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信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

雪降る信濃十名勝「山清路」の風景&犀龍小太郎伝説&議長OB会

2024年02月25日 | 生坂村の風景
 2月25日(日)は雨が降りミゾレや湿った雪も混じり、昨日より気温が上がらず、非常に寒い一日でした。

△▽ 毎朝恒例の写真は、雪が降る中、新山清路から旧山清路橋を回りながら撮影した風景です。
信濃十名勝「山清路」の風景


 犀川は生坂村で、支流の金熊川、麻績川と合流するところが「山清路」と呼ばれる景勝地になっていて、この地は、民話『犀龍と泉小太郎』の山清路伝説の場所なのです。

松本平は太古、一面に湖であった。ここに犀竜が住んでいて、白竜王(日輪、大日如来の化身)との間に泉小太郎が生まれ、泉小太郎に自分の姿を見られることを恥じて、湖水に隠れてしまった。

 泉小太郎は母の行方をたずね歩き、やっと熊倉の下田奥の尾入沢(松本市島内と安曇野市豊科田沢の境)でめぐり会うことができた。
  犀竜は「我は諏訪大明神の化身である。氏子を繁栄させたいと思う。背中に乗りなさい。この湖水を突き破り平地とし人里にしたい」といった。

 泉小太郎はいわれるままに尾入沢から犀竜に乗り、山清路の大岩を突破し、水を越後の海に流し落として、松本平を肥沃な人里とした。
  この後、犀に乗った所を犀乗沢、そこから千曲川までの川筋を犀川というようになったと伝えられている。

 山清路は泉小太郎が一番苦労して突破した難所である。そのおかげで生坂の地も人里と なった。かつては、感謝とこの地の発展を祈って毎年5月に犀竜小太郎祭が盛大に行われていた。

 山清路という地名は、昔この付近に山(三)清寺という寺があったことからつけられたといい、今も寺跡がある。山清路の名勝は明治以降、犀川下りの人々により有名となり、昭和3年新愛知新聞社 主催により、信濃十名勝の第二番に選ばれた。
 昭和62年には朝日新聞社、長野県、テレビ信州、森林文化協会の公募により、長野の自然100選の一つに認定された。

 当村としても山清路のVR動画、パンフレットの製作、看板の修繕と更新、百体観音の遊歩道の整備、駐車場整備などを行い、山清路を当村北部の観光名所にするため取り組んでおります。

午後6時からは、議長OB会総会がやまなみ荘で開催され出席しました。私の大先輩の議長経験者から現職の太田議長まで出席され、私も村長になる前の1年7か月ほど議長を務めていましたので、現職村長と議長経験者としての立場で参加させていただいております。

 私と一緒に議員をされた方が5人と多く、現職の議員もいらして、また、親父さんと一緒に議員をされた方もいて、いつも村政運営や現状の取組などの話題、皆さんの議員時代の活動の様子など、様々な話しで盛り上がり、現在の課題解決の方向性などのご指導をいただくこともございます。

 私は脱炭素先行地域づくり事業、村民説明会の模様、地域の活性化、子育て支援、福祉の充実、人口減少対策など多岐にわたりお話し合いができ有意義な会となりました。

信濃十名勝「山清路」の風景

2024年02月24日 | 生坂村の風景
 2月24日(土)は晴れて、朝は厳しい寒さでしたが、昼間は日なたでは少し緩みました。

△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、生坂村一番の景勝地「山清路」に行き、大きな奇岩の渓谷美を中心の風景を撮影しました。
信濃十名勝「山清路」の風景


 北アルプスの名峰「槍ヶ岳」を源とする犀川は、松本盆地を北流し長野盆地の川中島で千曲川と合流する河川でして、その流れはところどころで蛇行しながら、美しい峡谷である「犀峡」を造り出しています。

 山清路は昔、大日様の五月八日のお祭りで大きな岩の上で宴会をしたということも聞いていました。今朝は犀龍小太郎が砕いたと伝えられる大きな岩がいっぱい現れていて、その岩の上で宴会をしていたと思える山清路の渓谷美を撮影できました。

 旧山清路橋は、昭和9年に架けられたもので、1960年代後半には新山清路橋が開通し、2020年には山清路大橋が完成しました。

 さらに南には、山清路を迂回する長野19号防災(山清路地区)の整備により山清路防災1号橋が架設され、北には御曹子橋があり、犀川を渡る橋が続いて名所にもなると思います。

 今は、県道大町麻績インター千曲線の旧道になった県道部分には、生坂橋、公園橋もあり、山清路を中心に橋が増え橋巡りも楽しめると思います。

 当村としては山清路のVR動画、パンフレットの製作、遊歩道の整備、看板の修繕と更新、駐車場の整備などを行い、金戸山百体観音、山清路の郷資料館などを含めて、当村北部の観光名所に相応しい取組を進めています。

 私は、毎朝恒例の撮影とSNSでの発信を済ませ、午前10時から保育士の会計年度任用職員の採用面接を行いました。
 お二人とも保育士経験が豊富でして、一人は人事交流で生坂保育園に勤めた経験もある方で、安心して子ども達の保育を任せられると感じました。
 全国的に保育士不足と言われている中、当村は新年度、正規保育士1名と経験豊かな保育士2名が加わり、希望の多い未満児保育の需要にも応えられる体制が整いました。

 本日生坂村では、教育委員会関係会計年度任用職員採用面接、公民館で地域未来塾などが行われました。

生坂ダム上空からの風景&妻とノンビリ

2024年02月23日 | 生坂村の風景
 2月23日(金)は雨やミゾレ、雪が降りましたが、天気は回復傾向で昼間も真冬の寒さでした。

△▽ 毎朝恒例の写真は、先日澄み切った青空に朝日が差してきた生坂ダム上空からの風景です。
生坂ダム上からの風景


 生坂発電所は、平発電所に続き発電機を更新するためにゲートを上げ、関連工事が始まっています。


 2年半ほど掛けての工事のようですので、犀川の流れや河原が昔のようになりますから、時々撮影して後世に伝えたいと思います。


 当村の脱炭素先行地域づくり事業では、生坂ダムで小水力発電を計画していまして、これまで現地調査を行い、複数の発電設備や手法を検討して、国、県、東京電力と相談・協議を行いながら設計内容を決めていくことにしています。

