日本共産党 吉岡正史のページ

日本共産党中央委員会・党建設委員会に勤務。時々、思うことをつづります。

新銀行東京、天まで持ち上げたのに…

2009年06月30日 23時12分07秒 | 国際・政治

毎日、毎日、更新中!~ 575日め

6月26日は、朝の三鷹台駅宣伝からスタートし、日中は三鷹選挙区のほんだ勇・都議予定候補と訴えてまわりました

Dsci0905

わざわざ自宅から出てきて握手を求めてくる人、通り過ぎたドライバーからは「演説、よかったですよ」と激励のメールまで届きました★街頭での心の通い合い、なんともうれしいデス



この日、夜には調布・狛江地域の労働者後援会が開催したつどいに、北多摩3区(調布・狛江)の志摩和寿・都議予定候補と参加…。皆さんと元気に歌声も響かせながら、なごやかに懇談を重ねることができました

Dsci0906

交流では、都議会での民主党のことも話題に…

「東京から政権交代を」~ 最近、民主党の皆さんが街頭で訴えていますが、少なくとも都議会で民主党は「政権交代」の必要はありません

なぜなら、民主党の皆さん、石原さんが提案した条例への賛成率は99・3%!文字どおり、立派な与党だからです

石原知事は、かつて全国第二位だった予算に占める老人福祉費の割合を、全国最下位にまで削り込みました

かつて高齢者の皆さんが無料でバスや地下鉄など乗ることができたシルバーパスは有料化にされ、老人医療費助成制度(マル福)や寝たきり助成制度など次々と廃止…。重大なのは、これらの福祉切り捨ては石原さんだけでなく自民・公明・民主もいっしょに賛成してきたことです



極めつけは新銀行東京です

「新銀行の存続に民主はNO」、「都民の税金1000億円が投入された新銀行東京…失敗の原因が明らかにされることはなく、石原知事をはじめとして誰も責任をとらない」(民主党の東京のマニュフェストより)

しかし、当初、「ロマンあふれる銀行」と天までもちあげ、1000億円の税金投入に賛成したのは民主党です

民主党都議の中でも、「新銀行設立には、都議会民主党は『賛成』していることをお忘れか」(土屋たかゆき都議のブログより)という指摘まで…。新銀行東京の設立や、強引な店舗拡大などに賛成してきた民主党自身には、まったく責任がないというのでしょうか?

いろいろ指摘したいことは山ほどありますが、大前提として、立派な石原知事の与党なのに野党のフリして宣伝するのは、あまりにも無責任だと思います

石原さんの福祉切捨てや新銀行東京の問題など、いっかんして石原都政+自公民オール与党に対決してきたのは、政党では日本共産党しかありません

「自民か?民主か?」~ 都議会ではまったく考えられない偽りの対決…。「有権者をごまかしきれればそれでいい」という態度は、許されるものではありません



◆ 吉岡正史    東京22区事務所 ◆
    【住所】  調布市布田2-47-5
    【電話】 042-442-6320
    【Fax】  042-442-6321

┏━ 無料の労働相談・生活相談を実施中です ━━━━━━┓

    「解雇されそう」「住居を失った」など問題解決のため
    専門家とも協力した労働相談・生活相談を行っています
    周囲の方を含め、どんな問題でも、ぜひご連絡下さい
       メールはこちら:yosshi-m@sage.ocn.ne.jp

┗━━━━━━━━━━━   気軽に声をおかけ下さい ━━┛


南山・“ありがた山”で先人たちの息づかいに触れて

2009年06月29日 18時08分02秒 | 国際・政治

毎日、毎日、更新中!~ 574日め

6月25日は、終日、稲城市内を南多摩選挙区(稲城・多摩)の遠藤くに子・都議予定候補と宣伝でまわりました

朝はおなじみ、稲城駅前で宣伝…

Dsci0883

「長時間労働で疲れはありませんか?水分・ビタミン・睡眠をしっかりとって、どうか体を大事にして下さいね。人間らしく働ける社会を実現させましょう」 ~ さすが現役の看護士さん、遠藤くに子さん…。健康への気遣いも、妙に説得力があります★

この日の宣伝では、「吉岡さんの話を聞くのは2回目だけど、応援します。がんばって!」と、熱烈に抱き合いエールを送ってくる男性の方も…。朝宣伝で、これほど熱烈な応援をいただくのははじめてです(^-^)/

Dsci0888

住宅地をまわっての宣伝も、立ち止まって話を聞いていく人、ベランダまで出てきて手をふる若い人など、うれしい反応が次々と!



