【 技 】、【 体 】、【 バイク 】の四つの要素をバランス良く上達させる大切さを広める事が、“いつまでも、楽しく、安全なオートバイライフを過ごす”ために大切な事だと考えています。

その四つの要素の中でも、【 心 】の育成が常に優先すべき事ですから、例え 講習会であっても【 心 】を育成するカリキュラム企画を組み入れるべきだと考えています。
また、“わがまま”の発表は、その【 心 】の育成に大いに役立つと確信しています。

そして、多くの人が興味のある【 技 】(テクニック)の習得には、【 バイク 】(オートバイ)のセットアップが欠かせないと考えています。
セットアップとは、オートバイ自体のコンディションを整える事と、ライダーとオートバイとのバランスを整える作業(セッティング)の事です。

ライダーとオートバイとのバランスを最適な状態まで整えれば、自然とオートバイとの会話が深まり、オートバイが“正しい操作”を教えてくれて、【 技 】が身に着くと考えています。
バランスの崩れたオートバイに乗り、怖い想いをしながら懸命に練習しても、危険なだけで得るモノは多くないと考えています。


【 次の機会には 】

私達の活動に対して、日頃から関心を持っている方へお伝えします。

次の“わがまま”イベント開催の際には、どうぞ参加を検討ください。
意識と意欲の高い人であれば、一般のオートバイ講習会では得られない色々な事を得られるでしょう。

また、参加が難しい方は、「 こんな事を解説して欲しい 」とか「 当地でイベント開催を! 」などと“わがまま”を寄せてください。 ( information@gra-npo.org )

そんな“わがまま”がたくさん出る事が私達の活動目標の達成に繋がる事だからです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