 本日私は東京から帰り、妻と娘と待ち合わせて善光寺を散策しました。




 お昼には、娘の勧めにより長野市で有名なカツを食べに行きました。ロースとヒレの豚カツとエビ、カキのフライも美味しくてお腹いっぱいになりました。


 次は長野市内にある天然温泉 まめじま湯ったり苑に行き、天然温泉+高濃度炭酸泉、露天風呂の源泉湯、ジェットバス、リラクゼーションバス、サウナなど色々なお風呂を楽しみ、ココロもカラダもリラックスできました。


 本日生坂村では、これといって行事・イベントはありませんでした。

全国治水砂防協会理事会&上生坂上空からの風景

2024年02月22日 | 私の活動報告
 2月22日(木)は雲が広がって雨や湿った雪が降り、昼間も厳しい寒さでした。
 朝礼終了後は、私、副村長、総務課長、財政係長で令和6年度当初予算の各部署予算の査定額、歳入の主な内容、基金の状況等について説明を受けました。

 地域脱炭素化推進事業関係で衛生費が大きく伸び、防災無線施設整備工事関係で総務費も伸びている予算案です。

 午後4時からは、砂防会館で全国治水砂防協会理事会が行われました。
 最初に森山裕会長から、本年の元旦に発生しました能登半島地震は、最大震度7を記録し、400件以上の土砂災害を引き起こし、石川県の能登地方をはじめ周辺地域において、甚大な被害が発生いたしました。
 犠牲になられた方々に心からお悔やみを申し上げ、そして被災された方々にお見舞いを申し上げますとともに地域の一日も早い復旧・復興を願っております。

 また国との関係機関におかれましては、現在被災地において懸命なる迅速な対応がされているところでありまして、改めて敬意を表する次第であります。
 そして、地震による土砂災害の甚大さと被害の大きさに鑑み、私は先日斉藤国交大臣にお会いをして、土砂災害の拡大等による2次災害の防止等についての緊急提言を行い、その実現を要請いたしました。

 協会の運営につきましては、お陰様で砂防会館の貸オフィスは満室の状態が続いております。またコロナ禍で一時落ち込んでいました貸会議室の収益も持ち直しの兆しを見せております。引き続き協会活動のために会員の皆様の支援を行ってまいりたいと考えておりますなどと挨拶をされました。

 理事が18名出席され、大野理事長が令和5年度事業報告及び決算見込み報告の件、代表理事職務執行状況報告の件が報告され、令和6年度事業計画(案)及び収支予算(案)、令和6年度通常総会の日程と、NPO長野県砂防ボランティア協会の新規会員入会の可否などについて審議をし原案通り承認されました。

 理事会終了後は、国土交通省砂防部から「砂防行政に係る最近の話題」についての報告に際し、草野砂防部長から、昨年も全国各地で約1,400件の土砂災害が発生し、ここ10年の平均の発生件数でしたが、お陰様で亡くなられた方が8名と例年よりは少ない状況であり、令和6年能登半島地震の対応では直轄事務所からTEC-FORCEやリエゾン等により災害状況の調査、緊急対応の工事などの対応をして、早期の復旧に努めているところでございます。

 来年度の予算獲得におきましては、全国治水砂防促進大会等々、全国治水砂防協会の皆様方からいただいたお力添えにより予算をしっかりと確保され心より感謝を申し上げ、国土交通省砂防部は、これからも全国の自治体の皆さんや直轄の砂防事務所と一緒になり、砂防事業を進めてまいる所存ですなどの挨拶をされました。

 続いて國友砂防計画課長から、と題して、令和6年能登半島地震の概要、令和6年能登半島地震による土砂災害の対応状況、能登復興事務所の設置、令和5年度補正予算配分概要、令和6年度予算決定概要【水管理・国土保全局】、国土交通省関係予算の推移、地方整備局等の令和6年度定員査定について、土砂・洪水氾濫対策の加速化、DXの推進、災害復旧事業による砂防堰堤等の緊急除石、流域治水砂『防防』に関する主要施策、「土砂災害リスクを踏まえた防災まちづくり」の推進、国土形成計画及び国土利用計画の体系と国土の管理構想との関係など多岐にわたり説明していただきました。

 次に、蒲原保全課長からは、土砂災害発生件数の推移、令和5年 全国の土砂災害発生状況、近年のTEC-FORCE(地方整備局等)砂防班の活動、近年の土砂災害専門家による技術的助言等の実施状況、初動期における土砂移動の状態把握、令和5年度において効果を発揮した砂防施設、7月の大雨における砂防関係施設の効果事例、既存砂防関係施設の老朽化対策と機能の向上、砂防関係工事の生産性向上と設計・積算の適切な実施、砂防工事現場におけるDXの推進、地域の守り手との現場発砂防ミーティングなど分かりやすく説明していただきました。

 その後、場所を移して懇親会が行われ、私は監事を長く務めさせていただいていますので、元国会議員、他県の砂防協会長の首長、長野県砂防関係経験者など知り合いが多く楽しい時間を過ごさせていただきました。

上生坂上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、ミゾレが少し降って厚い雲に覆われていた上生坂上空からの風景を撮影しました。

 本日生坂村では、小学校でイクサカラットリンタイム、児童館でこども工房、なのはなでお祝い御膳昼食会、ヘルスアップ教室、農林水産物生産者組合出荷者講習会、行政相談、申告相談、民生児童委員定例会などが行われました。


第2回脱炭素事業に関する村民説明会(上生坂区)

2024年02月21日 | 生坂村の懇談会
 2月21日(水)午後7時からは、第2回脱炭素事業に関する村民説明会を上生坂区で開催しました。

 出席者は説明者に私、副村長、総務課長、村づくり推進室長、地区担当職員、小峯社長、平林専務、斎藤代表、星野さんであり、参加者は区長他28名の区民の皆さんと、平田議員、望月議員、島議員の出席で行われました。

