ミュンヘンなんて、どこ吹く風

ミュンヘン工科大留学、ロンドンの設計事務所HCLA勤務を経て
群馬で建築設計に携わりつつ、京都で研究に励む日々の記録

吉兆

2005-11-25 08:30:07 | ミュンヘン・TUM
Mr. Santa Claus in shoe store

夕方からかいくんとクリスマスマーケットに向けて準備中の市内へ出かける。

中央駅のサービスカウンターでDBカード申請の手続き。
このカードを提示するとドイツ国内の長距離列車料金がすべて半額になる。学生は100ユーロでこのカードを作ることができるとやまぐちさんから教えてもらったのである。有効期間は一年間。大学が休みになったら電車でドイツ国内を回ろうと計画している。

駅の近くの旅行会社トーマスクックでロンドンまでの航空券の手配。
希望の日程を言って手配してもらったが、最安でもひとり210ユーロ程度かかるとのこと。クリスマスシーズンが近い上にロンドンは税金が高いので、どうしてもそのくらいの値段になってしまうらしい。前日の夜にインターネットで調べた価格よりも70ユーロほど高かったので、その場では買わないことにした。インターネット上で最安だったブリティッシュエアウェイズの窓口はミュンヘン市内には無いそうなので、寮に帰ってからインターネットで予約することに。

マリエンプラッツで冬物の靴下や下着を購入し、そのまま新市役所前の広場へ。
クリスマスマーケット用の露店が広場を埋め尽くしている。ほとんどの露店はまだ閉じたままだったが、中には開いている店もいくつかあって(開店準備中?)、クリスマスツリー用の飾りを売る店や、ソーセージの屋台、グリューワイン(ホット赤ワイン)バーなどが並んでいた。近隣のデパートもクリスマス商戦に向けて着々と準備中だった。カールス広場では仮設のスケートリンクが出来上がっていた。

バイエルン歌劇場の横を抜けて、日本料理の店「キッチョウ」に行く。
歴代AUSMIP生が皆ひいきにしていたというレストランである。「行ったら必ずいいことがあるよ」と去年の先輩から言われていた。僕はてっきり「吉兆」だと思っていたのだが、看板には大きく「喜丁」。店を切り盛りするおばさんはとても威勢のいい人で、僕らがAUSMIP生であることを言って去年の先輩の話をすると、すぐに「あなたたちが今年のAUSMIP生なのね!話は聞いてたわよ。遅かったわね、いつ来るかと待ってたのよ!」。僕らが近々店を訪れることを、帰国前日に立ち寄ったやまぐちさんも話しておいてくれたらしい。料理を運ぶ合間にいろいろと話を聞かせてくれる。日本人同士で親睦を深めるアミーゴの会の話や、家族を連れて店を訪れてくれたAUSMIP生の話、帰国後にコックになったAUSMIP生の話、二カ国目のポルトガルから日本に帰る前にもう一度喜丁に寄ってくれたAUSMIP生の話…。料理もおいしかった。「2月までいるの?またちょくちょく来てよね!」

中央駅の中にあるバーにはしごして、大画面テレビでサッカー中継を観る。
UEFAカップを中継していた。ヘルタベルリン対ランスの試合はスコアレスドロー。続いてキックオフしたモナコ対ハンブルガーの試合を前半終了まで観たところで寮に帰る。

かいくんを部屋に呼んでインターネットで航空券の予約。
僕らは15日にロンドン入りし、16日から19日まではAUSMIP生みんなで市内を周遊する予定。
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