シニア花井の韓国余話

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最新救難艦の性能公開、ソナーは目標探知できず

2014年11月29日 11時20分16秒 | Weblog
韓国大手新聞  朝鮮日報14年11月27日記事抜粋
海軍と大宇造船海洋が統営の性能を公開
不良品疑惑の音波探知機は目標物を探し出せず、掃海艇「甕津」が誘導
えい航・引き揚げに必要な装備は全て正常
 「沈没船の位置に到着、誘導頼む」(統営号)
 「沈没船の位置は統営から270度、5メートル、誘導針路270度、以上」(甕津)
 11月26日午後0時30分、釜山海軍作戦司令部から南西20キロの海上で、最新型救難艦「統営」と掃海艇「甕津」が無線によるやりとりを行った。統営は甕津から指示を受けながら、スラスター(船を横方向に動かすための動力装置)を使って全長107.5メートルの船体の位置を数メートル単位で左右に調整した。統営が沈没船の真上に到達すると、甕津から統営に「オン・トップ(On Top)」と無線で伝えられた。
 統営を建造した大宇造船海洋と海軍はこの日、「防衛産業汚職」のシンボルとなり実戦配備が先送りされている統営の実際の性能と、海上での救助プロセスを公表した。納品時の汚職により魚群探知機レベルの音波探知機(ソナー)しか搭載していない統営は、今回のデモンストレーションで予想通り目標物を探知できなかったため、甕津の支援を受けて作業に当たった。防衛事業庁上陸艦事業チームのイ・ジョンジェ海軍大領(大佐)は「今搭載されているソナーは民間レベルの性能しかないため、軍事用としては到底使用できない」とした上で「納品契約を取り消して返品する予定なので、現在は実戦配備ができない状況だ」と述べた。ソナーだけでなく遠隔操作無人探査機(ROV)に装着された超音波カメラも正常に稼働しなかった。
 しかし座礁船の引き揚げやえい航、さらに潜水作業の支援などそれ以外の作業は通常通り行われた。統営のパク・チョンシク艦長は「救難艦の核心となる潜水装備や引き揚げ用のクレーンなど160種以上の装備は正常に稼働した」と説明した。海軍本部企画管理参謀部のイ・ビョングォン部長も「退役時期を予定よりも10年以上先送りしている光陽に比べ、統営は優れた性能を発揮することができる」「統営は早期に実戦配備しなければならない」と指摘した。しかし一部では「統営を受領し実戦配備するのは難しい」という指摘も依然として出ている。
釜山= 国防部共同取材団 , 梁昇植(ヤン・スンシク)記者



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