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ミュンヘンなんて、どこ吹く風

ミュンヘン工科大留学、ロンドンの設計事務所HCLA勤務を経て
群馬で建築設計に携わりつつ、京都で研究に励む日々の記録

『The Brits who Built the Modern World』を観る

2014-08-12 00:38:23 | 東京・資格学校
風邪薬を飲み、家で横になって過ごす。

BBCのドキュメンタリー『The Brits who Built the Modern World』を観る。「Brits」とはイギリス人のこと。のちに「ハイテック」と呼ばれることになる、1930年代生まれの英国人建築家世代のキャリアを追った建築ドキュメンタリーだ。今年の春にBBC Fourで放送された各回60分全三回のシリーズだが、ロンドンからの帰国直前の時期だったので見逃していた。



番組中ではNorman Foster、Richard Rogers、Michael Hopkins、Nicholas Grimshaw、Terry Farrellが一堂に会し、自らのキャリアと合わせて同世代のハイテック建築家たちとの邂逅を語る。2014年3月11日にはRIBAでこの5人とPatricia Hopkinsが揃った豪華なレクチャーが開かれた。

番組は全三回であるが、今日はその一回目「The Freedom of the Future」(1960-1970年代)を3回リピートして視聴してしまったので、残りの2回「The Power of the Past」(1980年代)、「The Politics of Power」(1990-2000年代)はまだ観ていない。

AA Schoolやアメリカ留学といった共通項によって出会った彼らは、「北部出身」「イタリア系移民」などそれぞれにある種の「アウトサイダー」であった。60年代当時建築学科を出た学生たちは公共機関の建築部門に就職することが一般的だったが、彼らは始めから在野で独立独歩の道を選ぶ。キャリアの初期は各々にパートナーシップを組みハイテックなビジョンの実現に共闘し(FosterとRogersの「Team 4」、FosterとHopkinsの「Foster and Associates(初期)」、GrimshawとFarrellの「Farrell/Grimshaw Partnership」)、やがてそれぞれのスタイルを確立し袂を分かつ過程が第一回では描かれる。彼らハイテック世代を魅了した建築体験のひとつとして、1951年の「Festival of Britain」(1851年の万国博覧会から100週年を記念して開かれた博覧会)の仮設建築物Dome of DiscoveryとSkylon、そしてアメリカで出会った新しい文化と資本主義社会いわば何もが”CAN DO”のダイナミズムが挙げられる。同世代の建築家・エンジニアとしてAnthony Hunt、Renzo Pianoらも時代の空気を証言する。番組のハイライトのひとつはポンピドゥー・センターで、RogersがPianoと組んで(「Piano+Rogers」)提案し「Unbuildable」とも言われたコンペ案が実現されるまでを追う。ときを同じくしてFosterのSainsbury Centre for Visual Artsも竣工するが、Willis Faber & Dumas社ビルを担当していたHopkinsはすでにFosterを離れ、妻Patriciaと合流してHopkins Architectsを興していた。その処女作とも言えるHopkins自邸を紹介する映像が美しい。

ホールデンから聞いた彼のキャリアを思い出す。Fosterのもとで70年代から80年代にかけて働きキャリアを形成した彼であるが、その前にはPiano+Rogers、そしてFarrell/Grimshaw Partnershipでも働いていたことがあるらしい。ポンピドゥー・センターの真っ白なパースを何枚も描いていたという話や、Farrellと仲違いして事務所を飛び出さざるを得なかった若き日の話を聞いたことがある。Future Systemsのヤン・カプリッキーも似た経歴をたどっている。ホールデンだけでなく、当時イギリスの若い建築家たちはハイテック建築家たちのもとへ集いそして渡り歩いたのかもしれないと思った。

夜、体調が戻ってきたので、今日資格学校へ行って自習するつもりだった製図の学習(宿題)をこなす。
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夏風邪

2014-08-10 23:59:59 | 東京・資格学校
朝から荒れた天候も、昼ころには回復。昼過ぎから自動車教習所へ。予定されていた高速道路教習は夏休み渋滞のため中止になり、一般道の路上教習と高速走行のシミュレーター教習に振替となる。代わりに、卒業後に使える高速教習補講の無料券をもらえた。教習後、夕方から効果測定(学科の模擬試験)。合格し、卒業検定の受検資格を得る。ここ数日体調が思わしくないので診療所に寄ってから帰宅。微熱もあり夏風邪との診断であった。
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バレエ・リュス展を観に行くなど

