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ミュンヘンなんて、どこ吹く風

ミュンヘン工科大留学、ロンドンの設計事務所HCLA勤務を経て
群馬で建築設計に携わりつつ、京都で研究に励む日々の記録

パリをぐるぐると

2006-03-06 07:44:39 | パリ・EAPLV
昨日はカルトミュゼの一日券を使って市内の美術館を回った。
ノートルダム寺院では塔に登るための長蛇の列にうんざりし聖堂の内部でミサを聞く。ポンピドゥーセンターで僕がむき出しにされた設備配管の説明をしたら「人間の欲望を表したわけですね」と思いがけないあいづちをうたれ、派手派手しい配色も妙に納得してしまった。ルーブル美術館は閉館間近だったのであまり観れず。みうらさんと待ち合わせてみんなでライトアップされたエッフェル塔に登る。遠くから見ているときはライトアップのされ方が気持ち悪いと思ったけれど、近づいてみると構造の一本一本までに敬意を払っているような照明の当てられ方だったので思わず嘆息。近くで見るほど良い。四人でパリ大学の近くで夕食をとる。ムール貝の酒蒸しが鍋に山盛り。

今日は月初めの日曜日なので美術館が無料。
まずルーブル美術館をぶらぶら見る。目的がないととても回りきれないと思ったので、イタリア絵画のコーナーを集中的に観る。オルセー美術館はあまりにも込んでいたので避けて、ムーランルージュの場所を確認してからモンマルトルの丘に登りパリ市内を一望。訪ねてきたかばさわくんたちと寮で合流し、食堂で晩飯を食べた。飯を食っているうちに他のAUSMIP生たちとも再会し、一時的に僕の部屋の中が満杯になる。くろさかくんたちがお土産に持ってきてくれたミュンヘン産アウグスティナービールで乾杯。

部屋に帰ってから今日観たパリについて三人で語りあう時間が楽しい。
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パリ大学じゃないよ

2006-03-04 08:55:02 | パリ・EAPLV
夜行で到着したくろさかくんすがおさんをシテ寮に迎える。

二人に部屋で休んでもらった後、一緒に学食で昼飯を食べ、寝袋を買いにフォルムデアレのショッピングセンターへ。その後ルーブル美術館をスタート地点にしてパリの中心軸を西に向かってひたすら歩いた。凱旋門に到着したところで展望台に登り、パリの街を一望。ワールドカップの前までは新凱旋門以外ほとんど更地だったはずのラデファンス新都心は、今では高層建築がびっしりと立ち並んでいた。エッフェル塔に照明が灯る頃に凱旋門を降り、パリ東のベルシーまで地下鉄で。ここも再開発が進む地区で、ゲーリーのアメリカンセンターや、屋上緑化された総合体育館、大蔵省新庁舎、ドミニク・ペローの国立図書館などを観る。

今朝夜行でパリに着いたくろさかくんたちは、はじめ僕の寮の場所がわからず、しかも携帯がチャージ切れで僕と連絡も取れず、パリソルボンヌ大学の事務所まで僕の居場所を聞きに行ったそうだ。建築学科の場所を案内され身分照会したものの「そんな名前の学生は知らない」と言われ途方にくれていたそう。たらいまわしにされて終いには経営学科の事務室にまで連れて行かれたらしく…。その後パソコンのメールで連絡が取れて二人とは無事に合流できたのだけど、留学してもいないパリ大学に思いがけず名前を刻んでしまった(笑)。二人は朝から歩き通しで疲れたらしく、今は寝袋に包まって僕の部屋でぐっすり寝ている。おつかれさま。

ちなみに僕が今留学しているパリの大学は、パリ・ラヴィレット建築大学です。
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パリを歩き回る

2006-03-03 08:45:37 | パリ・EAPLV
今日は建物の位置関係を把握しようと思ってパリ市内を歩き回った。

ノートルダム駅で地下鉄を降りて、大聖堂の周りを散策。聖堂やセーヌ川にかかる橋をスケッチしている人がたくさんいた。軒を連ねるカフェを一軒一軒探りながら、ボザールのある方向に川沿いを歩く。大学が近い学生街で、いわれのあるカフェが点在する。サルトルとボーボアールが逢引に使っていたというカフェを目指したが、メニューが高かったので断念。その近くにあった雰囲気のよさそうなカフェに入りオムレツを食べる。カフェオレを飲み終わってから再びシテ島に戻り、そのまま北上してパリ市立劇場へ。コンテンポラリーダンスを上演する劇場として有名なのだが、面白そうな公演はすべて売り切れ。二週間以上先まで予約で埋まっているとのことだったので、パンフレットだけもらって帰る。日が落ちかけてきたのでポンピドゥーセンターへ。以前パリに来たときには改修中で近づけなかったので、ようやく出会えたという感じ。レアールのショッピングセンターを通って、川沿いにボザールの校舎を見ながら、ルーブル美術館中庭へ。さらにオペラガルニエに向かってオペラ大通りを北上。そこで時間切れとなり、地下鉄でポンピドゥーセンターへ戻り、地下のライブホールでコンテンポラリーダンスを観る。

パリでの生活は、一ヶ月間ずっと旅行者気分のままかもなあ。
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パリの、ふーむ

2006-03-02 18:13:25 | パリ・EAPLV
Cite Internationale Universitaire de Paris

今朝、シュトゥットガルトからの夜行列車でパリ東駅に着いた。
そのままシテ・ユニヴェルシュテールに移動。自分が入居する棟の名前をメモしてこなかったという失態がありながらも、やさしいフランス人たちに助けられながらついさっき自分の部屋にたどり着いたところ。部屋がなんだか汗臭いのでさっそくファブリーズをシュシュッと…。シャワー・トイレは共同だけど、シャワー室には浴槽もついている。部屋の中は木製のインテリアが一通り揃っていて、電話も標準装備。インターネットもケーブルを差し込んだらすぐにつながった。今計ってみたら部屋の広さは2.5m×4.5mくらい。壁が斜めに倒れこんでくる最上階で、こじんまりとしていて、床は板敷き。コンセントは少なく、家具は年季が入って色あせている。パリに隠れ棲んでいるような感覚。寮のオフィスで最初「Do you have フーム?」と聞かれ、何のことか分からず「フームってなんですか?」と聞き返したら、ルーム(部屋)は確保してあるのかという問いだった。Rの発音がハヒフヘホ。英語は想像以上に通じないけれど、今のところ出会った人は皆親切。フランス語でいろいろと説明してくれる(よくわからないけれど)。お礼を言いたくてもとっさにメルシーが出てこなくて「ダ…、サンキュー」なパリ一日目である。

荷物の整理もついたので、これから少し散策してきます。
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