日本共産党 吉岡正史のページ

日本共産党中央委員会・党建設委員会に勤務。時々、思うことをつづります。

「核兵器をつくるのも科学者だが、なくすのも科学者」

2011年08月03日 22時56分10秒 | 国際・政治

こちら、開設準備中の「吉岡正史事務所」で行われた、ウエーブ21立川をよくする会の幹事会…

Dsci2672

ウエーブ21立川をよくする会は、様々な団体・個人の皆さんが集い、市民要求の実現と立川市政をよくするため活動をしています。この日も、市長選にむけ、新たに結成された地域の会の皆さんふくめ、大勢の方が集って下さいました

私も、こちらの事務所を中心に、宣伝・あいさつまわりと濃密な日々をすごしていますが、時にこちらの事務所で懇談など行う機会も多くあります

最近、多いのが、記者さんからの取材…

「なぜ市長への挑戦を決めたのですか?」「どういう市政にしたいですか?」など、多くの質問をよせていただき、私の初心を見つめなおす大事な機会ともなっています

その中で、割りに多い質問が、私が武蔵工業大学の大学院出身であることをとらえ、「工学出身で政治の世界をめざすのはめずらしい」「動機があるのですか?」というもの…

こうしたご質問をいただくたび、私の頭によぎる“事件”があります。95年、フランスが再開を強行した地下核実験です

当時、学生だった私にとって、この事件は「同じ工学を志すものが、なぜ核兵器をつくるのか?」という深い思いを刻むものとなりました

その思いを吹き消した言葉が、先輩から聞いた言葉 ~「核兵器をつくるのも科学者だが、なくすのも科学者」でした

当時、オウム真理教の事件も起こり、高学歴の科学者がサリン製造に関わっていたことも衝撃を広げました

政治の世界でも、社会のどんな分野でも、科学は、それを担う立場によって、命を奪うものにもなるし、支えるものにもなる…

「安全神話」でぬりかためられた原子力発電が、今回の事故によって、人類がコントロールしきれていない技術であったことが日に日に明らかとなりつつありますが、これまで、原発に警鐘をならしてきた科学者が、企業でも、行政でも排除されてきたことも問題視されつつあります

私は、短期間でも、技術畑に身をおいたものの責任として、命を奪うのでなく、支え応援する政治を実現させるためにがんばりたいと思っています。


最新の画像もっと見る