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威風堂々

晴れ晴れと、伸びやかに日々を過ごすために。
「心」と向き合うことで、日々の健康を大切にしましょう!

甘えるということ

2015年03月28日 | 支配と依存


甘えの構造 という本を再読している。


「おのれの思想と行動の一貫性よりも場の親密性を優先させる態度」は日本人の特性であるらしい。別にこの本だけではなく日本人の傾向としてよく言われることであり、私も賛同する。

「今、ここでの強い権力との遠近感で自分が何者かが決まり、何をなすべきかが決まる」これは、『日本辺境論』だったか忘れたが、人間社会が形成されると、政が発生するし、宗教が生まれる。日本の政治風土と神道ってのを肌で感じ取っている僕には非常に説得力がある。良い悪いではない。そういう特徴があるということだ。

日本型いじめ、というか「村八分」ってのもそうで、時の権力者を遠いと感じると集団から外れた感じがして「使い走り」でも何でも良いから「繋がっていたい」と思うのだ。

しっかりした哲学と信仰。己の思想と行動に一貫性があればどんなに「疎外感」を感じたとしても意に介さぬものではなかろうか?





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禁煙は続くか

2015年03月28日 | 支配と依存


禁煙


 今回もトライしている。もう2ヶ月かな。今までと違うやめ方をしている。
 今までは「自分」の為にやめていた。自分の身体のためだけに。で、最長で三ヶ月しか持ったことがない。連れ合いと喧嘩したり仕事でストレスが出てくるとたまらず吸っていた。
 そもそもタバコは香りを楽しむものだと思っている。パイプなんてそうだ。口の中だけで煙を止めておけばいいのだが、肺まで入れ込んでしまう。強いタバコだと、くらーっときてちょっと気分が揺らめく。これも、文学者や紫煙からの憧れで飲み始めたところが大きい。

 で、今回は 「娘のためにやめる」と心に決めたわけだ。

娘のためにタバコやめるぞ。絶対にすわないぞぉ!って、吸いたくなったら叫んでいる。

本当にすいたくなるときがある。が、何とか吸わなくても良くなっている。しかし、
ダイエットまでは進まない。食欲にはまだまだ打ち勝てない。






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異動の季節

2015年03月21日 | 「今、ここで」


パワハラ

 どっかの自治体の教育長がパワハラで結局辞めた。

 教育の世界の常識は、世間では非常識。とよく言われるそうだ。(教師をしている友人談)警察官なんかもそうだが、教育公務員も、現場から離れて教育委員会や首長部局へと動をする教師もいるらしい。で、役所と学校の違いを表して、また民間企業との違いでよく言われるらしい。

 なにが常識なのだろうか?

 カーネギー協会著《人を生かす組織》などを読むと、また、ドラッガー、マズロー、テイラー、はてはマックス・ウェーバー、、と。

 マネジメント論は様々なものがあるのだが、本当に何が常識で、非常識かはその社会、その時代の人々が共有している倫理観によるところが多い。しかし、永遠不変の定理は必ず存在しているので、大きく所属集団がぶれているときには、この永遠不変の定理に戻る必要がある。

 体罰問題がクローズアップされる中、教師集団の長たるもののパワハラはいかがなものか?

公募で首長らが選んだある委員に対して

・共産党が知事を追及することになり、~委員が共産党と一緒にされることになる。知事を後ろから刺すようなものだ。

 など、パワハラと認定された発言はいくつかある。


 仕事帰りの居酒屋で、女性職員相手に、「だから、お前早く結婚したら!」とか言っているのとは違う。公の仕事をしているときの発言だけに注意が必要だろう。しかし、どうも、~委員は、首長や委員長側が公募した中で、採用された委員だったらしく、なるほど、と合点した。「誰のおかげで委員をさせて貰っていると思っているんですか?」も出るかも知れないなぁ。一旦決まった後に「これは、ちょっと、、、」って言いだしたらねぇ。でも、おいらが選んでやったんだぞぉって、思っていても公的な会議で口にしちゃうのは「謙遜」が足りない証拠だ。

