さて、卯月。
昨日までも殆ど仕事をしていなかったのだが、一応は名目上でも束縛されていた。今日からは幸か不幸か束縛されることがなくなった。
道端の草が一斉に萌え、花を咲かせている。律儀に去年と同じところにナズナが咲き、ハコベが咲いている。
山の花、野の花の多くは、人の目にふれることなく咲き、そして散る。
「それもよからう草が咲いている」
という山頭火の、定型を破った句がある。名誉利己を望まず、雑草のように野辺に散る、それもよかろう、と自分に言い聞かせているようだ。
山頭火の句をもう二つ。
雑草よこだわりなく私もいきている
生きられるだけは生きよう草萌ゆる
山頭火のように、生涯、漂泊の旅を続けることは出来ないが、気持ちは彼の様でありたいと思う。
それにしても、被災された方々の礼儀正しさには感嘆する毎日です。
(今日はちょっと遠出してきます。)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます