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ミュンヘンなんて、どこ吹く風

ミュンヘン工科大留学、ロンドンの設計事務所HCLA勤務を経て
群馬で建築設計に携わりつつ、京都で研究に励む日々の記録

Ihre Hundlung ist strafbar. (あなたの行為は罰せられます)

2005-07-19 21:28:22 | 留学準備
六時半からNOVA。

今日は久しぶりにレッスンで打ちひしがれた。マンネリ化していたNOVAライフを打破しようと思い、今日はいつもよりも一つ上のゾーンのレッスンを受けてみたのである。

ここでNOVAのクラス編成を説明しておこう。NOVA生にはその英語力に応じて1~7cまでの「レベル」が存在し、各自そのうちのどれかに属している(僕はレベル6)。また、レッスンにはその難易度に応じてA~J?までの「ゾーン」分けがなされており、各レベルごとに二つの「ゾーン」のレッスンを選べるようになっている(僕が選べるのはゾーンDとE)。この「ゾーン」はレベルをまたがって設定されていて、ゾーンDのクラスならレベル7aとレベル6の生徒が混在していることになる。いつも僕はゾーンDのクラスでレッスンを受けていたのだが、今日はゾーンEのクラスでレッスンを受けてみたというわけ。つまりレベル5の学生とのファーストコンタクトである。

今日の先生はレッスン用のブースに入ってくる前からすでにテンションアゲアゲ↑(そうか、これがレベル5の雰囲気なのか…!)。液晶ディスプレイのデザイナー(!)、大学院生、医療関係の研究者(!)と一緒に四対一のレッスン(そうか、これがレベル5のメンツなのか…!)。まずは自己紹介から。二人一組で自己紹介しあって、その後先生に対してお互いを他己紹介しあうというもの。僕は研究者さんと組む。彼は今まで僕がレッスンで一緒になってきた人と明らかに異なるボキャブラリーの豊富さである。他己紹介は先生がポイント制で評価し間違っていたら減点。研究者さんが3ポイントで優勝した。今日のレッスンは犯罪と刑罰について(そうか、これがレベル5の話題なのか…!)。まずは数ある犯罪を山手線ゲーム式に順番に挙げていく。僕は単語が出てこなくて「他人のものを取ってしまうこと」「切符を買わずに乗り物に乗ること」などと回りくどく言っていたら「もっと簡単なのがあるじゃん!」「一言で言って!」と先生に言われてしまう。はじめて耳にする犯罪の名前が先生のメモ書きに次々と書かれていく。日本語で言われれば簡単なことだが、それらを英語で聞くのは初めてだった。その後、犯罪とそれに見合った刑罰についてのディスカッション。どの犯罪にはどんな罰を与えるべきか、二人一組で議論。テキストに挙げられた例文を目で追ってほとんどそのまま使ってしまう自分。見当違いなことをたびたび言ってしまい、首を傾げられることもしばしば…。最後に各自が犯罪と刑罰について自分の意見を述べさせられる。同意する人は挙手して、その人数に応じてポイントがつく。研究者さんは「殺人犯は五年以上服役すべきだ」。まだみんなルールがよくわかっていなかったのか、挙手ナシ。僕は「jay-walk(横断歩道以外での道路の横断)は日本では犯罪ではないから罰しなくてよい(←テキストの例文ほとんどそのまま)」。「そりゃ当たり前だよ~、簡単すぎるからハイ次!」と先生(ガ~ン、当たり前なこと言っちゃだめなの?)。大学院生さんは「万引きした人はお店の人に弁償すべきです」。挙手は反射的に手を挙げた僕だけ。最後にデザイナーさんが「車を盗んだ人は懲役五年にすべきだ」。最後なので景気良く全員挙手。「というわけで優勝者は○○~!でも僕はその意見に賛成できないな~。そういえば以前僕の友達が、(以下省略)。じゃあまたね~☆」みたいな感じでテンション高いままレッスンは終了した。

