日本共産党 吉岡正史のページ

日本共産党中央委員会・党建設委員会に勤務。時々、思うことをつづります。

得るもの多き公開討論(その1) ~ 他党派もうなづく、日本共産党の外交戦略

2014年11月30日 09時29分11秒 | 日記
青年会議所主催で、東京21区の公開討論が行われました。
短期日の準備で、こういう機会を準備いただいた皆さんには、本当に感謝です。

とにかく、充実の、いろいろと得るものの多い公開討論となりました。
今日から、4回連載で、内容をお伝えします。
(会場内は録音など禁止なので、不正確な表現があれば、ご容赦下さい)。

最初にテーマとなったのは、外交・安全保障問題でした。
私が感心したのは、青年会議所の皆さんの問いかけがとても理性的で共感できるものだったことです。

「立川青年会議所は韓国の温陽と姉妹JCとして毎年民間外交しており、同世代の者として、両国間の平和活動を通して明るい豊かな社会の実現に向け交流を行っています。しかし政治では、中国船による尖閣諸島などへの領海侵犯や韓国による竹島の領有権問題、歴史認識問題、安全保障問題などをめぐって、特に対中国、対韓国の外交関係が冷え込んでいます。韓国・中国との歴史的背景や領土問題など、なかなか理解が進まない状況があります。双方の政治的な思惑もあると思うのですが、本当に必要なことは、両国民の幸せであり、先進国が力を合わせて世界の困難を解決することにあると思います。現状を見た領土や通商問題も含め外交・安全保障について見解、今後の方針をお聞かせ下さい」


私は、以下のような趣旨の発言をしました。

「民間交流や経済交流含め密接な関係にある両国が、近年、尖閣に象徴される問題で実際に紛争・軍事衝突につながりかねない問題が生まれていることに胸を痛めている。率直いって、日本はこの地域における外交戦略が不十分。中国との首脳会談を実現させたことは大事な一歩だと評価しているが、北東アジア地域でどのような関係を構築していこうとしているのか?それが見えない。『対話の門戸は開かれている』と言いながら、植民地支配と侵略戦争を美化する施設でもある靖国に参拝し、『慰安婦』の強制性を自ら否定しようとする首相自身が、対話の門戸を狭めている」

「急ぐべきは、①相手国含め、国際社会に日本領土である尖閣などの領有の正当性を語る外交戦略を持つこと。その際、過去の侵略戦争で奪った土地か?否かをきちんと区別する、つまり、侵略戦争への反省と正確な認識を持つことが、国際的にも説得力を持つ。②領土の紛争問題を抱えるASEANが採用を検討している、対立を紛争に発展させないための行動規範づくりが必要」

「ASEANは、年間1000回という対話の枠組みをつくりあげ、地域の平和共同体として発展を続けている。こういう枠組みを北東アジアでつくることをめざすべき。中国・韓国を堀の外から分析することも大事かもしれないが、外交の勝負は双方の直接の関わり合いをいかに増やすか?これ以外にない」


最後の私の発言に、隣に座っていた民主の長島さんが「なるほど」とつぶやいたのは、印象的でした。

続き → 得るもの多き公開討論(その2) ~ アベノミクスは日本経済の骨を細くする


東京比例ブロック予定候補の一員になりました

2014年11月25日 09時25分39秒 | 日記
11月24日の記者会見で、衆議院東京比例ブロック予定候補の一員として活動することが発表されました。
東京21区(日野・立川・昭島)と重複です。
主に、都内の多摩地域を中心に、比例での前進と小選挙区で風穴あけるため、訴えてまわります。
多摩地域にお住まいの皆さんの町にも、おじゃまするかもしれません。

これで、東京比例ブロックは、予定候補6名の擁立となりました。
近年では最高の規模の擁立です。
しかも、6名中、私を含む3名が小選挙区との重複・・・。
比例での前進に加え、小選挙区でも風穴を開ける、決意あふれる布陣です。
やりがいある総選挙。全力でがんばります!

連日、朝宣伝を続けています。
早朝の自転車移動はなかなか大変ですが、多摩川の朝日が見られるのは、楽しみの1つ・・・


手作り選挙。日本共産党の特徴です。

2014年11月24日 12時38分28秒 | 日記
ポスターに続き、私のチラシが完成しました。
1面はワード(吉岡作)、
2面はイラストレーター(知り合いの市議さん)、
自分たちでつくったチラシです。
「予定候補、自らつくっているんですか」とよく言われますが、
日本共産党ではめずらしくない光景です。
地域でも、職場でも、党員や後援会員さんが、手作りビラをつくっているケースも、めずらしくありません。

党を支持する、党員のボランティアで支えられた政党。
政党助成金(税金)や企業・団体・宗教の動員で支えられた党とは違い、
「政党らしい政党」として、誇れる姿だと思っています。




アベノミクス = 人間を使い捨てる、亡国の道

2014年11月22日 22時28分06秒 | 日記
今回、解散を前後して、朝宣伝の反応が様変わりです。
通常、慌ただしい時間帯とあって、人の流れは止まらないのですが、
今回は、握手、写真、手振りが、本当に多い。
今度の総選挙が、日本の働かせ方、
つまりは国の形を変えるかどうかが問われていることも大きいのかもしれません。

安倍首相は、解散の会見で「雇用は改善し賃金は上がり始めている」と言いましたが、
いったい、どこの国の話をしているのでしょうか?
●実質賃金は15ヶ月連続で後退
●安倍政権下で正規雇用は減り非正規雇用が大幅拡大
●年収200万以下のワーキングプアは1100万人を突破
使い捨て雇用の拡大、実質賃金の低下を隠し、平気でウソをつく姿勢は許しがたい…

アベノミクスの雇用政策は、さらにひどいものがあります。
●派遣労働を事実上、固定化し、正社員をさらに非正規に変える
●サービス残業・長時間労働を拡大する規制緩和
使い捨て・低賃金労働を拡大することを、経済路線として自慢する…
これを、亡国政治と言わずして、何というのでしょう?

結婚・出産さえためらう雇用状態の社会は異常です。
それを拡大しようという、政治の在り方は、もっと異常です。
本当の意味で骨太い経済対策は、
正社員が当たり前のルールをつくること、
中小業者への応援と一体で最低賃金をせめて1000円以上に引き上げること、
保育園・特養ホーム増設など、新たな雇用にもつながり、働く世代を支える社会保障充実に力を尽くすこと、
等々、働く皆さんを応援する対策であるべきです。

すべての働く皆さんに、大いに訴えていきたいテーマです。

朝宣伝は、出会いも多い。
貫禄たっぷりのワンちゃんとも出会いました。