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ミュンヘンなんて、どこ吹く風

ミュンヘン工科大留学、ロンドンの設計事務所HCLA勤務を経て
群馬で建築設計に携わりつつ、京都で研究に励む日々の記録

Bier,bitte. (ビールください)

2005-07-09 22:17:01 | 留学準備
12時半からNOVA。
今日はまた新しい先生。NOVA30回目のOLと一緒にレッスンを受ける。今日は人のpersonality(性格)を説明する練習。テキストどおりにレッスンは進む。知人三人についてそれぞれ説明しなさいという課題が出たので、とっさに思いついた大学の先生+親しい友人についてテキストを参考にしながらその性格を説明する。一人目はtalkative(おしゃべり)なのだが、very uptight(厳格)でもあるのでときどきselfish(自分勝手)。二人目は基本的にeasy going(楽天的)かつoutgoing(社交的)なのだが、serious(真剣)な面もあり、テニスが得意。三人目はshy(恥ずかしがり)でconsiderate(思いやりがある)なのだが、時にserious(考えすぎ)になりがちなので、僕はその人にtake it easy!(気にすんなって!)とよく言ってあげます。といった感じ。その後、警察官・ウェイター・校長・ミュージシャンそれぞれの職業に適したpersonalityについて生徒同士で議論しなさいとの課題。「ミュージシャンはときにselfishじゃないと生き残れない!」とかなんとか。その後リスニングの課題をそつなくこなし、最後は有名人のpersonalityを(想像して)説明せよとの課題。OLさんが「ヒデキマツイはどんな性格してますか?」と聞いてきたので、「彼はtalkativeでoutgoingな性格かつ野球に対してはseriousでconsiderateなので、みんなから愛されているんだと思います」と説明。次に僕が「ヒカルウタダはどんな人ですか?」と聞いたら、OLさん、少し考えてから、「彼女はoutgoingでfunnyな面が強調されやすいのですが、voluntaryなところもあります。」と素敵な答えを返してくれた。

夕方からはオオタさんを囲んでバンハムの読書会。今日も活発かつ和やかに進んだので幹事としてはホッと一安心。その後いつものように根津に繰り出す。この読書会、実はここからが本題だったりするので奥が深い。ビール片手に参加者みなありったけの情報を吐き出して密度の濃い時間が流れた。
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die Berliner Mauer (ベルリンの壁)

2005-07-09 00:04:15 | 留学準備
五時からNOVA。
バンビでのんびり飯を食っていたらギリギリになってしまったので結局地下鉄で教室へ。この時間は空いていたようで、今日は図らずも一対一のレッスンだった(ラッキー!)。先生は昨日と同じアメリカ人。どうやら「議論」をする練習をさせようとしているらしく、僕が話すことにいちいち反論してくる。留学先で学生と議論するためにNOVAに来た、という僕の目的をよく理解してくれているのだろう。サッカーは面白いかつまらないかという議論の中で、アメリカでなぜサッカーがメジャースポーツになれないかという話題になった。サッカーはテレビ中継に適さないのだという。僕が「サッカーは試合時間が決まっているからむしろ中継に適しているのではないか」と反論すると、「ハーフタイムだけの集中コマーシャルでは番組制作費がまかなえない」と彼は言う。日本ならNHKのようにCM無しで中継できる局が存在するがアメリカには公共放送はないのだそうだ。さらに「サッカーは愛国心をあおりすぎる」と彼は言う。02W杯のイタリア対韓国や05アジア杯の日本対中国を例に挙げる彼には、僕も「確かにそれはサッカーのダークサイドだ」と認めざるを得なかったが、「真のフットボールファンは国家に対してpatriotなのではなく、本来はチームに対してpatriotなんだ」と一矢報いておいた。そのほか、日本語の効果的な習得法などについて議論。なかなか手ごわかった。最後に「ときおり文法に小さな間違いがあるが、発音も文章の組み立てもとてもよい」とありがたい言葉をいただく。リスニングに不安があることを言うと、「英語は世界中で少しずつ違うから、いろいろな人の話す英語を数多く聞くしかない。レッスンのほかにも映画や音楽で耳を慣らしたらどうか」とアドバイスされる。発音もリスニングもrepeat、繰り返し学習が大事だよ、と締めくくられレッスンは終わった。終始自由会話のようでいて実はちゃんとテキストの内容も踏まえてるし、この先生なかなか教え方がうまい。