最近ゾーンDではいつも自分がレッスンをリードしていたのに、初めてのゾーンEは手も足も出せなかった。先生も、「僕らが話し終わるのを耳を澄まして待っていて、文意を好意的に解釈する」という姿勢ではなく、「自分が納得いくまで追求し、膨らみそうもないつまらない話なら聞き流す」。良くも悪くもリアルな会話により近づいている気がする。でもこんな環境を僕はNOVAに求めているんだ!というわけで次回からもこのゾーンのレッスンを受けようと思う。リスニングに関しては大きな問題は感じないけど、ボキャブラリー・判断力・ノリについては今後要努力だ。

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Die Auffuhrung war ruhrend. (演奏は感動的だった)

2005-07-18 21:51:36 | 留学準備
今日はNOVAに行かず。

友達に誘われて東大音楽部管弦楽団のサマーコンサートを聴きに川崎市へ。
一曲目、ドヴォルザーク「序曲 謝肉祭」。軽快で陽気な曲。さわやかなオープニングに心が躍る。二曲目、モーツァルト「交響曲第35番 ハフナー」。繊細でやさしい曲。第二楽章あたりで心地よい眠りに誘われる「おやすみ、モーツァルト…」。休憩を挟んで、三曲目、ショスタコーヴィッチ「交響曲第5番」。これは僕も知っている大好きな曲。聴きながら、頭の中で自然とストーリーが流れていく。革命の理想に燃えて立ち上がり民衆を先導する闘士たちの、栄光と挫折。そして遺された家族たちの悲しみ…。起伏のあるドラマチックな曲展開に触発されて、見たこともないロシア人たちの顔がひとりひとり、それぞれに物語を語りながら脳裏に現れては消えていく。第四楽章で、勇ましくも物悲しいおなじみのフレーズが出てきたときは心が高揚した。金管楽器の猛々しい音に、吹奏楽経験者の血が騒ぐ。

演奏会終了後、せっかくなのでしばし川崎市内を散策。
川崎大師で合格御守りと交通安全御守りを購入。高名な風鈴市は残念ながら見れなかったが、いたるところで風鈴の音が聞こえた。境内の中にあった「車のための」祈祷所の無国籍な建物に絶句。そういえばここ川崎大師は交通安全にご利益のあるお寺らしい。「鶴の池」が亀であふれかえっていて寒気。親亀の上に子亀が乗っているのはかわいいが、それにしても多すぎ。数少ない陸地を奪い合うようにして亀が折り重なっていた。隣接する大師公園は広大な緑地。子供連れの家族や、犬を連れた人でにぎわっている。キャッチボールをする兄弟、シャボン玉で遊ぶ親子、犬の散歩がてら井戸端会議ならぬベンチ端会議をする人々。童心にかえった友達が犬や子供と戯れて楽しそう。ほとんどの犬が放し飼いだけど人懐っこい。毛足の長い小さな犬、大きくていかつい犬、耳の立った国産種などなど、犬種ごとに小さな群れをつくっているようにも見受けられた。どいつもこいつも舌出してハアハアしている。日が落ちてもまだまだ暑い、夏の夕暮れ。
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Dieser Stuhl ist unbequem. (このいすは快適ではない)

2005-07-17 23:12:39 | 留学準備
かわしまくんと朝から某コンペの打ち合わせ。
コンペに二人で挑戦するのは一年ぶり。突拍子もないことをマジメな顔して語り合い、とりあえずの方針が決まる。ここから二人でどう詰めていくかが勝負。一年たってお互いがどれだけ成長できたか。

