日本共産党 吉岡正史のページ

日本共産党中央委員会・党建設委員会に勤務。時々、思うことをつづります。

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2012年04月30日 02時54分33秒 | インポート



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2012年04月29日 02時54分35秒 | インポート



私の訴えから(4) ~ 原発にしがみつく執念でなく、なくす執念こそ

2012年04月28日 21時45分23秒 | 国際・政治

前回からの続き)

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  世界に衝撃を広げた原発事故。故郷は汚され、家族はバラバラにされました。子ども尿からセシウムが検出される事例が次々と報告され、健康不安に怯える多くの方々を生み出しました。ここ、立川・日野・昭島にも、多くの方々が避難されています。日野で出会った方は、3度にわたる避難生活を送った末、日野にきた数ヵ月後、ご主人を亡くされたそうです。

  今も事故によて苦しめられる方々が無数にいらっしゃいます。原発事故の現場では、汚染水もれなどトラブルが相次いでいます。そうであるにも関わらず、とっとと事故の収束宣言、ただちに再稼動など、とんでもありません(「そうだ」の声)。

  原発は、事故がなくても、大量の放射性汚染物質の処分方法さえ確立していません。ひとたび事故が起これば、深刻な汚染を広げます。もうこれ以上、原発にたよるわけにはいきません(拍手)。

  「再稼動さきにありき」で突っ走る政府の態度は異常です。大飯原発の再稼動に向けて政府が新たに持ち出してきた「安全基準」は、津波を防ぐ防波堤の設置や、事故時の拠点となる免震重要棟の設置など、対策が終わるのに数年かかるものばかり。「あなたの車は欠陥車。リコールが完成するのは3年後だけど、乗っていても大丈夫」(笑い)なんて話は成り立ちません(拍手)。

  政府は、ここにきて急に「電力が足りない」といい始めましたが、事故前の、歴史的猛暑の時期の高い電力需要を基準におき、他の電力会社からの融通、昨年の夏にとられた数々の対策など考慮に入れない、都合のよい試算にもとづいています。

  原発に頼らなくても大丈夫 ~ そういう事実が次々と明らかになりつつあります。数多くの研究者や環境NGOが、原発を稼動させなくても電力は足りるという試算を出している。世界では、発電コストは原発より自然エネルギーの方が安くなってきているんです。政府だって、自然エネルギーの資源量は全原発の40倍あると認めています。さらに、最近、原子力委員会の試算で2020年までに原発をなくした方が、動かし続けるより使用済み核燃料処理のコストが安くなると発表しました。

  皆さん。今、政治家が持つべきは、原発にしがみつく執念ではなくて、原発をなくす執念なのではないでしょうか?(「そうだ」の声、拍手)。大学院で電気工学を学んだ技術者のはしくれとして、私に、原発のない社会の実現、自然エネルギー中心への転換の仕事をやらせて下さい(拍手)。

  5月5日の子どもの日、ついにすべての原発の稼動が停止します。枝野さんは「一瞬、稼動がゼロになる」と言ったようですが、次の子どもたちのために、一瞬でなく、永久に、原発がゼロとなる。その一歩を踏み出したと言える記念日にしようではありませんか(拍手)。

  そのことを心からお願いして、訴えを終わります。ありがとうございました(大きな拍手)。


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2012年04月28日 02時54分36秒 | インポート