 私の挨拶で始まり、自己紹介の後、村づくり推進室長から、脱炭素事業に関する説明会資料により、令和6年度の脱炭素事業の実施体制、村が計画を予定する事業で省エネ機器の導入補助事業、木質バイオマスストーブの導入補助事業、古民家脱炭素リノベーション事業、村営住宅ZEHの建設、公用車・村営バスEV化・EV充電設置、自営線マイクログリット、小水力発電、効果促進事業について説明を行いました。また、いくさかてらすが計画を予定する脱炭素事業で、敷地内の太陽光パネル、野立ての太陽光パネル、いくさかてらすの電気に関することについて説明させて頂きました。


主な意見と質問の概要については、 
・野立ての太陽光パネル設置で自然環境への配慮について質問があり、野立ての太陽光パネルは家や敷地等で設置ができない場合において、使用電力が不足する電力を補うために、電力使用量に見合うだけの設置をするので過剰な設置は行わず、設置する場所も十分協議して行っていくと説明しました。

・省エネ機器や木質バイオマスストーブを導入する際の工事は対象になるかと質問があり、設置する際の間接的なものは対象外になるが、詳細について環境省と協議して示していくと説明しました。

・太陽光パネルを設置した後の雨もりの対応について質問があり、太陽光パネルを設置後に太陽光パネル設置が原因での雨漏りは、いくさかてらすが保険に加入し対応していくと説明しました。

・資料の字が小さいことと、カタカナが多くて分かりにくいので、どの年代の方にも分かるようにして欲しいと意見があり、ご意見を頂きながら分かりやすく改善していきたいと説明しました。
・島さんのチラシではマイクログリットの電線を設置するのに、視察時に聞いた話では、1km当たり1億円かかるとのことだが、そんなにかかるのかと質問があり、マイクログリットは地産地消ということで、自営により発電した電気を公共施設の多い上生坂地区とぶどう農園の多い草尾地区とを自営の電線で結んで災害時の停電を防ぐために実施していく。研修した箇所については分からないが、生坂村で計画している電線の敷設は1kmで1億円はかからず、数千万円で計画していると説明しました。

・天候が悪く太陽光パネルで発電できない場合はどうするのか、また太陽光パネルの対応年数後はどうしていくのか質問があり、天候が悪く発電しないときは、蓄電池に充電してある電気を使う。それでも足りないときは他の電力会社から購入して対応する。また、現在は太陽光パネルの対応年数は25年で、使えなくなったパネルは交換していく。廃棄するパネルはリディース、リサイクルしていくように国で考えていると説明しました。

・龍と子で解約についての説明は6月頃に示すとなっているが、契約する際に解約について教えて欲しいと意見があり、できるだけいくさかてらすの電気は長く使って欲しいが、6月には契約期間や解約等についても示していきたいと説明しました。
・省エネ機器の導入補助事業について機器のメーカーとか基準があるのかと質問があり、設置する際は村内の事業者に設置して頂くようになる。メーカー等については村内業者と打ち合わせを行い示していくと説明しました。

・太陽光パネルの発電について技術的には問題ないと思っているが、収支の計算はしていると思っているが、どのくらいの人が契約すると採算がとれるのか質問があり、当初の計画では、民家427戸、事業所24件、公共施設43件で試算していると説明しました。
・以前に配った火災報知器の年数がかなり経過している。ストーブをつけると火災の可能性が多くなるのでもう一度火災報知機の購入について検討して欲しいと意見があり、前向きに検討していきたいと説明しました。 

・太陽光パネルの調査をしてもらったが、その後の対応はどうなっているか。また、車庫等にパネルの設置も可能かと質問があり、家庭により設置は異なる。各家庭では18枚以下になるように考えている。屋根の状況等を調査して、車庫等についてもパネルの設置は可能です。また全体の調査が終わった段階で調査した個所は今年の3月頃から随時連絡し契約してから行う様に進めて行くと説明しました。

・EVの充電器を設置する様になっているが、使用する方は誰になるのか。その際に村民の方は安くなるのかと質問があり、現在は充電については公用車の電気自動車に充電する様に考えている。今後設置する充電器については頂いた意見をもとに検討していく。また、村としては道の駅や、やまなみ荘等に村民の方が使えるように設置する事について検討していきたいと説明しました。

・東京電力で小水力発電を行う様になっているが、東京電力の施設を使えるのかと質問があり、東京電力の施設を借りて小水力発電を行う様に計画していると説明しました。
・現在使っているエアコンを変えるのに省エネ機器導入補助は使えるのかと質問があり、使っているエアコンを省エネエアコンへの更新が対象となる。この事業は令和10年まで行っていくのでその間に行って欲しいと説明しました。

 最後に私から、お疲れのところ様々なご意見を頂きありがとうございました。現時点で皆さんにお示しできる範囲で説明会を開催させていただきました。環境省でもこの脱炭素先行地域づくり事業に関しては、まだ内部で色々検討したり、我々先行地域と先駆的な取組や新しい事業が交付対象になるかという事で調整をしているところです。
 令和6年度からの省エネ機器やストーブ等の補助率はお示しできますが、細かい機種とか内容等をお示しできない点はご容赦願いたいと思います。3月の定例議会でご承認を頂ければ具体的にさらに詰めて6月頃にはもう少し詳しく説明が出来、皆さんもこの補助事業を使って機器を更新して頂いたり、古民家と7年度には民家も対象に、断熱、ZEH化と言うのですが、そちらの方の補助も出すように考えております。

 様々な事業がありまして令和6年度には、やまなみ荘に木質チップのボイラーも導入する予定です。その他にも調査・設計をしながら森林整備に繋げていったり、マイクログリットは上生坂中心になります。公共施設の多い地区ですので、大きな災害があった時にはマイクログリットで停電しないようにすれば、災害に強い村づくりということでレジリエンスの強化になると思います。
 色々な面でこの事業は生坂村を持続可能な村にする為の事業だと思っております。人口減少・少子高齢化対策は我々中山間地域の重要な課題です。この課題をどうにか打破するために、脱炭素先行地域づくり事業でまずはゼロカーボンに向けて先駆者となり、全国から生坂村に関心を持っていただいて、移住してくれる方も増えれば有り難いと思います。