四時半からNOVA。
今日もまた新しい先生。大学生に見える社会人二人+社会人に見える大学院生で、三対一のレッスン。今日の先生はオーストラリア出身で、どうやら新人さん。僕らよりもずっと緊張しているようで、レッスンの終了時間をメモした紙をしきりに確認している。今日のレッスンはバーベキューに持っていく必要があるものを説明する練習。テキスト(の先生用マニュアル)にしたがって素直に授業は進んだ。僕らはそんなにうまく答えていたわけでもないのだが、「こんなの簡単だよね(わざわざ聞いてごめんね)」みたいな感じでなぜか先生が恐縮していた。しかし、BBQ後にはどんな遊びをするか、という話題になると先生の目がにわかに輝きだした。「オーストラリアではBBQの後には浜辺でクリケットをするんだ~☆」「浜辺でクリケットができるんですか?」と僕が聞き返すと、「砂の上でもできるよ~。時々海のほうに玉が飛んでいっちゃうけど、テニスボールを使うから大丈夫。海にぷかぷか浮かんだボールを泳いで取りに行くんだ。あまりにも沖のほうまで飛んで行っちゃたら危ないから取りに行かないけどね。でも大丈夫。たいてい6個入りのテニスボール缶を持っていくからね~。予備はいくらでもあるよ」それからしばし、アウトドアスポーツ談義に花が咲いた。初対面の人との盛り上がる話題は、こうやってさぐりさぐり見つけていくしかないんだろうな。最後は砂漠の無人島に行くとしたら何を持っていくか、という問いについて二人で自由にディスカッションする練習。本、ナイフ、信号弾、などが話題に上ったところで終了のチャイム。「よい連休を!」という先生に「先生もね!」と返してレッスンは終わった。

レッスン終了後、今日は靖国通りを自転車で走破。
ここで今日のblogタイトルである。僕の自転車、サドルが小さいので二時間三時間も走っているといいかげんビテイ骨が痛いのだ…。かといって立ち漕ぎすると車体が小さいから安定しないし。サイクリングは楽しいけどそれだけが悩みの種。

帰宅してメールチェックすると、さる御方からメールが届いていた。
「そんなに映画が好きなら、以下を見ること。」という書き出しで始まる映画のリスト。いかにもその方らしいチョイスだった。良い機会なのでそれら「必見映画」7本を、観たことあるものも観たことないものもひととおり観てみようと思う。言外に込められた“これらを観ずして(これらを語らずして)映画好きを名乗ることなかれ”というメッセージに少々ビビリつつ…。
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Zeit ist Geld. (時は金なり)

2005-07-16 23:43:59 | 留学準備
四時からNOVA。
今日もまた新しい先生。郵便局に勤めるおばさん、忙しくて今週は平均睡眠時間二時間だったというおじさん、遅刻してきた高校生(制服のブラウスにはなぜか「自由の女神」の刺繍が)と一緒に四対一でレッスンを受ける。今日の先生はオーストラリア出身。口癖は「Good,good,good...」(僕らが質問に答えるたびに、goodを2回~4回繰り返していた)。今日は自分が次の休みに行きたい国とその理由を説明する練習。テキストにしたがって、カナダ・日本・フランス・イタリアそれぞれについて行きたい理由と行きたくない理由を答える。今日の先生は自分が話すときはナチュラルスピードなのだが、僕らの話す英語には甘くてほとんど直してくれなかった。その後二人一組になって、二人の行きたい国が合意に達するまでディスカッションする。僕らの組はオーストラリア(観光地化してるからヤダ)→イギリス(テロがあったからヤダ)→フランス(英語が通じないからヤダ)ときて、最終的にスペインで話がまとまった。サッカーも観れるし建築も見れるしワインも飲めるから、という理由。次にリスニングをやって、答え終わったところで時間が終了。「僕は明日明後日と富士登山に行くんだ~」と言って先生は去っていった。

昨日まででNOVAに10レッスン分通っていたので今日は11レッスン目であった。
僕が申し込んだのはレッスン60回分のコースなので、残りは49レッスンである。今日まで二週間やってきて感じるのは「1レッスン40分」という時間の短さだ。特にここ何回かはレッスンがとても短く感じられ、終了のチャイムに「もう終わりなの?」と驚くことが多い。レッスン人数が多いと、やはりどうしても自分の話す回数は少なくなる。NOVAのレッスンには「グループ」と「マントゥーマン」があって予約するときに選べるのだが、「マントゥーマン」の場合レッスンポイントが3回分消費されてしまうので僕はいつも「グループ」で申し込んでいる。グループで申し込んでいても偶然「マントゥーマン」になってしまうこともあって(その時間帯に他の生徒がいなければ自然とそうなる)、それは「ラッキーマントゥーマン」と通称されている。「ラッキーマントゥーマン」は平日の午前中など発生しやすい時間帯もあるので、今度からちゃんとそういう時間を選ぶようにしよう。初めのうちは意識してそういう時間を狙って予約をしていたのだが、最近少し油断していた。反省。それからもし余裕が出てきたら、一つ上のクラスに移ることも考えてみようと思う。残された49レッスンポイントを有効に使いたい。

