ギターケースを持ち歩いていたからであろう、スタジオの別室で別のリハーサルをすると思われる方々から、挨拶をされた。こちらも、挨拶を返すが、その途中で相手の方々、間違ったことに気づかれたようで、そこに微妙な空気が生まれる。この空気を、素粒子のレベルで見れば、そこになにか、普通の空気とは違ったエネルギーが、生じているのであろうか。その空気と、普通の空気では、植物の育ち方が違うとか。挨拶を交わした直後の段階では、気持ちの良い何かであったはずのものが、間違いだとわかった瞬間に、別のものに変わるという、仮に、意識がこの世界に影響をおよぼしているなら、あることである。ま、仮にであるけれど。ボブ・ディランの詞に、聖書が正しいなら、世界は破裂するだろうと。
洋司
洋司