いーちんたん

北京ときどき歴史随筆

暖泉5、地蔵寺の入り口

2012年04月10日 14時45分03秒 | 河北・蔚県と暖泉
我々がものめずらしいのか、地元のがきんちょがついてくる。
カメラを向けると、あんまりポーズはとってくれねえー。このふてくされた顔ー。

    


劇台の右に、寺の入り口となる門。

    


エントランスとなる部分は、寺の門番さんの住まいでしょうかね。
こぎれいなたたずまい。




寺の正面入り口には、影壁。




これが寺の正門。




境内の中。





一階には、おみやげ屋さん。ランタンが売っている。
中国ではいつものことなのだが、赤ちょうちんでは、日常使いの照明には使えないもので、
「白いのはないのか」と聞くと、相手がぶるぶるっと震える。




「白ちょうちん」などは、人が死んだときにしか使うものではないらしい。

最近はぼちぼちシンプルかつおしゃれな照明も増えてきたが、私が来たばかりの90年代、
ごてごての悪趣味な照明しかなかった。

悲鳴を上げた私が、シンプルな木の枠組みを作ってもらい、
そこに白い半紙を張ってランプシェイドにし、今に至っているが、
年配の中国人が遊びにくると、「薄気味の悪い家だ」というようなことをいう。

はあ。。。まったく文化のちがいはしょうがない。。。


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6 コメント

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影壁 (~弥勒~)
2012-07-06 08:04:42
「影壁」というものを初めて知りましたので調べてみました。発生は道教で魔よけだそうで。

そこでいくつか教えていただきたいのですが、
①中国人はどれかの宗教に属しているのですか?
日本は精神的には何でも来いが多いのですが、親たちは主にその親たちを弔うためにどこかに所属してますよね。

②中国では葬式はどうしているのでしょうか?墓地はどこにあるのでしょうか?

③宗教に関して大家族の宗族といいますか、親戚関係の影響は有るのですか?

いつも判らないところは調べながら読んでます。本に出ていない知識を得ることができありがたいですね。
感謝感激です。
返信する
弥勒さんへ (いーちんたん)
2012-07-06 14:20:17
弥勒さん、こんにちわ。

①中国人はどれかの宗教に属しているのですか?

共産党の思想でしょう。思想の根源とすべきは共産党の指導する内容、ということになっています。

②中国では葬式はどうしているのでしょうか?墓地はどこにあるのでしょうか?

共産党の指導に則った葬式であり、墓地です。

葬式は、墓地に火葬場が隣接しており、その中にレンタルできる空間があり、そこで行います。
値段に合わせ、さまざまなサービスが用意され、これは公営です。

つまりどうやって弔うかも共産党の決めたルールを元に、行います。

基本的には火葬、墓地は値段に合わせてさまざまなタイプがありますが、最低限のものであれば、ロッカーのように縦に積み立てられた四角い一角となります。

③宗教に関して大家族の宗族といいますか、親戚関係の影響は有るのですか?

親族関係は、日本より濃厚です。
集まる頻度も濃厚、金銭的な援助など、いとこ、姪、甥までは余裕のある者が必ず出します。
返信する
へぇ~!! (~弥勒~)
2012-07-07 12:10:03
そうなんですか。

「中国情報」というページにはこう書いてあります。
 http://www.china7.jp/bbs/board.php?bo_table=2_1&wr_id=4
*******************************
不完全な統計によれば中国の諸宗教の信者は約一億人に達し。・・・・
それぞれの宗教団体は各自のルールと選挙に基づいて、幹部と指導者を選挙する仕組みになっている。 ・・・・
中華人民共和国の国情にも符合する愛国愛教の優れた宗教文化も生まれ変わっている。・・・・・
**********************************
宗教って愛国心でするものではないでしょう。
1億人の多くは少数民族ですね。それに香港、マカオですか。
漢族は殆どが無しですか。
あれだけの歴史がある仏教、道教などはもう歴史の彼方なんですね。
驚きです。

今回のレポートされたお寺を初め今あるお寺はどのようにして存続しているのですか?

それから、中国の統計に台湾は入っているのですか?

教えていただければ。
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弥勒さんへ (いーちんたん)
2012-07-07 13:09:57
大きな声では言っていませんが、国の理想はやはり政教一致であり、実際にそれに近い状態になっていると思います。

宗教は行動規範であり、考えの根源であり、党以上に影響力のある、それに取って代わるものがあってはならないことを基本としています。

ですから最近は三大宗教などを信仰することも認められていますが、基本的には党の思想に則り、その支部のような、その子分のようなものが求められ、相反する考えがあれば、厳しく是正が求められます。

宗教的リーダーと党が違うことがいえば、一体誰のいうことを聞くのですか、という点で、矛盾が出てしまうからです。

お寺などは、基本的には政府機関である「文物局」に所属しており、「宗教施設」ではなく、「文物」として扱われているところがほとんどです。

ですからその場合は、見物客から入場料をとり、これをお寺に維持費に当てており、それでも足りない場合は、行政から維持費が出ます。
つまり「過去の遺物の見学」というスタンスです。

最近は特に南方では、お坊さんをおき、信者のお布施で独立採算制に近い形を取っているところも増えてきました。
その場合でも寺は「仏教協会」などの政府管理機関の所属下におかれ、党の基本方針と食い違いが出ないように、常に指導を受けています。

中国の統計に台湾が入っているかどうかは、知りませんー。個々のデータの出元に問い合わせてもらうしかないですねー。
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さっそくの (~弥勒~)
2012-07-07 14:18:28
ご回答ありがとうございます。

なるほどねぇ~
です。

政府機関の所属下に置けないダライラマは居ては困るのですね。
過去の歴史を繰り返さないことを考えているんでしょう。きっと。
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弥勒さんへ (いーちんたん)
2012-07-07 15:56:43
そのとおりです。

ほーりんこーなんかもちゅーなんかいを取り囲んでしまったわけですから、それ以来、ひどく神経質になっていますね。

それからカトリックに関してもバチカンと考えの統一ができていない、といって、ずっと問題が解決していません。

今、書きかけのアルタン・ハーンが利用したのも白蓮教。

「宗教の自由くらいいいじゃないか。人間の基本的な権利だ」といいたいのは、山々なのですが、中世ヨーロッパのように各国の王様がローマ法王に指図されるような立場には、今の中国政府は立ちたくないということです。

一とうどく裁と宗教の自由は、所詮は両立不可能でしょう。
その自由を許すのは、みん主化を覚悟した時にほかなりません。
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