2010年3月12日（金）

昨日は、朝から万葉集の講座に。
高橋虫麻呂の、国誉めの歌などのお話を、
楽しくお聞きしたのであった。

資料でいただくプリントに、
地図も載せてくださっているのである。
虫麻呂の歌は、東国のものが多いので、
茨城とか千葉とか、ちょっと行って来ようと思えば、
すぐ行けそうな場所であるから、
これから、暖かくなったら、出かけてみるのも、
良さそうである。

ただ、一日で、茨城も千葉も、というのは、
難しそうである。

ローカル線やバスなど乗り継いで、
そのあたりの宿に泊まりながら、
ゆっくりと、歌の地を訪ねるなど、
たまには、してみていことである。

また、春三月に、諸の卿大夫等の、難波に下るときの歌で、
天平４年ごろを推定した地図も。

押し照るや、の難波京のあたりも、
花の盛りに、行けば、良さそうである。

君がみ行きは　今にしあるべし
あなたのお出ましの時期は　この今でございましよう

という誇らかに、声高らかに歌われている感じが好きである。

KAT-TUNに「ＧLORIA」という詞を、
ずいぶん前に書かせていただいた。
栄光の歌、今ここに、高らかに、と。

グロリアなんて、聖書にあった言葉だったと思ったが、
今は、万葉の宴っぽく聞けて、また、楽しいのであった。

洋司