帰宅後、借りていたビデオ「トンネル」を観る。
昨日に引き続き東西ベルリンの話だが、今回はベルリンの壁ができた当初の話。トンネルを掘って西から東へ亡命した実話をもとにしている。東側の住民が駆り出され一つ一つ石を積んで壁を作るシーンが印象的だった。この壁はすべて人間の手でつくったものなんだなという滑稽さと怖さを感じる。テレビシリーズを再編集したものらしくあらすじを追っている感は否めなかったが、パッケージ写真にもなっているフリッツィとハイナの壁越しの別れのシーンは迫力があった。西側からトンネルを掘る主人公ハリーと、東側に取り残された恋人ハイナを助けるために協力するフリッツィ。しかしハイナはフリッツィからの手紙に登場するハリーの存在が気になり、トンネルの完成を待てず地上から脱出を強行。フリッツィもその場に駆けつけるがすぐさま衛兵に見つかりハイナは壁の東側で射殺。フリッツィは西側から壁越しにハイナのうめき声をたどり、壁にすがりついて泣き崩れ、姿の見えないハイナに壁越しに呼びかける。「ハイナ、そこにいるの?私の声が聞こえる?ハイナ…」ちなみにその後ハリーとフリッツィはハイナが心配したとおりにくっついてしまう。なんだかハイナがかわいそう。
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die Mutter (お母さん)

2005-07-08 02:30:11 | 留学準備
はじめまして。僕は大学院で近代建築史を専攻している学生です。
10月からミュンヘン工科大学に留学することが決まり、今はその準備やらなんやらで大忙しです。そんな僕の日常を、日々の反省も兼ねて振り返るブログです。
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三時からNOVA。
今日で四回目のレッスン。交通費節約のため大学から自転車で走ったら15分で教室に着いた。健康のために次回からも自転車で来ることにしよう。今日はまた新たな先生。いつもよりも若干発音や文法に厳しめ。自分の発したたいした内容でもない文章を何度も言わされるのは苦痛だが、こういう訓練をしたくて入学したのだから仕方ない。むしろ今日の先生は良心的だと思うことにする。

終了後、青山の東京ドイツ文化センターへ。
GOETHE-INSTITUTの窓口で七月末から始まる集中講座を申し込む。ドイツ外務省の外郭団体が主催する「もっとも公的な」ドイツ語教室である。まったくの初心者なので一番下のコースを薦められる。それでも普通は大学でドイツ語を履修していた人が対象らしい。教科書が薄いので一安心。ドイツ語に慣れるのが目標である。

帰宅後、借りてあったビデオ「グッバイ、レーニン!」を観る。
この春ベルリンに旅行していたので、知っている風景がけっこう出てきた。アレグザンダー広場、世界時計、テレビ塔。映画全体を流れる切ない感じがとても心地よかった。ドイツ語に触れるという目的もあったのだが、聞き取れた単語は「グーテンターク」「ダンケシェーン」「ムッター(お母さん)」くらい。まだまだ道のりは遠い。恋人のララとアレックスが廃ビル屋上の鉄筋がむき出しになったスラブに腰掛けて、統一された夜のベルリン市街を並んで見下ろす場面が素敵だった。「あなたのお母さんにも見せてあげられたらいいのに…」
本編終了後のスタッフロールで流れた音楽がとても余韻があって良かったので、今度サウンドトラックも借りて聴いてみようと思う。
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