 まだ具体的には申し上げられませんが、令和6年度には村外、都市部から脱炭素に関心のある方を迎えるように今計画をしております。こちらの方もソフト面において松本山雅と連携をすれば、もっと生坂村の名も徐々に広がっていって皆さんから関心を持っていただけるものと私は確信をしております。
 そして、村民の皆さんにも多くの情報を的確に流していきたいと思いますので、毎月の広報等で関心を持っていただいて、脱炭素先行地域づくり事業を生坂村のために成し遂げるのだということを分かっていただければ思います。引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げまして私の御礼の挨拶をさせて頂きました。

出産祝金贈呈&児童館・生涯学習施設運営委員会&大日向周辺からの風景

2024年02月21日 | 生坂村の取組
 2月21日(水)は雲が優勢の雨が降ったり止んだりで、気温が急降下し体感温度はグッと下がりました。

 午前8時30分には、私が生坂村民を代表して出産祝金をお母さんに贈呈しました。今回は11月に生まれた男の子と女の子、12月に生まれた女の子の3人にお贈りしました。

 「当村では、子どもたちを村の宝と思い、行政は勿論ですが、村民も一緒にお子さんの健やかな成長を願っております。保健・福祉・教育など、若いお母さん方が安心して子育てできる体制が整っておりますが、さらに今後も若いお母さん方の声をいただきながら、のびのびと子育てができる村づくりを目指していきたいと考えております。」などとお祝いの言葉を添えて、出産祝金を贈らせていただきました。

 11月生まれの男の子は我が家の3番目の孫でして、お陰様で3人の孫全員に私から出産祝金を贈呈できた喜びを感じました。



 皆さんとは、子どもさんの生まれた頃や今の様子、年上のお兄ちゃんやお姉ちゃんとの触れ合い、同級生になる子ども達の話など、嬉しそうにお話しするお母さん方と和やかに会話が弾みました。





 午前10時からの児童館・生涯学習施設運営委員会は、私の挨拶で始まり、児童館・放課後児童クラブの運営状況については、児童館の活動状況(児童クラブ登録児童数、長期休業利用状況、夏休み中の昼食提供の実施)、児童館の行事(夏休みお楽しみ会、避難訓練、クリスマス会、豆まき、保護者説明会)、連絡会・職員研修、のびのびスクール(えいごであそぼ、マラソンクラブ、スポちゃおう、のらのら青空塾、こども工房、しょうぎ教室、おはなしひろば、シールづくり)、生涯学習施設の状況、前回の運営委員会での意見・今後の課題などの説明を受けました。

 図書室の運営状況については、前年度より利用者の増加、「デジとしょ信州」オリジナルコンテンツチームで運用、サードブック『生坂の民話のプレゼント』、「デジとしょ信州」生坂村誌と加藤正治物語の貸出開始、図書室単独で古本市の開催、加藤正治先生漫画完成記念企画展③、B&G書庫の整理、保育園との連携、ICNの活用などについて説明してもらいました。

 令和6年度の予定として、児童館は、来観児童の掌握と所在の確認について、ICT化の要望が出ており、CoDMONを6年度導入予定、児童館の遊戯室とホールに熱中症対策としてエアコン設置予定、のびのびスクールは教育活動推進員会議で今後の方向を協議、子どもの意見を聞く場や話し合う場をその都度設けることなどの説明を受けました。

 図書室については、古本市のやり方検討、ICNの活用、子ども達の居場所としての空間提供、Twitterでの広報、生坂村情報資産の保管、保育園・小中学校との連携でデジとしょ信州の利活用の相談、国立国会図書館のレファレンス・遠隔複写サービス利用登録などの説明を受けました。

 委員各位からのご意見、ご要望の概要については、
郷土資料の学習などをデジとしょ信州で中学校から見られるかという質問があり、利用者登録は2パターンであり、授業時に見ることができることと、授業や朝読書で活用している自治体があり、英語の勉強に活用する小学校5年もいて、10代の利用が増えていると説明しました。
大日向周辺からの風景
 ICTのCoDMONとはどういう機能があるかという質問があり、主に連絡機能でありお便りを電子化にして、スマホで見られるようになることと、保育園のお便りも電子化し、保育士の業務省力化につなげ、保育園・小中学校・児童館の連絡は、一つのツールで行い、今年の2学期が始まる頃から運用を開始したいと回答しました。
 総合的学習において来年度の構想として、村に関わる資料を学習資源にし、色々な分野に分かれた資料で村の魅力を発見するような学習の場を増やしたいことと、のびのびスクールでも学べると思うし、子ども達の育ちを点検する場として学校、家庭、児童館での姿を知ることが大事ですので連携を密にしていきたいという意見がありました。

 コミュニティスクールの会議があり、村民会館からの資料はどうなっているのか、我が家には古い村政要覧があるので、そういう資料のデジタル化は如何かという質問があり、電子書籍に特化したデジタル化はPDFファイルにすればよく、デジとしょ信州などに載せられるし、デジタル顧問や村のホームページなどにもアップでき。紙媒体は書庫に保存し、村の資料が残るとよいことなど、それぞれ新年度に対応できる案件と検討する案件があり、引き続き子ども達と親御さん達が児童館・生涯学習施設、B&G海洋センター、子育て支援センターで、楽しく勉強や運動、子育てができるように取り組んでいきたいと考えています。

△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、大日向の犀川堤防に行き、犀川と雲に覆われた上空からの風景を撮影しました。

 その他生坂村では、保育園でこぐまちゃん学級、小学校でALT・図書館返却最終日、中学校で1,2年期末テスト②・3年認知サポーター症講座、児童館でしょうぎ教室、申告相談、いくさか歩こう部、脱炭素事業に関する村民説明会などが行われました。


