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日本選手権予選(その3)

2006-09-19 | YBC始動
 新日鐵君津球場は、君津市のやや高台に位置している。球場周辺は大企業の町らしく、社宅と思われる集合住宅が群立していた。この地で松中信彦選手(ソフトバンク)や下柳剛投手(阪神)が育っていったのか。今では、市民球団「かずさマジック」となったが、新日鐵君津の時代から考えれば、隔日の感がする。そう言えば、昨夜の仲居さんが「与田剛(元中日)さんの実家はこのホテルから近いところですよ」と話してくれたのを思い出した。
 「おはよう」「おはようございます」と挨拶が飛び交う中で、ほぼスタッフや選手たちは集合しているようだった。体調の悪い蔵重コーチも愛娘優美ちゃんと一緒に早朝から応援にきてくれた。
 すでに相手チーム・松戸TYRは球場正面横で、円陣を組んでミーティングを行っていた。7月1日の練習試合では、YBCが4対11の大差で負けた。それだけに松戸TYRの面々も張り切っているのだろう。YBC創立時の前評判と現在の戦力とにギャップがあるせいか、松戸に限らず、対戦相手はたいてい戦闘意欲が高いように感じる。
 三塁側ダッグアウトに入り、今日のスコア担当の杉村主務に先発オーダーを伝えていると、「かずさマジック」の矢口選手兼任コーチが挨拶にきた。数日前に、電話で彼から君津のホテルの良否などを聞いていたのだった。彼の早大時代は佐藤清監督の時で、頻繁にコーチしたことを想い出す。4年生の秋季シーズンには6本の本塁打をかっとばした。もしも今日、松戸に勝てば、明日はかずさと対戦となる。
 一人遅刻してきたのは木津捕手だった。新日鐵工場内のグランドに間違えて行ってしまったという。これで、予定したスタメンは全員が揃った。
 新加入の元野、遠藤両君が遠慮せず積極的に行動してくれているし、5番DHの松村君も野球の厳しさを選手たちに注入してくれている。チームのムードは格段に明るくなり、声もよく出るようになった。
 試合は終盤に7対6と追い詰められるまで平池君が長いイニングを良く投げた。継投のタイミングが難しかったが、意を決してホソバヤル君(モンゴル出身)を送った。彼を育ててきて9年になるが、最近は身体も大きくなりスタミナも備わってきた。最近の練習では、まだまだミスが多いものの、球数も多く投じられるようになり、ストレートに力が付いてきた。
 9回表、遠藤君の3点タイムリーで突き放し、9回裏はホソバヤルが打者3人で締めた。
 この試合一番の好プレーは、センター元野君が左中間の飛球を横っ飛びに好捕するスーパープレーだった。これで平池君の最大のピンチが救われた。
 また、打順のつながりを重視して、要(かなめ)の山崎大輔君を6番にし、3~7番での大量得点を狙うという「奇策」を考えたのだが、6番を降格と思って発奮したのか、4安打1四球で全打席出塁という活躍をしてくれた。この大会を終えてから、都市対抗で優勝したTDKの練習会に参加する。面倒見のいい、人格の優れた選手だけに朗報を待ちたい。
 しかし、残念なこともあった。8回のピンチの際、セカンド五十嵐君が、ゲッツーを阻止しようとした走者のスライディングをまともに膝に受け、靭帯断裂の大怪我をしてしまった。ただ、トレーナーの勝原君が見事な応急処置を施し、武岡君(選手兼チームドクター補佐)が医師の父上に電話で意見を仰ぎながら、救急病院の手配をし、さらに上村コーチが救急車に同乗して、事の最後まで五十嵐君に付き添ってくれた。傷害保険の手続きは、杉村主務がすぐにやってくれる。スタッフのチームワークは、ほんとうに頼りになる。
 試合での個々のプレーに反省すべき点は多いが、公式戦初勝利を苦難の末、味わうことが出来た。何事も良いことの「初」は嬉しく、そして心に残るものである。
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