レッスン終了後、まだ体力が有り余っていたので東京を自転車で駆け回ってみた。御茶ノ水から白山通りに出て、皇居のお堀を回って東京駅へ。大手町、銀座、有楽町と回っているうちに気がついたら築地にいた。そこから隅田川沿いにサイクリングロードに乗って、浅草へ至る。そのまま合羽橋道具街を駆け抜けて入谷へ。上野へ抜けて「大戸屋」で晩飯を食って、根津、千駄木と走ってから本郷の大学へ戻った。

NOVAの帰りは、なるべく遠回りして今日みたいに自転車で少し走るようにしている。留学までに、英語力つけて、東京のこともいろいろ知って、体もシェイプアップさせるのが目標です。
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Gelegenheit macht Diebe. (盗みは出来心 ドイツのことわざ)

2005-07-15 14:50:49 | 留学準備
十二時半からNOVA。
今日もまた新しい先生。大学生、高校生と一緒に三対一のレッスン。大学生さんは来週試験があるのでただいま試験勉強中。高校生さんは受験生で、昨日期末試験が終わったばかりなのだそうだ。学生さんは忙しい。今日の先生は陽気なアメリカ人。本人曰く、ニックネームはルパンらしい。たしかにもみあげがルパン三世である。今日は機械の使い方を説明する練習。最初に切符販売機の使い方の説明を求められる。First,...、Then,...、Next,...、Finally,...などの表現を使いながら、sequenceにそって説明していく。Don't forget to...というフレーズも織りまぜると、会話にメリハリが出てよい。運賃表はfare chart、硬貨投入口はcoin slotと言うらしい。言われてみれば確かにそうだが、なかなか思いつかなかった。そのほか、相づち表現も随時教わっていく。OK.Got it.とかUh huh...とかSorry?とか。次はテキストに従ってATMの使い方を説明する練習。アメリカのATMは「withdrawl(引き出し)」と「deposit(入金)」の二つのボタンしかないのだそうだ(日本のATMはボタンがたくさんありすぎてよくわからないと嘆いていた)。「アメリカのATMは、カードの取り出し口と現金の引き出し口が離れているせいか現金を持ち帰るのを忘れていく人が多くて、僕はよく放置されたままの現金に遭遇したよ」と語るルパン。それをそのあとどうしたんだ!ほかにATMにまつわる言葉としては、PINが口座番号、four-digit numberが暗証番号のこと。ルパンはどさくさにまぎれて大学生さんのfour-digit numberを聞き出そうとしていた。まじめに答えようとしている大学生さんをあわてて止める。彼は怪盗だから気をつけて!その他、洗濯機の使い方やCDプレーヤーの使い方、自動販売機の使い方、などについて次々と説明していく。自動販売機は最近バリアフリーのためかキーパッドに数字を入力して商品を選ぶタイプが増えてきた。ルパンはこれが苦手らしく、選んでないものが出てきてしまいよくショックを受けているそうだ。ドンマイ、ルパン。
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Was moechten Sie ? (何が欲しいですか?)