セカンドブック贈呈&簡易水道有収率対策プロジェクト会議&昭津上空からの風景

2024年02月20日 | 生坂村の取組
 2月20日(火)は雲が多い空で時々雨が降りましたが、昼間は比較的過ごしやすい陽気でした。

 午前10時からは「ブックスタート事業」の「セカンドブック贈呈」が保育園で開催されました。ブックスタートとは、赤ちゃんと保護者が絵本を通して、心ふれあうひと時になるためのきっかけを作る活動でして、1992年にイギリスで始まり、2000年から日本に広がり、今では全国の各市町村で取り組まれているとのことです。

  当村は、1歳ごろの子供さんにブックスタート、保育園年少児にセカンドブック、小学校1年生にサードブックと3回本をプレゼントして、本に親しんでいただこうと進めております。

 私から、絵本を通して文字や絵に親しんでいただき、お母さんやお父さんから絵本を読んでいただき、色々なことを学んだり感じていただきたいと思いますし、親子や家族のふれあいを大切にして、ビデオを見る時間を少なくして、絵本を読んだり、友達の仲良く遊んだりして、楽しい時間を過ごしてくださいなどと挨拶をしました。

 上條教育長からからは、ブックスタートの意義と1歳頃の幼児にはブックスタート、保育園年少児にはセカンドブック、小学校1年生には生坂の民話のサードブックとして、3回プレゼントしているブックスタートの取組などについて説明してもらいました。

 丸山司書からブックスタートの意義と図書室のこと、絵本の読み聞かせなどについて説明があり、「お月さまってどんなあじ?」の読み聞かせをしていただきました。

 今回のセカンドブックは保育園年少児の子供さんに、丸山司書が選んだ「くれよんのくろくん」をプレゼントさせていただきました。


  本日は参加していただいた12名の可愛い園児たちに、私から「絵本を読んでもらってね!」などと言って、一人一人に絵本と名前入りの袋をお渡ししました。


 この絵本は、同級生みんなが持っている共通の思い出となる絵本ですから大切にしていただきたいと思います。


 そして、名前入りの袋に子ども達は好きなスタンプを選んで押印しはじめました。また、スタンプの色を交換したり、慎重に一つずつしっかり押す子やリズミカルにドンドン押す子など楽しそうに押印していました。


 世界でたった一つの袋ですから大切に使っていただき、ご家族の皆さんと一緒にその袋を持って絵本を借りに図書室に来てくださいね。


 子ども達が絵本を通して、お母さんをはじめご家族と触れ合うことで、健やかにたくましく成長することを願う次第です。ご参加いただいた子ども達と園長先生や先生方、お忙しい中ありがとうございました。

 午後1時30分からの簡易水道有収率対策プロジェクト会議は、私の挨拶で始まり、前回会議からの対応状況として、下の田送水管の修繕工事SPφ40、坂森送水管の破裂VPφ100、大岩給水管の移設PEφ20、菅の窪ラインで漏水調査、古坂宅内漏水確認、菅の窪ラインで漏水調査、上生坂霊園のメーター二次側で漏水、上生坂梅月の配水管破裂VPφ100で、翌日修繕工事などを説明してもらいました。

 次に、各ポンプ施設の運転時間の比較、上生坂第1配水池流量比較、下生野第1・第2配水池流量比較、配水量と使用量の比較、安曇野市受水量比較などの説明も受け、先月1月は有収率が76.10%となり、以前高い有収率を維持しており、担当職員はじめ関係各位に感謝申し上げます。

 上生坂第1配水池の流量が一時的に跳ね上がっているのはB&Gプールで使ったようであること、ここ最近の漏水トラブルは、全体的に漏水が少なく管圧が上がってきているため、管の弱い箇所が破裂する突発的な漏水が多いこと、セメントのガラ等を入れてある施工の悪いところが見受けられること、古坂区宅内の凍結防止の水出しっぱなしは、広報や東京電力との協定で止めてもらうようになっているので注意をしたことなどを協議しました。

 次回の会議までは、現状のポンプの回転数から池沢地区を確認したいこと、菅の窪ラインは、超音波の流量計により調査したいこと、今は発見するのが早いのは異常数値で迅速に漏水調査をしていることと、根気良く調査をしているが、漏水などの事案は土日が多く、担当職員は苦労していること、集中監視は現在、アプリケーションをスマホに入れて、インターネットで監視できるようになっていること、今までのテレメーターは5年ほどで見直されること、

来年度の布設替え箇所については、牛沢送配水管、大久保から高津屋森林公園、鳥原ちく、南平や北平地区など、今は畑など農地、家の下に管路がある箇所があり、徐々に道路の下など維持管理しやすい場所へ布設替えをするべきなど、今後も当会議でライフラインである上水道関係施設の老朽化・耐震化対策は計画的に進め、漏水対策は迅速・的確に対応することなどを協議してまいります。

昭津上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧が少し残って雲が多めの昭津上空からの風景を撮影しました。

 その他生坂村では、保育園でセカンドブック贈呈(年少)、中学校で1,2年期末テスト①、なのはなでお裁縫Sowing、申告相談、やまなみ荘運営委員会、コミュニティスクール運営委員会、消防団分団長会議、6班の皆さんの元気塾などが行われました。


令和5年度第3回 生坂村福祉センター運営委員会

2024年02月20日 | 生坂村の会議
 2月20日(火)午後4時からは、今年度第3回のやまなみ荘運営委員会を開催しました。
 最初に丸山会長が、お忙しい中ご出席を頂きありがとうございます。まずは元旦の日に、能登半島地震で犠牲ななられた方々に心からお悔やみを申し上げます。元旦からの地震や羽田空港での事故等ありまして、先行き不安な1年の始まりとなりましたが、また生坂村にとってみても能登半島地震のような大きな自然災害が発生した場合、孤立集落が多分発生するのではないかと思います。

