ポケットの中で映画を温めて

今までに観た昔の映画を振り返ったり、最近の映画の感想も。欲張って本や音楽、その他も。

高校生のころ・6〜『太陽の下の18才』

2015年11月11日 | 1960年代映画(外国)
高校当時、レコードは貴重だったからほしい曲があっても、吟味を重ねた上でやっと一枚買うという状態だった。
だから、時が経ってから出る4曲入りコンパクト盤(シングルレコードの大きさの33回転数)が割安で、それをよく購入した。
そんな中の一枚に「思い出のイタリア映画集」があり、『太陽の下の18才(ツイストNo.9)』(唄・ジミー・フォンタナ)が入っている。

DVDレンタル店でタイトルをチェックしていたら、この『太陽の下の18才』(カミロ・マストロチンクエ監督、1962年)があった。
一度は観ておきたいと思いながら、当時から50年経ってしまった映画である。

若者三人(ニコラ、レロ、ナンニ)が船で、ナポリからイスキア島へバカンスにやって来る。
そして、島のカルロ、マッシモ兄弟たちのグループと合流。
彼らは短い休暇中に、女の子にアタックしアバンチュールを楽しもうとする。
レロはドイツ娘を射止めるためドイツ語を習おうとし、ナンニは島一番の美人をものにしようと彼女に接近する。
一方、予約したホテルでニコラが寝ていると、ニコル(カトリーヌ・スパーク)という女の子が部屋に入ってきた。
ニコラ・モリノとニコル・モリノの名が一字違いのため、ホテル側が同じ部屋を割り当ててしまったからである。
ニコルはニコラを追い出そうとするが、ニコラも自分の部屋だと主張して・・・・

美しい海をバックに、島で楽しむ若者の青春コメディ。
はち切れんばかりの太陽の下での話だから、もっとワクワクするような躍動感があってもよさそうだか、なぜか少し物足りない。
カトリーヌ・スパーク以外、青春真っ只中のピチピチしたギャルや青年が出て来ないせいだろうか。
物語りのエピソードも詰め込み過ぎで、もう少し省略すればすっきりするのになあと思う。
それでも、エンニオ・モリコーネの音楽が雰囲気を盛り立てたりして嬉しい。
特に、当時大ヒットしラジオからもよく流れた、ジャンニ・モランディの『サンライト・ツイスト(ゴーカート・ツイスト)』が懐かしい。
いい曲である。

(後に当時のメモを調べてみたら、この作品は高校3年の時に観ていた。しかし、観たという事も忘れてしまっていた)

下にYouTubeから『サンライト・ツイスト』を貼り付けてみた。
Go-Kart Twist / Gianni Marandi サンライト・ツイスト / ジャンニ・モランディ
コメント (2)
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