谷沢健一のニューアマチュアリズム

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2月合宿アラカルト(その2)

2006-02-13 | YBC始動
 なにしろ、土の上で練習するのは12月の初合同練習以来だから、選手の動きもぎこちなかったが、熱意はひしひしと伝わってきた。同時に、「YBCはこういう練習をするのだ」ということをある程度は選手たちに伝えられたと思う。「こういう練習」とは理に叶(かな)った練習である。例えば、走塁でもベースの踏み方、スライディングの足の形、すべって回り込んだ時のベースタッチのし方等々、まさに間一髪でアウトにもなり、セーフにもなる、そういう基本技術には理屈の裏付けがあるということだ。
 また、時期尚早にも思われるかもしれないが、守備のシフトの練習にも手を付けられた。もちろん、まったくの初歩の段階だが、そこから少しずつレベルを引き上げていく予定である。その最終段階はまだまだ先のことだ。もちろん、1年間では到達できるはずがない。目前の試合に勝つことも大切である。モチベーションが大いに高まるからだ。しかし、それは小事である。目前の試合の勝敗を越えること、それが「無敗而有敗」の含意の一部である。含意のすべてがわかった時、「無敗而有敗」の読み方がおのずとわかるだろう。