 そうした場合にこのやまなみ荘を避難所として使用される場所ではないかと思います。そうした場合に思うのですが、こういうところにも非常食とかを備蓄されていれば、皆さんがここに来た時に助かると思いますし、能登半島地震のテレビなどを見ていますと、被災された方々がお風呂に入りたいという要望が強く、自衛隊の支援でお風呂に入ったりしていますので、やまなみ荘でも災害があったときにそういう事が行われたら良いのではないかと思います。では今年最後の運営委員会になると思いますのでご協議をよろしくお願い致しますなどの挨拶で始まりました。

 私からは、今年度最後となります、やまなみ荘の運営委員会にご出席を頂きまして、ありがとうございます。日頃はやまなみ荘の運営等に関しましても、お力添えを頂いています事に御礼を申し上げます。これから縷々説明をさせて頂きますが、先日のやまなみ荘の定例会では、3月の使用料によっては、3月最終補正で一般会計からの繰り入れをしなくて済むのではないかという明るいお話も聞いておりますが、
 まだちょっと精査をしなければいけない部分もありますが、3月に皆さんから多くご利用を頂かないと、また議会にお願いし繰り入れという様な事もあり得る訳でございます。是非ここにおられる皆さんからも、お声がけをして頂いて、3月は役員の切り替え等もございますので、やまなみ荘をご利用いただければと思います。

 また、脱炭素先行地域づくり事業では令和6年度の4月からはお風呂の関係の木質チップボイラーを導入することはほぼ決まっておりますが、まだ調査をして頂いている会社から細かい見積もりが出ておりませんので、今後お示しできればと思っております。
 それから計画では7年度にこのやまなみ荘の改修を進めて行きたいという事でどの事業が脱炭素先行地域づくり事業で認めて頂けるかという事を環境省とも調整をしながら、照明のLED化とか、エアコンの省エネ化の機器に更新し、ZEB化というのですが、断熱の関係も認めて頂けるという事でサッシの交換や、隙間の空いている壁を改修できるのかも微妙なところでございます。

 今後も環境省と協議をしながら、また設計会社にも入って頂いて、どこまで脱炭素先行地域づくり事業で出来るか、その他も改修しなければなりませんので、その他は過疎債で対応をしていきたいと考えておりますので、また運営委員の皆さんにもご協議を頂いて、どのように改修していく事が大きな課題でありますとともに、来年度の当初予算も若干説明させて頂きますが、売り上げも伸ばしながら皆さんからご心配頂いた、仲居さんの体制も整いつつありますのでそういう中で、コロナ禍前の運営に戻していきたいという事で職員一丸となり取り組んでまいりますので引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げるなどの挨拶をさせていただきました。

 協議事項として
 令和5年度の運営状況について
令和5年度やまなみ荘の月別事業実施状況について、4月から現在までの、各月の企画内容、期間限定プラン、その他の事業等について、また、村内無料入浴日、風呂の日、刺身皿、オードブルの状況、広告、宣伝内容について説明しました。
 次に令和5年度の収支状況(1月末)について、令和5年度1月末までの収入状況は76,542,003円でコロナ禍前の令和元年度に比較し87.8%で、支出については86,331,500円で令和元年に比較して89.9%となっている。また、月別の宿泊者数の推移、日帰り宴会者数の推移、入浴者数の推移、年度別主要収入額内訳について説明を行いました。

 主な意見と質問の概要については、
・お風呂のシャワーを直して頂いて利用者の中では好評だと意見がありました。
・レンタサイクルの利用者数及びバーベキュー、入浴定期券の使用実績について質問があり、レンタサイクルが5組15名、バーベキュー20件、入浴定期券が30人の利用実績があったと説明しました。
・それぞれのフェアの目標について質問があり、食堂売り上げとして250万を目指していると説明しました。また、成果をまとめて示して欲しいと意見がありました。

・仲居さんの状況について質問があり、仲居さんの募集をしても応募者がなくて11月は予約対応に苦慮したが、それ以後は人材派遣会社にお願いして対応した。現在は新たに2人の仲居さんが業務について対応している。人材派遣は委託料として派遣会社に支払うため割高になると説明しました。
・寝具のクリーニング代の支出科目について質問があり、クリーニング代は手数料で、布団等のリースは賃借料で支払いをしていると説明しました。

  • 令和6年度の運営について
やまなみ荘の運営方針、集客プランの企画、年末年始について、広告方法について、サービス改善、経費の削減、安全衛生管理等について説明しました。また、令和6年度の福祉センター特別会計予算の内容について説明し、令和6年年度については、道の駅いくさかの郷との連携を強化し、運営面についても反映していくと説明しました。

主な意見と質問の概要については、
・来年度予算の使用料等の歳入額は今年度より増額しているが、毎週の水曜日の定休日にしても達成できるか、また宴会等で集客が増える時期は定休日を減らしてはどうかとの質問があり、職員の勤務状況で定休日を減らすのは難しいが、PR等及び営業を強化して収入を増やしていくように対応したい。また、宴会等集客が増える時期についての定休日は、定例会等で職員としっかり話し合いを行い改善できるか検討していきたいと説明しました。
・ディナーコンサートを計画してはどうか意見があり、宣伝効果があると思うので検討していくと説明しました。

・雲根の創造の森で東京から料理人が来て森のレストランを行った。今後やまなみ荘も連携して欲しいと意見があり、来年度までは、農泊推進型の事業でやまなみ荘と道の駅いくさかの郷と連携した事業を行っていく。また、他の事業も考慮し、創造の森とやまなみ荘を連携し県外からの集客に繋がるように取り組んでいきたいと説明しました。

3.その他
 住民課長から、村長が挨拶で言われた様に、脱炭素先行地域づくり事業と併せて改修を計画している。来年度はお風呂の熱源の木質チップボイラーを予定し、7年度にこのやまなみ荘の改修を進めていきたい。脱炭素先行地域づくり事業で環境省と協議しながら、照明のLED化、エアコンの省エネ化機器に更新、断熱の関係でサッシの交換等を計画している。また、脱炭素先行地域づくり事業の対象にならない箇所については、過疎債を財源として考えていきたいと説明しました。
 また、令和6年度 やまなみ荘の営業カレンダーについて説明しました。

