『 新規感染者数、感染密度 共にほぼ収束状態へ 』
感染の “第5波” は、ほぼ全国的に収束したと言えますが、東欧から西欧にかけては新しい “波” で過去最多レベルで新規感染者数が報告され続けています。次の “波” に備えて、長年に亘って課題となっている民間病院での感染治療の拡充を図るのは当然ですが、国民に対して正確な世界的感染状況の説明や、英国を含めて高いワクチン接種率が報告されている西欧諸国での深刻な感染状況の説明を行ない、ワクチン接種の啓発活動を進めていくべきだと思います。
そして、今もなお、マスコミは注目していませんが、亡くなる人の人数と、重症者数が減る人数とがほぼ同数という状態が数週間に亘り続いている事にも注目すべきです。
『 直近一週間で、17人が亡くなり、重症者数が 17人減って 83人に 』
この一週間で17名の方が亡くなり、同じく 重症者の方も 17名少なくなっており、詳細は不明ですが、重症だった方が亡くなったのに相当する現象になっています。
この現象は数週間以上も続いており、重症者用ベッドで闘病を続けている人だけでなく、その方のご家族の方々、そして救うべく治療を続けている医療担当者の方々の心情を考えると、大変に鎮痛な状況が続いています。
そして、今後、新型コロナウイルス感染が再拡大した際、重症と診断された人にとって、新たに現状以上に有効な治療法が確立されない限り、同様な現象が待っている事にもなり得ます。
「新規感染者数」が大幅に減少して、日常生活と経済活動を回復させる為の動きが盛んになっていますが、東欧から西欧の諸国で過去最多の新規感染者数を記録する新たな感染の “波” が発生しており、変異を繰り返しながら感染を広げるウイルスの特性を考えると、また日本国内でも “波” がやって来る事は確実視されます。
感染拡大をしている諸国の実状を見ると、ワクチンの感染接種率を現在の日本以上の 80% 以上達成の国でも感染拡大が報告されており、90%以上を目指したワクチン接種の啓発活動や、重症と診断された場合に待つ深刻な状況の報告など、生活と経済の回復だけでなく、命を守る為の啓発活動が今こそ必要だと思います。
また、一年以上前から検討されて一部では実施されている “下水PCR検査” も、広域の地域の感染状況をモニターする有効な唯一の方法として、感染中心地になり易い 人口密集地域を中心に導入を図るべきだと考えます。
そして、メディアも、単に行政の施策の旗振り役を担うだけでなく、重症となり亡くなっている人の現状や、ワクチンの高接種率を記録している国々での感染状況、そして 現時点で次の “波” に供える為に必要な施策を報道すべきです。
出典 : 厚生労働省
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