2014-08-09 23:59:59 | 東京・資格学校
朝から奥さんは自動車教習所へ。僕は昼まで睡眠。奥さんと合流して昼飯を食べてから、午後は国立新美術館へ『魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展』を観に行く。奥さんは講演を聴きにすでに何度か訪れている。『サドコ』作中のナターリヤ・ゴンチャローワによる衣装「イカ」が奥さんの一押しであり実際とてもよい。スポーツ用品店に移動して、奥さんのバックパックを物色してから帰宅。
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縦列駐車教習など

2014-08-08 23:59:59 | 東京・資格学校
昼から自動車教習所へ。三人で教習車に乗り挟路での路上走行教習および危険箇所の注意点デイスカッションのあと、所内で縦列駐車の講習。指定教習所のカリキュラムは定められた内容に厳格に従っているようだが、一時間だけ特別項目という科目があり、地域性に合わせた教習内容を行うこととある。東京都内のこの教習所の場合それは縦列駐車や挟路での方向転換になる。地域によっては山道の連続カーブだったりもするようだ。
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急ブレーキシミュレーターなど

2014-08-07 23:59:58 | 東京・資格学校
朝から自動車教習所へ。シミュレーターを使って急ブレーキの教習のあと、残りの学科講座を一気に受講する。道路交通法と運転技術に加えて、この二段階目では運転者の社会的責任に関する講義も増えてくる。
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製図の講義始まる

2014-08-06 22:51:30 | 東京・資格学校
朝から資格学校へ。製図の講義が始まる。数年前に受講した奥さんは初回の講義を終えて疲労で嘔吐したというので身構えていたが、僕は最終的に手が震えシャープペンシルが握れなくなった。今日の実習は模範解答のトレースだったのであるが、漏れ聞こえる会話を聞く限り、一緒に受講しているのは去年惜しくも不合格だった方が多いようで、彼らと先生との会話はすでに作図技術の最終調整に入っているかのような詳細さである。他にも学校には通年で製図を受講している受験生たちもいて、そういった方たちは去年不合格だった理由を分析し対策を取ったうえで今日の日を迎えているとのことである。とはいえ発表された今年の課題に対しては同じスタートラインであるから、限られた時間内で図面を書き終わる作図技術と作法にもディスアドバンテージが無いように早めに慣れておきたい。
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茅野・甲府へ

2014-08-05 23:47:55 | 東京・資格学校
チェックアウト後、旅館から歩いて片倉館へ。製糸業を興した片倉家が昭和はじめに建てた、大衆温浴施設である。重要文化財に指定されている館内で実際に入浴しのんびりする。

湖畔の「くらすわ」で昼食をとってから茅野へ。茅野市民館を見てから、タクシーで神長官守矢資料館へ。裏に回って同じく藤森照信さんの空飛ぶ泥舟、高過庵も見る。バスで駅へ戻り、中央本線で甲府へ。甲府市役所を見学し、近接するやまなしプラザで山梨ワインを飲んでから、特急あずさで一路東京へ戻る。

夜、資格学校から教えてもらい「ガイアの夜明け」を視聴。テーマは道の駅であった。
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伊那・諏訪へ

2014-08-04 23:45:33 | 東京・資格学校
朝、奥さんと特急あずさに乗り長野へ。ローカル線に乗り継いで目的地に着く。駅に迎えに来てくれた久保田さんと合流し、一緒にみどりさんの家を訪ねる。ご両親やご兄弟の方とお話させてもらいながら、昼食をご馳走になる。

午後は、みどりさんの義兄さんが働く伊那の北沢建築工場へ。稲山正弘さんが構造設計をされた木造大架構である。社長の北沢さんが詳細に説明してくださり、好意に甘えて長い時間を過ごさせていただく。みどりさんにお礼を言って最寄りの駅で別れたあと、久保田さんに諏訪湖まで送ってもらう。奥さんと諏訪湖畔の旅館に泊。この時期は毎晩、湖畔で花火が打ち上げられている。
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タケさんと会う

2014-08-03 23:59:00 | 東京・資格学校
朝から奥さんと自動車教習所へ。奥さんが学科試験を受けているあいだ僕は図書館に移動して調べもの。

夜は一時帰国中のタケさんと合流し、東京駅近くの三菱一号館で夕食。kitteにも移動してゆっくり過ごす。
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2014-08-02 23:59:40 | 東京・資格学校
朝から自動車教習所へ。休み時間に製図講座の教科書を読みすすめながら、夜まで学科の講義を受ける。自動車の機構とメンテナンス、自賠責保険と車両事故の悲惨さ、カーナビゲーションと経路設計。
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