朝、かわしまくんと駅で別れ、僕は青山の東京ドイツ文化センターへ。
九時半からセンター内のゲーテ・インスティチュートでドイツ語講座。
受講しているのは、初歩の中の初歩のVorkursというクラス。夏季集中講座で毎週土曜日に開講される。男女比は4:1くらい。事前にテキストを完璧に予習していったのだが、その必要はなかったみたい。きわめてアットホームな講義であった。ただし日本語は一切なし、ドイツ人講師はドイツ語とジェスチャーでテキストの内容を説明する。話している文章はわからないものも多いが、ニュアンスや表情で判断しながら講義は進む。ドイツ語って発音がシャープで心地よいなあ。今日の内容は挨拶と簡単な自己紹介のやり方。決まった表現を復唱して応用するだけで、難しい文法事項は一切出てこない。辞書さえ持ってきていない人が多いような、そんな講座である。Guten Morgenに始まり、Gute Nachtに終わる一連の挨拶を習った後は、自分の名前を言う練習。「あなたの名前は何ですか?」「私の名前は・・・です」という会話のキャッチボールを、16人で輪になって実際にキャッチボールをしながら練習。その後「え、ごめんなさい。もう一回言ってもらえますか?」という表現を習ってから、教室内を歩き回って出会った人の名前を聞く練習。相手に名前をきちんと覚えてもらえたら「Ja genau!(そう、その通り!)」。次は写真を指差しながら自分の家族を紹介する練習。名詞の性に対応して冠詞が変化する以外は、これも簡単な例文。MhmとかAh,mhmとかAhaとか相槌を入れると良いらしい。ここで一旦休憩をはさみ、後半は数の数え方からスタート。家族の呼び方もそうであるが、つづりを見なければ、発音自体は英語に似ているものも多い。神経衰弱や足し算引き算のゲームをしながら、とにかく何度も数字を口に出して読むことで体に覚えさせていく。最後に今日習った表現(挨拶、名前を言う、年齢を言う)を使って、グループごとに短い寸劇を作る課題がでる。僕が書いた脚本はこんな感じ。
(リョウコがヨウスケたちのそばをたまたま通りかかる。)
ヨウスケ 「やあ、こんにちわ」
リョウコ 「こんにちわ、ヨウスケ」
ヨウスケ 「これは僕の妹のアキだよ。彼女は17歳なんだ」
リョウコ 「こんにちわ、アキさん」 (やさしく微笑みかけながら)
アキ 「こんにちわ、・・・こちらはどなた?」 (と言ってヨウスケを見る)
リョウコ 「私の名前はリョウコよ」
ヨウスケ 「彼女は僕の友達のリョウコ。20歳だよ」
アキ 「こんにちわ。リョウコさん」
リョウコ 「こんにちわ」
(リョウコ 腕時計をちらりと見て、急いでいたことを思い出す。)
リョウコ「ごめんなさい(もう行かなくちゃ)。バイバイ!」
ヨウスケ、アキ「バイバイ!」
休憩時間に話していて驚いたのだが、リョウコさんも十月からミュンヘン大学に留学するらしい(僕はミュンヘン工科大学)。僕と同じ修士一年生で、第二外国語がフランス語だったところまで同じである。ドイツ語は苦戦しているようだが、社交的で生活力のありそうなイケイケのお姉さんなのできっと大丈夫だろう。
同じ講座に出ていた家具デザイナーの人と帰りの電車で一緒になる。今は家具の道に進んでいるが、もともとは、僕もよく知っている大学の建築学科の有名な研究室出身らしい。意外に共通点が多くて話が弾んだ。大学時代の彼女は世界をまたにかけるバックパッカーだったらしいが、ドイツはあまり行く機会がなかったので、ワーキングホリデーでドイツへ行ってデッサウのバウハウスを訪ねてみたいそうだ。ドイツに行きたい、という同じ志を持った人たちと話すと元気が沸いてくる。
