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和紙人形・デコパージュ・料理・旅行記

鶴太郎展へ

2007-04-24 00:35:35 | 美術館巡りの部屋
4月17日片岡鶴太郎展がKYOTOえき美術館で開催されていたので見に行った。京都まで行くのだからともう一カ所京都近代美術館で催されていたアール・デコ・ジュエリー展も廻ってきた。
鶴太郎といえば初期は声帯模写、テレビのバラエティ番組や映画、ドラマなどの役者の印象があった。
数年前、門司港レトロ地区へ行ったときにたまたま個展を見てあぁ絵も描く役者なのだと思った程度だった。
2,3年前にNHKの趣味悠々で講師として出演していたときそのシリーズを毎回みていた。その後、何点かの絵を見る機会もあり徐々に興味が湧いてきました。

今回はポスターにもなっていた竹すずめなど京都を題材にした作品もいくつかあった。


驚いたことに、日本画だけではなく陶芸、漆、ガラス、着物などにも素晴らしい作品を観ることが出来た。
ガラスの技法は金箔を貼りそれに皹を入れたものに興味をそそられたというのも私がやっているデコパージュにその技法を取り入れたいとの思いでした。
また、着物は枝垂れ桜が一面に描かれていて3点の違った絵柄の作品があり見事のものだった。

一際目を惹いたのが大きな屏風に描かれた緋鯉の大群。吉峰寺の襖絵とあった。

下記の説明があった。

襖絵「游鯉龍門圖(ゆうりりゅうもんず)」
100畳の座敷に襖25面、長さにして26メートルにも及ぶ大作。
京都の著名な庭師、小川治兵衛作・善峯寺本坊庭園の池に泳ぐ錦鯉を題材に、池から飛び出した鯉の大群が、座敷を回游してまた池へと帰り、滝を登って龍になるという壮大な構想で描かれている。背後に広がるもみじ山を借景に、庭と襖絵がまさに一体となった作品である。
題名「游鯉龍門圖」は、善峯寺の天然記念物「游(ゆう)龍(りゅう)の松」と、「龍門」という急流を登りきった鯉は龍になるという伝説から、片岡鶴太郎氏がつけたもの。

吉峰寺は京都大原野にある西国三十三所20番札所であります。
普段は非公開のようですが今秋に一般公開されるようです。
11月17日から12月2日まで。
ぜひ行ってみたい。
コメント (1)
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