この日、遠藤さんが宣伝カーを降りた後、「ついでに、南山のありがた山を見に行きますか?」と、車をおいて目の前に広がる南山を歩きました

Dsci0890

ありがた山につながるお墓も、緑に囲まれ、実にすばらしい環境…

Dsci0893

「ちょうど、ここに道路が通るんですよ」!なんと、この墓地と背後の緑地を切り裂くように道路が通されるのだとか…

Dsci0895

さらにのぼっていくと、目の前に広がる古い墓標やお地蔵様の群像…。これが、"ありがた山”です

Dsci0897

関東大震災などで無縁仏となってしまった墓標などを集めて安置したこの地が、いつしか"ありがた山”と呼ばれるようになったそうです。墓標には、100年前後も前に生きた方々の記録が刻まれています。まるで、先人たちの生きてきた息遣いが、緑の木々の間でただよっているかのような、不思議な気持ちになりました

この“ありがた山”、南山開発でなくしてしまう、残すなどなど議論があるようですが…。里山に囲まれた場所だからこそ、この環境もあるのだと思うのですが…

Dsci0898

山の木々の合間から見える稲城の町並みを見下ろしながら、あらためて「この里山を次の世代に残さねば」と思いました



◆ 吉岡正史    東京22区事務所 ◆
    【住所】  調布市布田2-47-5
    【電話】 042-442-6320
    【Fax】  042-442-6321

┏━ 無料の労働相談・生活相談を実施中です ━━━━━━┓

    「解雇されそう」「住居を失った」など問題解決のため
    専門家とも協力した労働相談・生活相談を行っています
    周囲の方を含め、どんな問題でも、ぜひご連絡下さい
       メールはこちら:yosshi-m@sage.ocn.ne.jp

┗━━━━━━━━━━━   気軽に声をおかけ下さい ━━┛


宣伝、公園対話、集会参加と忙しい1日に

2009年06月28日 23時01分20秒 | 国際・政治

毎日、毎日、更新中!~ 573日め

6月23日は要請行動以外にもめまぐるしく動いた1日となりました

Dsci0865

この日、朝は調布の雨宮幸男市議と国領駅前で宣伝…

Dsci0870

そして、午後は宣伝カーで調布市内をめぐりました。この日も、自ら握手を求めてくる方、手を振りながら通り過ぎていく方など、うれしい反応が相次ぎました

Dsci0871

今回も、移動中に立ち寄った公園で子連れの若いお母さんたちからシール投票を集めてまわりました

ある公園では、小さな男の子に手を引っ張られて「シール投票、やって~」とお母さんのところに連れていかれるシーンも★

2人の子どもを連れて公園に遊びに来ていたお母さんは、「何度も保育園を申し込んでも断られて…。いまはあきらめています」。公園対話をするたびに痛感するのですが…、保育園に入れない深刻な状況が、なんと多いことか!

この方からは、「こうやって子育ての実態を集めていてすごいですね。ありがたいです」と、感謝の言葉までいただくことができました。認可保育園の増設はまったなし!



この日、夜には「いま政治を変えるとき 6・23総決起集会 in 調布」に参加してきました

Dsci0875

調布市内の様々な労働組合や要求団体が集まり、消費税増税反対憲法改悪阻止核兵器廃絶後期高齢者医療制度の廃止など、切実な要求を実現させる大チャンスとして今度の衆院選・都議選を迎えようと開催されたこの集会…。文化行事ですばらしい合唱が披露され、私もいっしょに歌いました★

「『今月は10日しか仕事がなかった』、『来週も仕事があるかどうか分からない』~ 建設労働者の実態はかつてなく深刻」(東京土建

「狭い教室に40人学級というあるクラスでは、机の間を子どもたちが移動できず、授業参観で親は廊下からガラス越しにしか見ることができない。東京でも少人数学級を実現させてほしい」(新婦人

「憲法9条を守ろうと、“9の日宣伝”を2年間やり続けてきた。次の世代に平和憲法をそのまま残したい」(年金者組合

「世界的な金融危機からはじまったいまの大不況は、まじめにがんばってきた中小業者が引き起こしたものではない。弱い立場にしわよせをするいまの経済社会はおかしすぎる」(民商

