谷沢健一のニューアマチュアリズム

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王貞治氏とWCBF(その1)

2008-07-31 | プロとアマ
 NPBが前半戦を終えた7月30日、世界少年野球大会(WCBF)開会式が名古屋市の瑞穂公園野球場で行われ、スポークスパースンとして高木守道氏と共に参加した。
 世界のホームラン王の王さんとハンク・アーロン氏が提唱して始まったこの大会も、もう19年目を迎えた。今回も20の国・地域から200名を超える少年少女とIBAF(国際野球連盟)のコーチが参加した。参加者は9日間にわたって寝食をともにし、様々な言語が飛び交う中で、野球というスポーツを通して交流を図る。チェコ、トルコ、ミクロネシアの子供たちもいて、野球が着実に世界各地へ広がっていることを示している。
 大リーガー大塚投手のご子息(11歳)も参加していた。このブログでも書いたが、私の長女が現地で大塚氏のケアを担当したこともあって、特に親密に言葉を交わしたが、母国がまるで異郷であるみたいに、ホームシックにかかっているような顔をしていて、私たちとの記念撮影でも寂しげな表情だったが、おそらく9日後には逞しくなっているだろう。
 猛暑の中、90名に及ぶ正規スタッフやボランティアの皆さんを元気づけていたのは、WCBF財団の専務理事を務める村田兆冶氏であった。王理事長の代行として、組織委員の皆さん(神田真秋知事、江崎鉄麿衆院議員、各教育長、各スポンサー、NPB、JABA、学生野球連盟等…)との挨拶に動き回っていた。それが済むや、技術指導も兼ねたウォーミングアップに1時間を費やし、始球式に臨む。おなじみ投球フォームと球速に、観衆は歓声を上げた。まさに、まさかり投法健在である。