日本共産党 吉岡正史のページ

日本共産党中央委員会・党建設委員会に勤務。時々、思うことをつづります。

2012年6月29日 (金曜日) Twitterから

2012年06月30日 02時54分05秒 | 国際・政治



2012年6月28日 (木曜日) Twitterから

2012年06月29日 02時54分05秒 | 国際・政治



行政も巻き込む貧困死ゼロ運動を(1)

2012年06月28日 22時36分17秒 | 国際・政治

立川で相次いだ痛ましい孤立死…

今回、依頼を受け、私の文章が中央社会保障協議会の隔月誌「社会保障」夏号 に掲載されました。

2回にわけて、その内容をご紹介します。

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行政も巻き込む貧困死ゼロ運動を、社会保障優先の政治実現と一体で(前半)

立川生活と健康を守る会(準備会)  吉岡 正史




「介護難民」死、「貧困」死

 立川で、45歳母と障害を持つ4歳男児(2月13日)、認知症の95歳母と63歳娘(3月7日が相次いで遺体で発見され、衝撃を広げました

  前者のケースでは、母が先に亡くなり、テーブルの弁当に手をつけられないまま男児は胃が空っぽで発見されました。後者のケースでは、母の徘徊を阻止するためかドアノブがロープで固定されていました。胸が痛みます。

 高齢母娘のケースについて、私たちは、介護分野の方の協力も得て聞き取り調査を行いました。

  2人を知る方は、娘さんが「介護を受けたいけどお金がない」と語っていたことを教えてくれました。実際、娘さんは母親の介護認定を受け、介護事業所にも問い合わせていました。

  調査に同行した介護職の方が「日本の介護制度は自分で手を挙げないと認定を受けられず、介護の利用料負担もある。『自己責任』の影響で抵抗感もあり、介護へのハードルは高い。介護を利用していたら防げた死だ」と語られていました。




痛ましい死が身近にある社会でいいのか?

 

 痛ましい死は身近に存在します。

   近年の立川の孤独死は、2009年度19件、10年度33件、11年度27件(1月末現在)。10年度には認知症の年配者と介護していた家族2人が亡くなるケースもありました。

  他にも、昨年1月に発達障害のある4歳男児を母親が絞殺した事件、今年2月には40代の母が5歳男児を殺害し自らも自殺を図る事件が起こっています。

  自殺者も、09年31人、10年50人、11年37人。健康・経済・生活・勤務の問題が原因とされるケースがほとんどです。

 立川では、医療・法律・労働・政党など様々な団体や個人が実行委員会をつくり、「立川なんでも相談村」を行っています。定期的に立川駅周辺や河川敷の見回りも行ってきました。

 

  立川駅北口にあるビル街「ファーレ立川」の夜回りでは、解雇で収入も住まいも失い、寝る場所を探し歩く方々に出会います。40代の夫婦、倒産で家族も離散し死に場所を求めていた方、3日何も食べずその場で救急車を呼んだ方…。

   自らも路上生活を体験し、相談活動に参加している男性は「『1週間我慢すれば仕事は見つかる』と路上生活をはじめたら、あっという間に半年。冬は芯まで体が冷えて眠れない。毎晩『人間はこうやって死ぬのか』と考えていた」と語っていました。

 ちょっと足を踏み外したら簡単に貧困に陥り、「死」を意識する社会は異常です。今回の「孤立死」は、日本社会のゆがみのほんの一部に過ぎません。


つづく


2012年6月26日 (火曜日) Twitterから

2012年06月27日 02時54分04秒 | 国際・政治