 会議後に有志による意見交換会でのお料理です。やまなみ荘の運営や料理などの話をしながら、楽しいひとときを過ごしました。


知恵の輪委員会&脱炭素事業に関する村民説明会&日岐周辺からの風景

2024年02月19日 | 生坂村の懇談会
 2月19日(月)は天気が下り坂で段々と雨が降り出しましたが、気温は高く昼間は春のような暖かさでした。

 午前中私は、長野県治水砂防協会犀川支部の支部長として、決済をし、総会と視察研修の日程等の打ち合わせをしました。
 午後1時30分からは、長野県景観審議会にWebで出席し、長野県景観育成計画改定の検討状況、長野県屋外広告物条例の規定に基づく規制地域の変更、景観届出制度に係る眺望点の指定、政策対話「未来へ伝えたい信州の景色」の実施報告などの説明を受け協議をしました。

 午後3時30分からの知恵の輪委員会は、令和6年度版行事カレンダーについて、毎月の写真と表紙の写真、裏表紙の内容等の説明をしていただき、若干の写真の変更と校正をして進めることにしました。
 次に、地方公共団体実行計画(区域施策編・事務事業編)について、経過と目標内容として、令和4年6月に生坂村ゼロカーボンシティ宣言をし、2050年までに村のCo2排出を実質ゼロにするために、令和5年2月に生坂村脱炭素ロードマップを策定し、2030年までに2013年比で村のCo2排出55%削減する目標を立てました。(環境省交付金採択前)

 令和5年4月に環境省の脱炭素先行地域づくり事業が採択の内定をいただき、2030年までに民生部門での村のCo2排出を実質ゼロにすることにより、令和6年3月生坂村地方公共団体実行計画の区域施策編・事務事業編では、2030年までに、2013年比で村のCo2排出65%削減する目標に高めることを了承しました。(環境省交付金採択後)
 その目標達成により、2050年までの村のCo2排出を実質ゼロにすることを前倒ししで達成することにつなげたいと考えています。

 生坂村地方公共団体実行計画の今後のスケジュールとして、令和6年2月まで計画策定作業、ゼロカーボンPJ会議で報告等、3月上旬に計画のパブリックコメント実施、議会説明、3月下旬に計画策定の予定で進めてまいります。
 計画内容については、計画期間が令和6年度~令和12年度(2030年まで)、計画内容は、環境省の脱炭素先行地域事業(提案書)を反映して作成し、今後は、PDCAサイクルに応じて、進捗状況を確認し、評価に取り組んでまいります。

 午後6時からは、第2回脱炭素事業に関する村民説明会を下生坂区で開催しました。
 出席者は説明者に私、副村長、総務課長、村づくり推進室長、地区担当職員、小峯社長、平林専務、斎藤代表、星野さんであり、参加者は区長他13名の区民の皆さんと吉澤議員、藤澤議員、山本議員、島議員の出席で行われました。
 私の挨拶で始まり、自己紹介の後、村づくり推進室長から、脱炭素事業に関する説明会資料により、令和6年度の脱炭素事業の実施体制、村が計画を予定する事業で省エネ機器の導入補助事業、木質バイオマスストーブの導入補助事業、古民家脱炭素リノベーション事業、村営住宅ZEHの建設、公用車・村営バスEV化・EV充電設置、自営線マイクログリット、小水力発電、効果促進事業について説明を行いました。また、いくさかてらすが計画を予定する脱炭素事業で、敷地内の太陽光パネル、野立ての太陽光パネル、いくさかてらすの電気に関することについて説明させて頂きました。

主な意見と質問の概要は、
・当初計画のペレットは年間600トン生産の根拠について質問があり、山林調査の状況によりペレットの生産については木材の搬出条件など様々な分野で現在検討している。ペレット600トンの根拠は、当初計画では750世帯の半数がペレットストーブを導入する試算で600トンを必要としている。また、先程説明したように木質バイオマスストーブ購入補助として薪ストーブも計画していると説明しました。
・木材を供給する際の調査の状況について下生坂地区はどこを計画しているかとの質問に対して、下生坂地区では山頂付近の赤松等の材を考えており、山林の状況により森林施業事業者から現地の状況を確認し計画していくように進めていくと説明しました。
・ペレット工場を作り雇用の拡大と考えていると思う。ペレットの算定根拠を精査してペレット工場の建設を考えて欲しいと意見があり、ペレットの採算を考えると難しい状況。計画時のペレット工場の建設については、しっかりと検討し環境省と協議していきたいと説明しました。
・東電の線下で山腹の崩壊が懸念される。そのような個所にいついては慎重に対応して欲しいと意見があり、山林の状況により森林施業事業者から、現地の状況を確認し危険な個所を確認の上で設置個所を計画していくように進めていくと説明しました。

・省エネ機器の設置について、工事費を含めて補助の上限額を定めて欲しいと意見があり、補助対象範囲は環境省に確認して補助事業を実施していくと説明しました。
・村に林業公社を作り林業関係の事業を行えばどうかと意見があり、森林譲与税については生坂村283万円程しか入って来ないが、森林管理計画を定めなければいけない。しかし、森林整備については必要であるので今後検討していくと説明しました。

・現時点の野立てと民家への太陽光パネル設置の候補地について質問があり、下生坂地区はアンケート調査では、現在2件位の候補地がある。民家については村内全体で150件の調査を行っている。今後区長会議で調整して対応していきたい。なお、野立てのアンケートでの回答結果は書面回答2件、電話で数件あった。設置場所を示していくと反対している人から攻撃されることが懸念されるとの事で電話での回答などあったと説明しました。
・ソーラーシェアリングの検討について質問があり、農業のソーラーシェアリングについては現在、ぶどう農家とのヒアリングも行っており、農作物は日照が大切と農家から聞いている。この件も踏まえ研究していきたいと説明しました。

