先日。またもや
私鉄大手の東急・田園都市線で架線トラブルで
朝の通勤ラッシュ含む４時間以上不通となったそうな。
三軒茶屋駅の停電やら
いろんな遅延がココ２年くらい頻発している東急田園都市線。
何故こんなに起きるんでしょ？？
ってなるとここまで頻発してしまえば
これは企業体質そのものに原因の奥深さがあるんじゃないのかなと想える。
東急・田園都市線は
東京都渋谷区の渋谷駅から神奈川県大和市の中央林間駅までの
３１．５キロを営業路線とした首都圏の大動脈のひとつ。
渋谷駅からは東京メトロ半蔵門線並びに東武線などに相互運転していて。
小田急江ノ島線（中央林間）やJR横浜線・東急こどもの国線（長津田）
横浜市営地下鉄ブルーライン（あざみ野）
JR南武線・東急大井町線（溝の口（JRは武蔵溝の口）
東急世田谷線（三軒茶屋）
JR山手・湘南新宿ライン・埼京線。京王井の頭線。
東京メトロ銀座線（渋谷）などにも接続している。
開業は１９２７年（昭和２年）。１日の平均輸送人員が約１２６万人（２０１６年）。
高級住宅地の二子玉川やたまプラーザ・あざみ野など
セレブと呼ばれるような街を走ってる路線とも言えよう。
最近トラブルを起こしているのは
多摩川を渡って地下に入ってる区間（渋谷～二子玉川）。
この地下区間は複線（上下一線ずつ）で完成から４０年近く経過してるそうな。
ソコでの保線や修繕が上手く出来てないとか。
老朽化やら点検の不備がそもそもの原因なのでしょうケド。
東急電鉄全体的に見て。
鉄道インフラの整備に積極的ではなく。
むしろ駅周辺の不動産ディベロッパーとして
大成功を収めて。そのディベロッパーとしての利益優先で
鉄道施設や輸送力増強には消極的ってのがあるから
こういう問題も起きてしまうんではないのかなと。
確かに東急が開発してきた街並みは
東急電鉄が運営している路線で見事にブランド化され
成功しまくってる印象がある。
渋谷駅周辺の再開発や。自由が丘。代官山。田園調布。
昨今話題の武蔵小杉（以上東横線）
遊園地跡地に開発目覚ましい二子玉川や
たまプラーザ。あざみ野。青葉台。
南町田の再開発など積極的に行ってる。（以上田園都市線）
不動産ディベロッパーやブランディングは一流企業で。
その場所に住まう人たちの動線を見事に補完し
連結してうまく利益を相乗的にあげてるのが東急の各線かなと。
しかし経年劣化なども伴って。
さらに交通事情や環境の変化に伴って
鉄道施設の更新や改善など必要であるのに。
ソコは疎かにしてきたツケが今まとめてでてきたんだろうなと。
確かに魅力的な街づくりには東急グループの凄さはよくわかる。
でも田園都市線より北側に走る小田急線は
来年三月のダイヤ改正の際に。構想５０年。
着工から３０年以上かけて悲願の複々線（上下２線ずつ）を完成させ。
混雑率低下やサービス向上に躍起になっている。
そう対比でみてしまえば。
東急には特段施策と呼べるものは乏しく。
かといって利用者の声をよくネットやいろんな人から聞くが
遅延は当たり前。混雑やトラブルも多めという
印象の方がどうも強くなってしまったのが
東急の東横・田園都市の各路線なのかなと。
かといって東急も今更感はハンパないんだと想うケドさ。。
人口減少していく少子高齢化の日本で。
今更設備投資に巨額かけて。
地権やら反対運動など起こされるトラブルとか
行政機関との折衝など考えたら割に合わないって部分も多いでしょう。
でも鉄道インフラなんてもぉかけがえない存在で
今ある路線を今後どう生かしていくか？ってのは
大事な課題の中で。周辺環境ばかり整備していても。
イザ肝心要な鉄道網・交通網がしっかりしてないと
これも魅力を落としかねない現実でもあろうかなと想うが。
現実複線しかない路線。
東急は相互乗換以外にあまり他社線との代替え・振替がしにくい側面もあって。
今後どう対応していくか。
今後の設備更新やらどう対処するのかって多分右往左往していて
結果的に答えはいつかどうしようもなくなったら
やるしかないかな。。って感じなのかもしれないねと。
田園都市線でその兆候出てきて
小田急やら競合しそうな攻勢かけられて
やっとなんか動きそうになってきてるけど。
具体的に根本が解決ってよりも。
対処しかないんだろうなと。。。
交通インフラを。交通サービスを提供する企業として。
もう少し大事にしたら？？って想いますなぁ。
イメージやらブランドだけでいつまでも持つと想わない方がいいと。