2005-07-14 21:36:46 | 留学準備
六時半からNOVA。
今日もまた新しい先生。大学生、熟年紳士、OLと一緒に四対一のレッスン。今日は「我が家に欲しいもの」について説明する練習。まずは自己紹介がてら「あなたはお家の中に何が欲しいですか」という質問に答える。僕は「僕の部屋には本がたくさんあるが、本棚がいっぱいになってしまったので大きい本棚が欲しい」と答えた。ちなみに英語ではいわゆるシステムキッチンのことをa state-of-the-art kitchenと言うらしい。今日の参加者はみんなほとんど言葉に詰まらずにすらすらと答えていくので、テキストの課題がすいすいとこなされていく。レッスンの最後はロールプレイング。それぞれがテキストに書かれた設定通りの人物になりきって自由にディスカッションするというもの。僕は「ゲームと音楽が好きな14歳の息子」の役。家族四人で買いたいものを話し合うという場面設定だ。ちなみにそれぞれがどんな趣味を持っていて何を欲しいかは他の人にはわからないようになっている。まず口火を切ったのはお父さん(役の熟年紳士)。「お父さんは大きな庭が欲しいんだ」「どうして?」と姉(役の大学生)。「大きな庭があれば、休日に家族でバーベキューができるじゃないか」「でもお父さん、家には大きな庭をつくるようなスペースないじゃない」と息子(役の僕)が攻撃。「そうだね。でもお父さん実はもっと大きな家に引っ越そうかと思っているんだよ」「そんなことより、僕の話を聞いて。僕はPS2がほしいんだ。PS2があれば、ゲームもできるし音楽も聴けるよ。いつでも楽しめるし、それに僕だけじゃなくてみんなで使えるんだよ。ねえお姉ちゃんはどう思う?」と姉に援軍を要請する。「私もあなたに賛成だわ。私もDVDで映画が観たいの」「でしょ?PS2なら家で映画も観れるんだよ」「そうか、それならお父さんも賛成だ。PS2を買ってあげよう」「本当?やった~!」しかし姉は続ける「でもPS2だけあっても普通の画面じゃ映画は迫力が足りないわ。だから私はホームシアターシステムがほしいの。字幕付きの映画を観れば英語の練習にだってなるわ」弟の意見に賛同しつつ自分の主張に結びつけるとは、やるな、姉貴。「そうかお父さんだけじゃ決められないな。お母さんにも聞いてみよう。お母さんはどう思う?」満を持してお母さん(役のOL)登場。「私も大きな庭の方がいいわ。だって私パティオに好きなお花を植えて、リラックスできる場所をつくりたいんですもの」お母さんの参戦に劣勢を感じた僕はたまらず賭けにでる。「パパとママの言うことはよくわかったよ。僕も賛成だよ。でも明日は「こどもの日」だよ。僕らの欲しいもの買ってよ~!」一瞬ぽかんとする一同。するとお父さん、「おおそうだったか。よし、わかった、明日は家族みんなでガーデニング用品を見にホームセンターに行こう。お前たち、なんでも欲しいものを買っていいぞ!」「オー、マイガッ!!」一部始終を聞いていた先生、ここで一言「子供たちもよく頑張ったけど、最後はお父さんに従うしかなさそうね」お父さん(を影で動かすお母さん)にうまくやり込められてしまった子供たちなのであった。
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Ein weiches Bett ist nicht gesund.やわらかベッドは健康的ではない

2005-07-13 22:45:13 | 留学準備
昨日予告したとおり、今日もNOVAに行けず。

鈴木研の作業会を途中抜けさせてもらい、午後から北京スタジオの最終講評会。
・北京での出来事について詳しく知りたい方は北京敷地調査報告をどうぞ。

自分の考えてきたこと、わかってほしかったことが、なかなか伝えられずくやしい思いをする。指導してくださった先生がやさしくかけてくれるフォローの言葉が心に痛い。友達がプレゼンをしている間も、穴があったら入りたい気持ち。そのまま心がモヤモヤッとしているうちに講評会は終わり、モヤモヤッとしたまま会場を片付け、モヤモヤッとしたまま友達たちと別れた。そのままモヤモヤッと帰ろうかとも思ったのだが、院生室に顔を出してからと思い大学に戻りかけたところで、同じく北京スタジオを履修していた4年生二人が帰るところに出くわした。この二人もモヤっとした気持ちだったらしく、三人で打ち上げをしようということに。けじめの一杯である。カフェテラス本郷でがっつりと飯を食いながらビールで乾杯。スタジオ課題の反省から始まり、院試のこと、卒業設計のこと、将来のこと、等々について二時間近く話し込んだ。みんな言いたいことを全部言って、すっきり気分が晴れる。本当はスタジオでは先輩風吹かしてもっと4年生を助けてあげたかったけど、こんな感じでお互い意識せずに付き合うほうが僕は性にあってるみたい。今のこの感じ久しぶりだなと思ったら、高校3年生の夏、吹奏楽部員として最後のコンクールが終わった日のあの夜以来だ。北京にも行けたし、彼らのような友達もできた。やっぱりこのスタジオを選んでよかった。
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Ich lese ein interessantes Buch. (私はおもしろい本を読んでいる)

