威風堂々

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カリタスカウンセリングの原理10

2010年08月19日 | 第一章 意識と知覚
 間

 大学生の時、落語を今はなくなった上野の「本牧亭」で口演したことがあります。定期的に「四谷倶楽部」で落語会もやっていました。落語には「間」が必要です。同じ話し方でも、間の取り方一つで、笑ってもらえたり、うけなかかったりします。名人芸は同じ噺をどんなCDで聴いても同じ「間」があります。
 太極拳も「間」を学ぶにはいいお手本。呼吸が間を作ります。
 人間関係も「間」が重要。生物学的にも、きっと人間同士が快適を感じるに必要な空間的、間、があるはずです。通勤ラッシュがストレスかかるのが分かります。

 職場復帰にも、十分な「間」が必要だったことは言うまでもありません。このタイミングを計る呼吸は、勉強やスポーツ、武道、何と言っても育ってきた生育史による経験知がものを言うと思います。親が、人間関係の取り方に、十分な「間」や緩急、人への共感といったものを身につけていると、自然と子どもに受け継がれる。そんな気がしております。

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