新橋演舞場(昼の部)
鳴神、鬼平犯科帳(大川の隠居)、釣女でした。
鳴神は、染五郎の初役で、雲の絶間姫は芝雀。
やり方がかなり違ったようです。雲の絶間姫の髪型が少し違い、飾りが2つに分かれているようなもの。
亡くなった夫の遺品という着物も、いつもは黒の男物だけれど、今回は、うぐいす色の姫の上着。最後にこれをかぶって花道を入っていた。
鳴神を破戒させるところも、あっさりさっぱり。
もっとねっとりやる人もいるけれど、あの場面をねっとりやるのは少しもたれることがあるから、これぐらいがちょうどいいのか。
いつも、どう見たらいいのかわからない場面だから。
破戒して、酔いつぶれた鳴神は、いつもなら、上手の部屋に入って御簾をさげるけれど、今回は、舞台中央で滝の方をむいてうつぶせになる。
姫が滝の注連縄を切るまでの間は、赤い布で隠され、その間に化粧を変える。
全体的には、ややあっさりであり、なおかつ、鳴神は軽い。
年齢と柄のあるだろうけれど、あれだけの霊験あらたかなお上人さまなのに、若くて軽いのはいただけない。
雲の絶間姫は、色気がいまいち。鳴神を落とそうとする策略が見えすぎるのが気になる。
鬼平犯科帳は、もちろん吉右衛門。吉右衛門のファンサービスのための出し物であり、たいしたことはない。
鬼平がテレビよりも若く、江戸っ子で粋な感じがする。老齢老獪な盗人との対比としてはいいと思う。
老齢の盗人には歌六。悪いとは言わないけれど、吉右衛門と対峙するには小物すぎるように思う。
鬼平の妻・久枝に福助。うるさい。
釣女もサービス場面。錦之助と芝雀が絵のようにキレイで、吉右衛門の醜女と歌昇の太郎冠者のおかしさを引き立てる。
鳴神、鬼平犯科帳(大川の隠居)、釣女でした。
鳴神は、染五郎の初役で、雲の絶間姫は芝雀。
やり方がかなり違ったようです。雲の絶間姫の髪型が少し違い、飾りが2つに分かれているようなもの。
亡くなった夫の遺品という着物も、いつもは黒の男物だけれど、今回は、うぐいす色の姫の上着。最後にこれをかぶって花道を入っていた。
鳴神を破戒させるところも、あっさりさっぱり。
もっとねっとりやる人もいるけれど、あの場面をねっとりやるのは少しもたれることがあるから、これぐらいがちょうどいいのか。
いつも、どう見たらいいのかわからない場面だから。
破戒して、酔いつぶれた鳴神は、いつもなら、上手の部屋に入って御簾をさげるけれど、今回は、舞台中央で滝の方をむいてうつぶせになる。
姫が滝の注連縄を切るまでの間は、赤い布で隠され、その間に化粧を変える。
全体的には、ややあっさりであり、なおかつ、鳴神は軽い。
年齢と柄のあるだろうけれど、あれだけの霊験あらたかなお上人さまなのに、若くて軽いのはいただけない。
雲の絶間姫は、色気がいまいち。鳴神を落とそうとする策略が見えすぎるのが気になる。
鬼平犯科帳は、もちろん吉右衛門。吉右衛門のファンサービスのための出し物であり、たいしたことはない。
鬼平がテレビよりも若く、江戸っ子で粋な感じがする。老齢老獪な盗人との対比としてはいいと思う。
老齢の盗人には歌六。悪いとは言わないけれど、吉右衛門と対峙するには小物すぎるように思う。
鬼平の妻・久枝に福助。うるさい。
釣女もサービス場面。錦之助と芝雀が絵のようにキレイで、吉右衛門の醜女と歌昇の太郎冠者のおかしさを引き立てる。