2005-07-12 22:55:41 | 留学準備
NOVAに行かず。
今日はレッスンに行く時間がなさそうなのでもともと予約はいれてなかったのである。明日も朝から予定が詰まっているのでNOVAに行けない。連続試合出場が8で止まる。無念。さっき読書会が終わったので、せめてドイツ語の練習はしようと今単語集を開いているところだ。『今すぐ話せるドイツ語単語集』東進ブックス。毎日のblogのタイトルは今のところ独和辞書かこの単語集の例文から拝借している。今日は第三章「社会生活」の中から「学校」の項を読むことにする。ちょうどよい例文が見つかったので今日もさっそくタイトルに使わせてもらった(本当は過去形にしたいところだが、僕にはまだ無理なので…)。
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Wie ist Ihr Name bitte ? (お名前はなんとおっしゃいますか?)

2005-07-11 23:34:39 | 留学準備
研究室にAUSMIPの「入学許可証」を受け取りに行く。
ちなみにAUSMIPとは、Architecture and Urbanism Student Mobility International Programmeの略で、EUと日本の大学の交換留学プログラムのことである(僕もこのプログラムを利用してミュンヘンとパリに留学するのだ)。許可証の紙面はフランス語で書いてある。これは僕が2月から3月までお世話になるパリのラヴィレット大学の入学許可証らしい。10月から2月までお世話になるミュンヘン大学のものはまだ来ていないようだ。留学先でどのようなことができるのか、僕らはどのような扱いになるのか、まだよくわからないことが多い。去年このプログラムで留学していた先輩を交えた説明会が来週あるので、そのときにいろいろ質問してみよう。

六時半からNOVA。
今日も新しい先生。OLの方二人と一緒に三対一のレッスン。まずは自己紹介から。「私(先生)の名前は○○です」「先生はどこ出身ですか」「オーストラリアだけど、なぜ?」「先生のお名前が珍しかったので」「私の名前はイタリア風の名前なの。両親ともイタリア人じゃないのに」「オーストラリアではポピュラーな名前なんですか?」「いいえ。今まで同じ名前の人に二人しかあったことないわ。どうしてこんな名前付けたのか私にもわからないわ」「…(へえ、そうなんだ)」最後はただ納得して終わってしまった(聞いた手前「でも素敵な名前ですよね」くらい言うのが礼儀だったなと今思えば反省)。今日の授業内容は自分のgoalについて説明するというもの。あれ、これやったことあるよ…しかも四日前だよ。NOVA8回目にして記念すべき初ダブリ発生である(ただし前回はテキストをあまり使わないタイプの先生だったので、授業内容自体は今日も新鮮であった)。今日よく注意されたのはgoalとhopeの違い。goalは自分の努力しだいで達成できるような目標を指し、hopeは自分の力だけでは実現できないような願いを指す。また、特に意識して努力しなくても自然と到達するようなものはgoalとは言わないらしい。そういうのはresultなんだろうな。普段特にgoal定めて生きてないので、「あなたの今週のgoalはなんですか?」という質問に最初困った。でも「ホテルのレストランに昼食を食べに行く」「浅草にひつまぶしを食べに行く」というOLさんたちの答えはOKだったので、そんなに難しく考える必要はなかったみたい。僕は「今読んでいる本を読み終えることです」と答えた。その後、この夏のgoal→今年のgoal→今後五年間のgoal→人生のgoal…といった感じで答えるべきgoalはだんだん大きくなっていった。「僕の今年のgoalは、ミュンヘン留学をこれといった問題なく無事終えることです(成功させる、という単語が浮かばなかった)」と言ったら、「それはどちらかというとhopeね」と言われたので、「自分の研究のためにドイツで建築の情報をたくさん集めることです」と訂正。次は、写真を見ながら登場人物になりきって自由に会話する練習。階段に座って読書をしている外国人に、もう一人の外国人が話しかけている図。goalの表現を使った着地点がなかなか見出せず、最終的にはなぜか二人は一緒に浅草のイタ飯屋に行くことに…。続いて、答えに詰まったときに時間稼ぎをする表現(Hmm...とか。質問されたらとにかく黙っていてはいけないのだ!)と相手に合いの手を入れる表現(Oh yeah?=マジで?など)を習う。最後に今日の復習。僕らの発言の中から典型的な間違いを先生がメモしてくれていて、どこが間違っていたのかを皆で一つ一つ確認。終了のチャイムが鳴ってもキリのいいところまでレッスンを続けてくれたし、今日の先生もとても良心的な人だった。
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Bist du schon satt ? (もうお腹いっぱいですか?)