九時半からセンター内のゲーテ・インスティチュートでドイツ語講座。
受講しているのは、初歩の中の初歩のVorkursというクラス。夏季集中講座で毎週土曜日に開講される。男女比は4:1くらい。事前にテキストを完璧に予習していったのだが、その必要はなかったみたい。きわめてアットホームな講義であった。ただし日本語は一切なし、ドイツ人講師はドイツ語とジェスチャーでテキストの内容を説明する。話している文章はわからないものも多いが、ニュアンスや表情で判断しながら講義は進む。ドイツ語って発音がシャープで心地よいなあ。今日の内容は挨拶と簡単な自己紹介のやり方。決まった表現を復唱して応用するだけで、難しい文法事項は一切出てこない。辞書さえ持ってきていない人が多いような、そんな講座である。Guten Morgenに始まり、Gute Nachtに終わる一連の挨拶を習った後は、自分の名前を言う練習。「あなたの名前は何ですか?」「私の名前は・・・です」という会話のキャッチボールを、16人で輪になって実際にキャッチボールをしながら練習。その後「え、ごめんなさい。もう一回言ってもらえますか?」という表現を習ってから、教室内を歩き回って出会った人の名前を聞く練習。相手に名前をきちんと覚えてもらえたら「Ja genau!(そう、その通り!)」。次は写真を指差しながら自分の家族を紹介する練習。名詞の性に対応して冠詞が変化する以外は、これも簡単な例文。MhmとかAh,mhmとかAhaとか相槌を入れると良いらしい。ここで一旦休憩をはさみ、後半は数の数え方からスタート。家族の呼び方もそうであるが、つづりを見なければ、発音自体は英語に似ているものも多い。神経衰弱や足し算引き算のゲームをしながら、とにかく何度も数字を口に出して読むことで体に覚えさせていく。最後に今日習った表現(挨拶、名前を言う、年齢を言う)を使って、グループごとに短い寸劇を作る課題がでる。僕が書いた脚本はこんな感じ。
(リョウコがヨウスケたちのそばをたまたま通りかかる。)
ヨウスケ 「やあ、こんにちわ」
リョウコ 「こんにちわ、ヨウスケ」
ヨウスケ 「これは僕の妹のアキだよ。彼女は17歳なんだ」
リョウコ 「こんにちわ、アキさん」 (やさしく微笑みかけながら)
アキ 「こんにちわ、・・・こちらはどなた?」 (と言ってヨウスケを見る)
リョウコ 「私の名前はリョウコよ」
ヨウスケ 「彼女は僕の友達のリョウコ。20歳だよ」
アキ 「こんにちわ。リョウコさん」
リョウコ 「こんにちわ」
(リョウコ 腕時計をちらりと見て、急いでいたことを思い出す。)
リョウコ「ごめんなさい(もう行かなくちゃ)。バイバイ!」
ヨウスケ、アキ「バイバイ!」
休憩時間に話していて驚いたのだが、リョウコさんも十月からミュンヘン大学に留学するらしい(僕はミュンヘン工科大学)。僕と同じ修士一年生で、第二外国語がフランス語だったところまで同じである。ドイツ語は苦戦しているようだが、社交的で生活力のありそうなイケイケのお姉さんなのできっと大丈夫だろう。
同じ講座に出ていた家具デザイナーの人と帰りの電車で一緒になる。今は家具の道に進んでいるが、もともとは、僕もよく知っている大学の建築学科の有名な研究室出身らしい。意外に共通点が多くて話が弾んだ。大学時代の彼女は世界をまたにかけるバックパッカーだったらしいが、ドイツはあまり行く機会がなかったので、ワーキングホリデーでドイツへ行ってデッサウのバウハウスを訪ねてみたいそうだ。ドイツに行きたい、という同じ志を持った人たちと話すと元気が沸いてくる。
