演出はなんのため？

　オリンピックの話題が新聞の１面を賑わせています。
日本人選手の活躍も素晴らしいですね。

　その一方で、開会式の映像がＣＧを合成したものだったり
会場で革命歌を歌った女の子が口ぱくだったりと
感動を興ざめさせるような事実があきらかになっています。

　中国側は
「国家の利益のためにやったこと」
と言っているそうですが…

　会場で口ぱくをさせられた女の子は９歳
本当の歌声の主の女の子は７歳
ということですから、
こんな子供たちが国家の利益のために
このような虚空の演出をさせられたことに
とてもショックを覚えました。

　口ぱくをさせられた女の子は
容姿が抜群ということで選ばれたとのことですが

（もちろん大人の策略に利用されているこの少女を
　批難する気持ちはありません。）

　新聞に掲載されていた写真を見る限り
声だけを提供した女の子が
容姿的に劣っていたとは言い難いです。

（というか、十分可愛いですよね？）

　もちろん、子供の資質もいろいろなので
人前に出るのは苦手という子もいるでしょうから
もしかしたら歌声の主は
会場で歌うことをためらったのかもしれませんが…

だとしたら、実際に会場で歌える子を選べばいいわけで
多少、歌が下手でも、容姿がどうでも
そこに華を添えられる素質がある子を
立たせればよかったんじゃないでしょうか？

要するに、容姿で選んだのであれば
選ばれた彼女に歌を歌わせれば良かっただけのことです。
たとえ仮に彼女が歌が下手だったり
声がきれいでなかったとしても
一生懸命歌う姿に人々は感動したと
思うんですよね…

　中国国内の事情は良く分かりませんが
口ぱくをさせられた女の子が
社会のさらしものにならないことを祈るばかりです。