 小さな組織は、特に平和な状況での組織運営は、ボスが上から命令を出すという形はだめである。平安時代の貴族政治を見ると分かる。合議制で行くべきだ。と思っている。

  「ボスはやれと言う。リーダーはやろうと言う」

 さて、僕は自分の集団内でいかに敵の怒濤の攻撃を逆手に取るか?作戦を練ろう。






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徒然なるおもい

2015年03月15日 | 「今、ここで」

NHK 72時間定点観察し、そこを訪れる人々の人生模様を伝える番組がある。私の好きな番組である。マスメディアの使命の一つだ。取り上げ方が最も決め手であり、どう読み取って見る側聞く側に伝えるかであるが。

小泉政権での雇用形態の変革。教育制度、医療制度、福祉制度等など、あの時から大きな舵を私たちは切った。現在の非正規雇用者は、昨年2012万人を超えたそうである。労働市場の38%を占める。年収が200万円以下の人が120万人に上る。民間企業で働く人々の24.1%なんだそうである。公務員の年金制度が厚生年金と一緒になる。非正規雇用の人が国民年金にきちんと入らなくなる気持ちがよくわかる。公務員の年金制度が厚生年金と一緒になる。知り合いの公務員に言わせると、戦前のように天皇の臣民を作るように、天皇にご奉仕する官吏になったほうがいいよ。だそうだ。

美しい自然、温かい人間関係、《和と絆》の暮らし、、、常に進歩する保守政党に頑張ってもらって、経済格差を縮めていただきたいものである。「21世紀の資本」読み中であるが、この「資本」という単語は「資産」と置換した方が分かりやすい。資産家に(法人も含めて)課税しないとまずいかも。

いつものようにあっちこっちと話しが飛びましたが、、。

人間到る処に青山あり、で、




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アイデンティティー統合

2015年03月14日 | 支配と依存


知的活動を先へと進める力、というのは知的能力ではなく、一種の直感と結びついた感情的なもの


とは、加藤周一氏が言っていた言葉だそうである。つまりこういうことだ。

いくら頭が良くても、目の前で子どもが殺されたら怒る能力がないといけない、ということである。

日本のインテリや政治家の言葉が軽くなりまた。オリジナリティー、という概念がなさ過ぎる。結局、「積極的平和主義」とかいってミテモ、PKO法の改正や集団的自衛権にしてみても、従来型のありふれた形態に戻そうとする後ろ向き発想なのに、いかにも革新的で前衛的に見せるようにしている。いわゆる、「失敗の本質」(名著の一つ)をみずに「自虐史観」とか日教組は反日教育をしているとかいうロジックで事の本質を見せないように誘導し、文官統制の枠も外す。(アラビアのロレンス という映画を見ればシビリアンコントロールの意味が素人にも分かる)

内田樹氏「日本辺境論」を読むと、オリジナリティーがないのは日本人の特性で、世界に先駆けて「理想」を唱えることは、「日本」というアイデンティティーを失うことになるからあり得ない、とあり、なるほどと納得するのである。

漱石先生は、大正時代生まれの青年達に「明治維新は新しい人間の未来像を作り上げるまでには至らなかった。諸君らは新しい世界観を作ってくれ給え」と叫び続ける。鴎外や藤村もそうだ。

これも、ある本からの引用だが

「人類社会の遺産相続:知的遺産相続は生身の人間として生身の人間に出会うことによって触発される。誰と出会うのかが、決定的なのだ」

誰と出会うかは親とかの血縁以外は、主体性を持って自分で選択してゆくものである。卒業、入学のシーズン。また、就職の季節。自らの「アイデンティティー」を統合して、「現実を吟味して」晴れ晴れとした人生を送って貰いたい。現代の若者には!






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