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威風堂々

晴れ晴れと、伸びやかに日々を過ごすために。
「心」と向き合うことで、日々の健康を大切にしましょう!

カリタスカウンセリングの原理157

2025年05月30日 | 第九章 愛

 子どもの年齢にかかわらず、正常に発達していますと4,5歳ぐらいから自覚し出します。ここで、大きく問題になってくるのは、父母の愛情関係です。当然ですが、父母とも健全な愛情関係でいる夫婦はそんなに多くはないでしょう。ずっといい関係でいられるわけでもありません。当然、父親だけ、母親だけということもありますし、両親ともにいないケースだってあります。

 どんな状況でも子どもは逞しい存在です。普通に育つ場合もあります。しかし、周囲とうまく人間関係を作れず、非行に走ったり、学校への不登校という現象が生まれることもあります。さて、それはどうしてでしょうねぇ。


カリタスカウンセリングの原理156

2025年05月17日 | 第九章 愛

 

 親は普通、自分の子どもには愛情を注ぎ込みます。何事にも適当というものがありますが、なかなか中庸というのがわかりにくいのです。100人の人間には100通りの生き方があります。愛の行使にも様々なやり方があって不思議ではありません。

 注ぎすぎる愛。これはやる方にはあまりやり過ぎているという印象が出ないようです。受け手側の問題ですね。多すぎるという感覚を絶対持つはずです。しかし、受け手側に問題があるとこれがわからないようです。これが実は厄介です。


カリタスカウンセリングの原理155

2025年05月13日 | 第九章 愛

 愛着障害ということでいうと、モンスターペアレントという存在も愛着障害の象徴的現象の一つだと思いますね。親も子も。このケースは親だけに焦点が当たりますが、小学生であったとしても高校生であったとしても、子どもに焦点をあてる必要があると思っています。子どもが自分の親のモンスターぶりに何とも思わないのが実は大きな問題です。

 苦情は正しいものもありますが、子どもは果たしてどう考えるでしょう。自己解決能力が子どもにあれば、そんな親は恥ずかしいのですが、モンスター親を喜ぶ子どもがなんと多いことでしょう。実はここが問題です。


カリタスカウンセリングの原理154

2025年05月08日 | 第九章 愛

 

昔むかし

子どもさんで、「知ってる。知ってる。」と何でも手を挙げて答えてくれる可愛い女の子がいました。協調性に欠けている感じでした。自己アピールに忙しいともいえました。こういうタイプは大人でもいます。とある研修でやたらと上司にアピールして何でも積極的に役割を引き受けて率先する人がいました。
「そんなにまでして出世したいのかなぁ」と私なんかは心で思っていたものです。いきすぎるとこういう人も困った人だなぁと思われてしまいます。

このタイプ、私は愛着障害の表れだと思います。自己実現が上手くいっていない。というところでしょうか。愛の孤独なわけです。


カリタスカウンセリングの原理153

2025年05月07日 | 第九章 愛

一般に、親からの愛情が不足している状態が愛着障害のイメージとして定着しています。万能感を味わうべき幼児期に思うように味わった人と味わえなかった人とでは思春期の行動に若干の相違が出るケースがあるようです。

もちろん普通に健全に過ごしてゆくケースが大半ですが、稀に問題行動を起こしてしてしまうこともあります。「愛」の孤独がその原因になっているようです。