『今日の出来心』

シンガーソングライター&作詞家“久保田洋司”の365日書き下ろし公開日記です
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2010年2月23日(火)

2010年02月23日 00時00分01秒 | Weblog
既視感、デジャビュを、このごろはよく感じる。

子供の頃は、けっこう感じていた気がするが、
大人になるにつれて、あまり感じなくなってきていた。

子供の頃に、
この場面は、絶対に前に見たことがある、
と感じたデジャビュを、今でもはっきり覚えている。

それが、すごい象徴的な場面だったりすると、
ドラマティックでもあろうが、
別に、なんてことのない暮らしの1シーンなので、
そこに、意味を見出せないのである。

美しいものによけいな意味ないっす。
(自作、「意味ないっす」より。)
(エルビスの「トゥリート・ミー・ナイス」、かっこいい。)

尾道の実家で、そろばん塾やら習字教室やらを、
先生が来て、開いていて、
僕など、小学生の頃は、両方通っていたのであって、
学校の友達も、たくさん通っていたのであって、
始まるまでのあいだは、庭で、ボール遊びなどするのであって、
そのボールが転がったところを、
友達の西くんが拾うという、そのシーンである。

なぜ、このシーンを、三十数年も、覚えていなくてはならぬのか。

で、大人になって、あまりデジャビュを感じなくなった、と書いたが、
最近、ここにきて、また時々感じるようになってきた。

これはしかし、脳の発達ということと、
なにか関係があるのかもしれない、と思えばである、
成長段階、あるいは未熟な状態で、感じられる、
なにかしらの錯覚が、
ある段階になると、治まり、
また、さらなる段階に入ってくると、起こり始めるという、
なにやら、胸こそばゆいような、
背筋しびれるような、
そのような。

で、ふと見上げた書棚の場面は、確かに見覚えがある。
当たり前である。
毎日見ている風景である。

洋司

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (真昼の星)
2010-02-24 09:28:39
苦しい日々を送っていたころに
見たデジャビュ

最近、愛する人へ
メールを送る時に
感じました

そのことを
愛する人にも
伝えました

愛する人と
デジャビュが繋がりあって

とても幸せを感じることができました

苦しかった頃のことが
癒やされたような気がしました
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デジャビュ (ともりん)
2018-07-19 00:04:58
デジャビュってよく出てきますね!
フランス語を勉強していた時、デジャ(=alreadyすでに)とヴュ(=seen見られた)のそれぞれの単語の意味を知ったときは「そのままじゃん!」と思いましたが(言葉遣いが‥すみません)その後サンテ(=health 健康) ド(=de 〜の) ウ(= eyes 目)の意味がわかると、目薬の名前はなんて単純だったんだろうと衝撃でした。子供の時は何語かも気にせずに聞いていた言葉でしたから〜
ですので、私の中でデジャビュとサンテドウ〜♪はいつもセットで思い出す言葉です、と書いてみるとくだらない内容でした。
昔のデジャビュを覚えているってすごいですね!
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