「保健所が統廃合され、これでは新型インフルエンザの対策さえまともにとれない。地域医療の充実を政治の責任で」(医療生協

各団体から報告された状況は本当に深刻…

集会では、調布市議会の全会派に参加要請が行われ、日本共産党からは北多摩3区(調布・狛江)の志摩和寿・都議予定候補が参加・あいさつ…。私もいっしょに壇上にのぼり、要求実現のために政治を変える!その決意を固めました



◆ 吉岡正史    東京22区事務所 ◆
    【住所】  調布市布田2-47-5
    【電話】 042-442-6320
    【Fax】  042-442-6321

┏━ 無料の労働相談・生活相談を実施中です ━━━━━━┓

    「解雇されそう」「住居を失った」など問題解決のため
    専門家とも協力した労働相談・生活相談を行っています
    周囲の方を含め、どんな問題でも、ぜひご連絡下さい
       メールはこちら:yosshi-m@sage.ocn.ne.jp

┗━━━━━━━━━━━   気軽に声をおかけ下さい ━━┛


「カネを貸すことが教育的観点」?

2009年06月27日 22時58分20秒 | 国際・政治

毎日、毎日、更新中!~ 572日め

昨日からの続き

6月23日の要請行動は、厚生労働省に続いて文部科学省に「大学生の学費負担軽減、奨学金の充実を求める要請書」を届け、学生の実態を伝えました

20090623_029

世界一高いといわれる日本の高学費

民青同盟東京都委員会や日本共産党都議団の皆さんが1000人あまりから集めたアンケートでも、教育・学費の問題で一番多く寄せられた不安は「学費が高い」(55%)

驚かされるのは、「高学費のため進学をあきらめた」と回答した人が、なんと4・9%もいた、ということ…。20人中、1人は金銭的理由で進学をあきらめている!

「1人暮らしができず片道3時間かけて通っている」

「テキストが高くてゼミ活動も満足にできない」

「奨学金、卒業後にきちんと就職して返済できるか不安」

要請で紹介した、全日本学生自治会総連合の皆さんが41学園2930人から集めた学費・雇用黒書にも悲鳴のような声が寄せられています




厚生労働省同様、文部科学省の対応も、大きく変化しつつあると実感しました

「就職難や生活苦などに対応できる大学の『相談窓口』設置状況の調査を3月~4月にかけて行った」

「来年度の国立大学の授業料標準額については、上げる立場では検討していない。有識者懇談会では、引き下げもふくめて意見がでている」!

かつて、「国にはカネがない」、「高等教育は自己の責任において学ぶもの」と、要請を正面から受け止める雰囲気さえなかった文部科学省でさえ、“聞く耳”を持ち始めていると実感させられマス




ただ、まだまだ文部科学省・政府の対応は不十分…

「世界では常識の給付制奨学金を日本でも」という要請に対しては、「貸与で奨学金を卒業後に返済することは教育的観点もある」、「各大学で給付制奨学金制度も導入されており、多種多様な奨学金制度にするため、貸与奨学金も位置づけている」という返答…

「『カネを返すことが教育的観点』はおかしい。そもそも、高学費の現状、そして卒業後に莫大な借金を抱え込まなければならない今の奨学金制度そのものが就学機会を奪っているのでは?」という問いかけにはまともな返答なし…

さらに、私が「給付制奨学金を受けられる学生数の割合は?」とたずねると、たった1・8%しかいないことも明らかに…。給付制奨学金がたったこれだけで、「多種多様な奨学金制度」などととてもいえません




こうした教育環境が生み出されている原因は、OECD諸国で最下位という教育予算にあります

限られた予算の枠内で学生に自己責任ばかり迫る自民・公明政権のあり方を切りかえなければ、学生を応援する政治は絶対に実現できない!その思いを新たにしました




◆ 吉岡正史    東京22区事務所 ◆
    【住所】  調布市布田2-47-5
    【電話】 042-442-6320
    【Fax】  042-442-6321

┏━ 無料の労働相談・生活相談を実施中です ━━━━━━┓

    「解雇されそう」「住居を失った」など問題解決のため
    専門家とも協力した労働相談・生活相談を行っています
    周囲の方を含め、どんな問題でも、ぜひご連絡下さい
       メールはこちら:yosshi-m@sage.ocn.ne.jp

┗━━━━━━━━━━━   気軽に声をおかけ下さい ━━┛


世論と運動が厚労省をうごかしつつある!