2005-07-10 16:32:11 | 留学準備
十二時半からNOVA。
今日はまた新しい先生。時間がよかったのか、運良く一対一のレッスンである。今日は自分が住んでみたい外国の都市について説明するレッスン。タイミングよくイギリス出身の先生だったので、嬉々としてこの春旅行してきたばかりのロンドンの話をしてしまった。トットナムコートロードでミュージカルを観た話、電車でニューカッスルまで日帰りした話…。NOVAに来て初めてNorman FosterとRichard Rojarsを知っている先生に巡り会えたので、さらにうれしい。ロンドンにおける二人の代表作であるスイスReとロイズのことも知っていて、「ロイズはかっこいいよね。スイスReはエロチック・ガーキンと呼ばれているよ」と教えてくれた。ちなみに先生はイギリス北部のレスター出身らしく、僕がニューカッスルまで電車で6~7時間かかったという話をしたら、「君はずいぶん遅い電車に乗ったね。普通は4~5時間で着くよ」と言って北部の交通事情などについて教えてくれた。「なぜニューカッスルに行ったの?」「『シーズンチケット』という映画を観てからニューカッスルのシアラー選手のファンになったので、サッカーの試合を観に行ったんです」「その映画知らないな。誰がシアラーを演じたの?」「あまりメジャーな映画ではないかも知れません。シアラーは本人が演じていました。主人公は子供たちで、スーパースターの彼に会いにいく話です」「へえ、じゃあシアラーはちょい役だね」その後、ロンドンからベルリンまで一日かけて電車で移動した話をして先生を驚かせているうちに(「そりゃあ、お金も時間もかかったでしょ!」「ええ。飛行機なら2~3時間でもっと安く行けますからね。でも車窓から眺める景色は素敵でしたよ」)、時間が来てレッスンは終わり。ミュンヘンはミュニック、ケルンはクールンとぞれぞれ英語で発音することを教えてもらったのは収穫。いちおうテキストに従ってリスニングや発音練習もこなしたが、どうも今日は自分だけがしゃべりすぎたかもしれないと反省。1の質問に対し5も10も答えているうちにレッスンが終わってしまった印象。

レッスン終了後、三省堂書店の語学センターでドイツ語の辞書を物色。棚にある辞書を片っ端から手に取って感触を確かめた末、白水社の「パスポート独和辞典」を購入した。決め手は、名詞の見出しに必ず定冠詞が添えられていること。ドイツ語の名詞には男女の「性」があるので、頭に着く冠詞も性ごとに異なる。辞書を引くたびにそれを意識できるのはありがたい。もう一つの決め手は持ち運びやすさとデザイン。パスポート、よりはさすがに大きいが、鞄に常備しても苦にならない重さの、ワインレッドのきれいな表紙である。ちなみにドイツ語でパスポートはder Passというらしい(巻末付録の和独索引より)。

昼飯をまだ食べていなかったので、神田古書センターの二階の欧風カレー専門店Bondyでビーフカレーを食べる。初めて来てみたのだが、カレー以外にもふかしたジャガイモの小玉が四つもついてきてお腹いっぱい。以前に友達が「カレー激戦区の神保町界隈で一番おいしいカレー」と言っていたとおり、うまかった。中辛を頼んだのだが、そこはかとないこの甘さは、いろいろなものが溶け込んでるからなのだろうな。
食後、折りたたみの小さい自転車で何軒か古本屋をはしごして、しばし「大学生気分」にひたる。
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