9頁から
自己愛パーソナリティ障害が定義されています。我々は素人なので、精神科医ではないので軽々に異常か正常かは判断などしてはなりません。他者とのコミュニケーション時のこちらの受け方という意味で聞いてください。
・自己の重要性、ユニークさに関する誇大妄想
異常なまでに自分を偉いと思い込んでいるヒトに出会ったことはありませんか。こんなヒトを批判しようものなら、それはそれはすごい勢いでわめき散らします。
こういうヒトには気をつけたいですね
9頁から
自己愛パーソナリティ障害が定義されています。我々は素人なので、精神科医ではないので軽々に異常か正常かは判断などしてはなりません。他者とのコミュニケーション時のこちらの受け方という意味で聞いてください。
・自己の重要性、ユニークさに関する誇大妄想
異常なまでに自分を偉いと思い込んでいるヒトに出会ったことはありませんか。こんなヒトを批判しようものなら、それはそれはすごい勢いでわめき散らします。
こういうヒトには気をつけたいですね
『生き甲斐の心理学』6頁
ここでは、「カウンセリングの勉強のスタートはまず自分の人間観の検証からはじまります」とあります。カリタスカウンセリングの原理はここにあります。森羅万象を主体的にも客観的にも捕まえることで、真善美に照らし合わせて人間社会を生き抜いて行くのは我々ヒトです。しかし、森羅万象や人間関係の捉え方は実にヒトや集団によって千差万別なわけです。ヒトは生きていると数々の失敗をします。悔やむことも多いです。ですから罪を犯すこともあるわけです。生きていると清廉潔白ではなかなか生き抜けません。そこで、悩みますし、不安感にも陥りいます。贖罪、恥辱、自虐などマイナス感情に支配されてしまうのです。
カウンセラーとしては、 そのようなヒトへの、人間観を検証する方法が必要になります。 そういう意味においてこの『生き甲斐の心理学』は示唆に富んだ学びになります。
『生き甲斐の心理学』
6頁
理想的なカウンセリングとしてヨハネ福音書の「サマリアの女」とイエスの会話が登場します。イエスは、教師として登場して弟子を作り、学習する集団を作ってゆきます。ヒトはパンだけで生きるのではない。神様の口から出るひとつひとつの言葉から生かされる。
イエスが伝える神は、場所や民族だけで留まりません。ヒトが作る壁を超えて全人類を平和へと誘う神様です。さて、ヒトは信仰を意識するしないにかかわらず、悩み、苦しみ、そして予期せぬ不幸に見舞われる存在です。そのたびに現状の解釈を明るく保てればよいのですがそうとばかりは行きません。
昼の井戸でイエスはサマリアの女に出会います。砂漠です。旅をしているイエスは仕方ありませんが、その周辺で生活をしているのに正午になって水を汲みに来る女は、周囲のヒトから外れた存在なのです。様々な聖書学者の見解によれば、男性優位の社会で生きる為に正式な結婚をせずに、様々な男と愛のない結婚を重ねてきた女性がこの女性です。
中東の戦争は宗教戦争だから日本人には理解不能だという友人がいます。大方の日本人はそう考えていると思います。しかし、本当にそうでしょうか。
カリタスカウンセリングを学んでいると、人間は「神と出会いたい」という本能的な欲求を持っているということに気づかされます。日本人に限らずヒトには信仰心があるようです。この前提がとても大切です。ですから中東での戦争も、祇園祭や初詣、七五三やだんじり祭も共通する何かがあるのです。
ヒトが心を病むとき、身体と意識だけで病理論を説き明かしていくと限界が見えてくるようです。