サンマリンスタジアムは練習の始動から南国の陽光に満ちていた。しっとりとした天然芝の一葉一葉がキラキラと光輝を放っているグランドを歩く。
ダッグアウト前に行くと、吉田孝司運営部長と顔を合わせ、ひとしきり昔話に花が咲いた。大学の先輩である近藤昭人ヘッドも暖かく迎えてくれ、昼食時にはチームの食堂にまで招いてくれた。
移籍組の尾花コーチ(ホークス)からは2年連続敗退の悔しさを聞き、同年代の内田コーチ(カープ)からは、期待の若手の話も取材できた。
練習は、序章のアップから第2章のキャッチボールへと進む。今年の巨人は、キャッチボールから基本に忠実である。仁志、小久保両選手からして手本を示顕するのだから、「全員、右に倣え」だろう。
やや驚いたのは、バント防御のサインプレーがスムーズに実施され、投手の牽制プレーも野手と息が合っていることだった。例年なら、こうなるのはキャンプの中盤頃だろう。昨年の秋期練習にみっちり行った成果であると、近藤ヘッドからうかがった。
いずれにしても、私のスプリングキャンプの見方は変わってきている。「この練習メニューは選手指導の参考になるぞ」「この練習にはどんな意味があるのか。」これまでの自分の固定観念を白紙に戻して、コーチや選手に(練習の邪魔にならない程度に)教えを乞うのだ。
宮崎に降り立った時にそう考えた。そのとたんに、昨年までマンネリぎみだったこの2月のキャンプ巡りが、急に楽しくなった。やらされる仕事よりも自分で見つける仕事、これもYBC流である。
まだまだ環境も整わないYBCであっても、自主練習をして合宿に備えて待っている選手や優秀なスタッフたちに「土産」だけは豪華に持ち帰る義務が私にはある。さあ、明日はソフトバンクス・ホークスだ。何を学べるだろうか、楽しみだ。
ダッグアウト前に行くと、吉田孝司運営部長と顔を合わせ、ひとしきり昔話に花が咲いた。大学の先輩である近藤昭人ヘッドも暖かく迎えてくれ、昼食時にはチームの食堂にまで招いてくれた。
移籍組の尾花コーチ(ホークス)からは2年連続敗退の悔しさを聞き、同年代の内田コーチ(カープ)からは、期待の若手の話も取材できた。
練習は、序章のアップから第2章のキャッチボールへと進む。今年の巨人は、キャッチボールから基本に忠実である。仁志、小久保両選手からして手本を示顕するのだから、「全員、右に倣え」だろう。
やや驚いたのは、バント防御のサインプレーがスムーズに実施され、投手の牽制プレーも野手と息が合っていることだった。例年なら、こうなるのはキャンプの中盤頃だろう。昨年の秋期練習にみっちり行った成果であると、近藤ヘッドからうかがった。
いずれにしても、私のスプリングキャンプの見方は変わってきている。「この練習メニューは選手指導の参考になるぞ」「この練習にはどんな意味があるのか。」これまでの自分の固定観念を白紙に戻して、コーチや選手に(練習の邪魔にならない程度に)教えを乞うのだ。
宮崎に降り立った時にそう考えた。そのとたんに、昨年までマンネリぎみだったこの2月のキャンプ巡りが、急に楽しくなった。やらされる仕事よりも自分で見つける仕事、これもYBC流である。
まだまだ環境も整わないYBCであっても、自主練習をして合宿に備えて待っている選手や優秀なスタッフたちに「土産」だけは豪華に持ち帰る義務が私にはある。さあ、明日はソフトバンクス・ホークスだ。何を学べるだろうか、楽しみだ。