自 遊 想

ジャンルを特定しないで、その日その日に思ったことを徒然なるままに記しています。

エネルギー・鉱物資源の枯渇

2010年10月17日 | Weblog
 チリの鉱山事故での33人の救出が成功裡に終わったことは喜ばしいことである。しかし何故あのような事故が起こったのか、その大きな原因を考えてみることも必要だと思われる。先進国のみならず新興国、とりわけ中国が地下資源を大量に使用しているという事情が、世界各地の、特に後進国の地下資源を発掘させ、安く買い付けている。これが大きな原因である。有限な地下資源を急速に使用する文明は長くは続かないであろう。
 エネルギー資源の寿命は、専門家の計算によって様々であるが、専門家の常識によると次のようになる。
 石油――49.3年  天然ガス――62.7年  石炭――129.0年
但し、今後の使用量次第では寿命は短くなる。
 1900年における世界のエネルギー消費は、石油換算で5億トン程度だった。それが2001年には91億トンを超え、18倍以上になっており、消費量は年々増加の一途にある。例えば、2001年と2000年を比較すると4.25%増加している。1900年の世界人口は15億人で現在は63億人、人口は100年で4倍強になったが、エネルギー消費は更にその4倍以上の勢いで増加している。どれだけ未利用のエネルギー資源があるか判らないとはいえ、資源は大丈夫かと心配である。(僕が心配しても始まらないが。)
 エネルギー資源の限界と同様、鉱物資源にも限界を考えなければならない。主な金属資源の寿命は次のようである。
 鉄――234.1年  銅――68.8年  鉛――50.2年 等など。

 要するに、エネルギーと鉱物資源の枯渇が何年後かは判然としないが、現在と同様の科学技術文明活動を続けていけば、枯渇と言わないまでも利用の限界は見えてくるのである。そこで、早急に別のエネルギー資源を開発する必要がある。しかもクリーンエネルギー資源を!!!

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