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朝4:10に宿へガイドさんがお迎えに来てくれました。
宿からシャトルバス乗り場まではくるまで15分ほど。
やはり縄文杉登山の日は安房に宿泊するのがおすすめです。
わたしはもう登山だし雨だろうし泣くだろうし(笑)で、眉毛描いてマスカラつけただけでいいにしましたが、登山だろうとちゃんとお化粧していく女性なら、その分早く起きないとですし。
宿で注文してくれてあったお弁当(朝ごはん用・お昼ごはん用)を宿の玄関に置いてあるのを忘れずに持って、いざ出発!
始発のシャトルバスは4:40で、乗り場にはすでに人がいっぱい。
この時点ではまだ日も出ておらず、真っ暗!
ただ、シャトルバスに乗っている時間が30分以上あるので、その間に日は出ました。
荒川登山口で、まずは朝ごはん。
そして準備運動と、トイレ。
ここのトイレは普通に水洗で、公園などにあるトイレのイメージそのままです。
まだ5:00過ぎで、 正直言って食欲はないですが、自分の体質上(?)朝ごはんを無理してでも食べないと一日中へこたれる(逆に朝ごはんをがっつり食べておけばそのあと食べなくても夜までいける)のはわかってるので、無理やりおにぎりふたつ詰め込みました。
往復22kmの内大半を占める長い長いトロッコ道の始まり。
いざ!!!
トロッコ。
昔は木材の運び出しに使っていたそうですが、今はトイレの汲み取りのときに動かすそうです。
出発してすぐの分かれ道。
縄文杉の文字を見るだけで、背筋が伸びる思い。
最初の橋。
前週に夢のつり橋に行ってなかったら、ここですでに恐怖ですわたしは(笑)。
でもここは左右に手すり?があるので全然まし!
縄文杉登山コースには手すりのない橋がいくつもありました。
しかも、脚元滑るから気を付けてとか言われて…いやいやいや滑るからってさらっと言われても(汗)みたいなかんじでした(笑)。
ガイドさんからは、とりあえず橋の上から写真を撮りたい時は絶対に足を止めるようにとのこと。
カメラのぞきながら動いて危険な人、結構いるみたいです。
縄文杉登山、最初に遭遇した生き物はかえるでした(笑)。
小杉谷集落を閉めるときの記念碑的屋久杉。
この旅 最初に遭遇したヤクシカちゃん!!
スギの新芽ちゃんたち。
1000年後にこのコたちも屋久杉になります。
(1000年未満のスギは屋久島に生えていても屋久杉とは言わないのです。
1000年未満のスギは小杉。 失礼な話ですよね…。)
なんとこの日はトイレの汲み取り日だったようで、トロッコに遭遇できました! 珍しいそうです。
雨宿りするヤクシカちゃん!
このコ、ここが雨宿りのお気に入りポイントらしく、よくここで雨宿りしているそうです
最初の名前入りのスギ、『大杉』。 (写真に収まらないので上下分割…実際は一本です)
縄文杉登山から帰ってきた今となっては、大杉は細いと感じてしまいますが、この時点では立派すぎて感動!
『三代杉』!
初代が倒れた上に二代目が生え、初代にかぶさる形で二代目が育ったあと、初代は朽ちてなくなり、二代目の切り株の上に三代目が生えています。
ここからはもう時間と混み具合の都合上、とりあえず写真は帰り道にすることに。
長い長いトロッコ道も終わり、いよいよ本格登山。
実は元々悪い膝に加え、右足首も普段から痛みがあるわたし。
この日も右足は膝と足首にサポーターをしていったのですが、トロッコ道が終わる前からすでに足首が痛み始めていました
万が一の時に迷惑をかけるので、不調についてはあらかじめガイドさんにお伝えしてありましたが、実際に痛くなったと言ったら引き返されると思い、結局最後まで平気風を装いました(笑)。
でも、ほんとまさかトロッコ道が終わる前に痛みが出ると思っていなかったので、本格登山に入るときは不安でした~
山道は、花崗岩がむき出しになっているところと登りは比較的歩きやすかったです。
沢のように水が流れているところは、なんだか楽しかったです(笑)。
一回、ぷち沼にはまりました(笑)。
木製の簡単な階段の、片側が崖になっているところがめっちゃくちゃ怖かったです…。
だった幅が45cmくらいしかないのに、手すりもないのに、左が崖なんですもん…。
あれ、わたしより太いひとは身体はみだします(笑)。
トロッコ道が終わった時点で、デジイチはリュックにしまいました。
雨の中、デジイチ持っての本格登山は、初心者にはどう考えてもきついだろうと。
(カメラについては後々書こうかと。)
そして遅れを取り戻すために登山に集中。
写真は帰り道!(防水デジカメはリュックにぶら下げていましたが)
でもそれでも撮ろうと、撮りたいと思った↓
『翁杉』さま!!!
2008年か2009年に倒れてしまった屋久杉。
感動というか、こみ上げるものがあり涙が止まらず…。
1000年単位の年月を生きてきたこの翁杉が、ほんの数十年というわたしの人生が存在する、屋久杉からしてみたら一瞬みたいなタイミングで寿命をまっとうしたんだなと…。
あと数年、早く屋久島に来ていたら、翁杉が立っている姿を見られたんだなと…。
そういう諸々で泣けてしまったのですが、泣いていたらガイドさんに、「初めて見るんですよね?」と言われました
翁杉が立っている姿を知っていて、今の姿を見て泣いている方はけっこういるらしいのですが、初めて見て泣いてる人は初めてですと呆れられました(^^;)
写真はないのですが、実はここまでの間に遭遇した屋久杉の切り株ちゃんのとあるひとつのことがいまだに忘れられません。
あのコがきっと…
(メンヘラとでもなんとでも思って下さい)