2009年06月26日 00時46分00秒 | 国際・政治

毎日、毎日、更新中!~ 571日め

6月23日、日本共産党都議団、そして日本民主青年同盟東京都委員会の皆さんが集めてきた「仕事・子育て・生活・学費アンケート2009 春」に基づき、厚生労働省と文部科学省に対して行った要請行動に参加してきました

Dsci0869

要請行動には、民青同盟の皆さんに加え、笠井亮衆院議員谷川智行・衆院東京比例ブロック予定候補そねはじめ都議、5名の小選挙区予定候補者が参加しました

「給料がまったく上がりません。基本給10万円で残業代もありません」(20代女性・正社員)

「結婚を考えていたパートナーが仕事を失いました。早く子どもが欲しいのに、これでは不安すぎて…。生きているので精一杯。死を考えることも頻繁にあります」(20代女性、正社員)

「自分が内定取り消しを受けた」(20代男性)

「生活費の3分の1は教育費。私学助成の増額を」(40代男性・正社員)

1000名あまり寄せられたアンケートの実態は、深刻なものばかり…

最初に要請したのは厚生労働省でしたが、役人の皆さんから「実態を聞かせてもらってありがたい」という声まで上がりました

こうした反応にも見られるように、要請の内容を受け止め検討しようとする厚労省側の対応の変化には、隔世の感がありマス

私は、これまで旧厚生省・労働省時代を含め何度も厚労省に足を運んできましたが、10年前なら青年の実態を伝えても「それは努力不足」と平気で回答したものでした

それが、いまでは多くの要請項目で「検討したい」という回答が次々と…

「最低賃金が地域の生活保護水準と整合性がないと認識している。最低賃金は今後も引き上げたい」との重要な回答も!



圧巻だったのは、「教育現場で労働者の権利を学べる場をつくって」、「労働者の権利を啓蒙する簡易パンフレットを作成し、コンビニなど若者がいく場所に大量において」、「パンフには、最長3年以上派遣労働者を働かせた場合は派遣先に直接雇用の申し込み義務があることなどきちんと盛り込んで欲しい」という要請への回答…

「昨年、『今後の労働関係法制度をめぐる教育の在り方に関する研究会』を開催し、労働法の効果的な教育が必要だと議論している。要請された観点も配慮して検討したい」!

20090623_031

私が、「検討の中には、簡易パンフをコンビニにおくことや、社会にあふれる雇い止めにも対応できるものにすることも含まれているのですか?」と聞くと、「そういうことです」!

実は、簡易パンフ作成と青年への大規模普及は、ここ5年あまり私も民青同盟時代から何度も要請してきたこと。かつて「検討はしていない」と切りすてられてきたものが、ここまで前進するとは…。やはり、切実な声を集めた運動は実るっ!




要請では、日本共産党や民青同盟の街頭労働相談に多く寄せられる、
住居を失った失業者への対応も焦点となりました

「失業者と一緒に生活保護申請にいっても、『一時保護施設がいっぱいだから、今日は帰ってほしい』と路上に追い返す窓口がまだまだ多い。これは正しいことなのか?」

「『南京虫が出る』『お風呂は2日に1回』など、都や民間の緊急一時避難施設には劣悪な状態のものが多い。国として必要な調査・対策を」

こうした要請に対しても、「ビジネスホテルの利用など対応は可能」、「避難施設への自治体によって対応が違うことも承知している。調査は検討したい」などの回答が…




かつて一方通行だった要請が、いまでは一緒に考えあえるような雰囲気さえ生まれつつある…。相次ぐ労働組合への加入・結成や、全国に広がった“派遣村”の取り組みなど、この間のたたかいの広がりをも実感させる交渉となりました

明日に続く




◆ 吉岡正史    東京22区事務所 ◆
    【住所】  調布市布田2-47-5
    【電話】 042-442-6320
    【Fax】  042-442-6321

┏━ 無料の労働相談・生活相談を実施中です ━━━━━━┓

    「解雇されそう」「住居を失った」など問題解決のため
    専門家とも協力した労働相談・生活相談を行っています
    周囲の方を含め、どんな問題でも、ぜひご連絡下さい
       メールはこちら:yosshi-m@sage.ocn.ne.jp

┗━━━━━━━━━━━   気軽に声をおかけ下さい ━━┛