僕の大好きな牡蠣フライが今度の冬は食べられないかもしれない。
(朝刊より)
東日本大震災は、牡蠣の養殖業にも大きな影を落とした。全国に流通する養殖用の稚貝(種ガキ)の8割が三陸産だからだ。養殖業者は種ガキ確保に対応を迫られている。
種ガキは通常、1本あたり約70枚のホタテの貝殻をつけたロープを海中につるし、そこに付着させて採取する。この作業を採苗と呼び、ロープ1本を1連と数える。水産庁の統計によると、09年は約87万連が流通し、このうち約70万8千連が三陸産。北海道から九州まで出荷されている。
大震災は全国の養殖業者が種ガキを仕入れ、冬に向けた養殖の準備をする時期と重なった。
もっとも、今度の冬の分は震災前に出回り、限定的とみられる。が、来年の冬は見通しがつかない。
大きな余震が後を絶たない。仮設住宅の予定地が余震でひび割れしたという。
福島第1原発事故の終息に向けての手立てが後手後手。
政府が設置した復興構想会議の議長が独断で「復興税」を提案したが、税の問題をこの会議が云々するのはお門違い。だいたい、議長の五百旗頭(いおきべ)防衛大学校長を僕は(個人的にではあるが)信頼していない。彼が議長に選任されたとき、あれっと思った。
幸いなことに、国内のみならず世界が日本を支援してくれている。これは極めてありがたいことだ。
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