・森林整備の際に竹林整備も行って頂きたいと意見があり、竹林整備の要望は各所で頂いているが脱炭素先行地域づくり事業では難しい。令和6年度に要望を把握して県の事業等模索していく。また、竹林整備の講習会を検討している。タケノコの出荷により竹林整備につながっているのでは回答しました。
・下生坂体育館及びはるかぜは太陽光パネルの設置はとの質問があり、避難所については設置していくように計画しているが、屋根の状況を調査して進めて行くと回答しました。
・断熱改修補助は村内業者が施工するのかとの質問があり、村内の経済活性化を図るため村内の業者及びJAで行う様に計画していると説明しました。
・龍と子の文字を工夫して大きくする等読みやすく工夫をしてほしいと意見があり、今後検討していくと説明しました。

・保育園へのパネルの設置をしないように対応して頂き感謝していると意見がありました。
・高圧線下のへの太陽光パネルを設置する際に基準はあるのかとの質問があり、高圧線の下での太陽光パネルの設置については特に基準はないと説明しました。
・能登の震災で太陽光パネルが原因で火災が発生したと聞いている。またその際に有害物が流失した場合の対応について質問があり、一般論としてパネルの電線が外れるとショートする可能性がある。有害物質については他の家電と変わりないと思う。また、火災時の対応については広域消防局に問い合わせ消防団に周知していくと説明しました。
・太陽光パネルが災害等で破損した場合の対応について質問があり、保険等でいくさかてらすで対応していく。また、災害等のリスクがある場所には設置しないようにしていきたいと回答しました。

・現在150件の調査だと計画段階より少ないが今後の計画について質問があり、令和10年度まで事業を行っていくので、150件がすべての設置数ではなく、今後推進していきたいと説明しました。
・説明会の内容をライブ発信等してもらえたら説明会に出席できない人も内容が分かるので対応して欲しい。また全体の説明会を3回くらい行ったらどうかと意見があり、1月に行ったいくさか未来スクールでもそのような意見を頂いた。今後事業を進めるうえで要望に応じた内容を行うよう検討していくと説明しました。

・野立ての太陽光パネルを必要以外に作らないという事で安心している。電気使用量を少なくしていく取り組みも必要と考える。また、省エネ家電補助の対象家電の節電量を示すなどしていけばどうかと意見があり、省エネについての啓発は他の個所でも意見があり今後計画していく。また、インターネットで色々な情報が飛び交っている。そして脱炭素先行地域づくり事業で提案した内容をそのまま行う様なチラシも配布され、村民の方が困惑したように感じている。今後正確な情報を発信していきたいと説明しました。
・この事業に絡めて詐欺行為が出ないように注意いして欲しいと意見があり、他の業者の情報は聞かずにいくさかてらすからの情報を聞いていただく様に周知していくと説明しました。

・いくさかてらすと売電契約を行うと再エネ発電促進賦課金はどうなるかとの質問があり、 制度上徴収しなければいけないので、いくさかてらすも徴収していくと回答しました。
・古民家断熱補助について質問があり、一般住宅も村内事業者により7年度から事業を行っていく様に進めて行くと説明しました。
・印刷物の紙の材質が良いので再生紙を使用したらどうかと意見があり、現在は単価が安いもので行っているが、今後検討していきたいと回答しました。
・省エネ家電の設置補助についても村内事業者で行うのかと質問があり、村内の業者及びJAでの設置を考えていると説明しました。

 最後に私から、今日は時間いっぱい様々な意見や建設的な意見を頂きありがとうございました。各内容については環境省と調整をしながら詰めているところでありまして、しっかりお示しできない点はご容赦願いたいと思います。3月の定例議会でご承認を頂いてある程度内容がまとまってきて、いくさかてらすが売電ができるように進んできましたら、6月頃にはわかる範囲でお示しをしたいと思います。

 脱炭素先行地域づくり事業は、環境省も初めて取り組む内容もあり、先駆的な事業であります。しかし脱炭素は取り組んでいかないと、先程申し上げた通り、世界、日本、県、村が取り組んでいかないと、持続可能な未来は目指せないと思いますのでご理解を頂きたいと思います。窓口は2つありますので何なりと聞いて頂いて、皆さんになるべくご理解とご協力を頂きながら、この事業を成し遂げたいと思いますので引き続きのご支援をよろしく申し上げて御礼の挨拶とさせていただきました。

△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、日岐の犀川対岸から水位が下がっている生坂ダム湖と上空からの風景を撮影しました。
日岐周辺からの風景


 その他生坂村では、中学校でSC訪問・冬の健康週間(~2/22)、ビニールハウス栽培意見交換会、宇留賀区で申告相談、議会改革検討会などが行われました。

宇留賀上空からの風景&松筑建設労働組合生坂班新年会

2024年02月18日 | 生坂村の風景
 2月18日(日)は晴れて日差しが届き、昼間はポカポカ陽気でした。

△▽ 毎朝恒例の撮影は、青空が広がり朝日が渓谷の間から差していた宇留賀上空からの風景を撮影しました。
宇留賀上空からの風景  


 北アルプスの名峰槍ヶ岳を水源とする犀川は、松本平、安曇野を過ぎて善光寺平へと至る間、蛇行を繰り返しながら深い峡谷を成し、犀川は生坂村にて支流の金熊川と麻績川を合流していて、このあたり延長1km区間が景勝の地「山清路」となっています。

 宇留賀の金熊川沿いには、江戸時代から用水路があって、米を作り米のご飯を食べられたが、近くの村々では米が作れなかったので、「花の宇留賀は銀の飯」と威張っていたと言われています。

 この用水路も、県営中山間総合整備事業により改修され、ここの水田は用水を心配することなく、江戸時代からの稲作が続けられると思います。

 正午からは、やまなみ荘において松筑建設労働組合生坂班の新年会に、私と副村長が招待され出席しました。

 松筑建設労働組合生坂班の皆さんは、生坂村の皆さんに仕事や技能を知っていただくために「6.25住宅デー」として、公共施設の補修などの奉仕活動を行っていただいております。

 毎年度、生坂班の皆さんには、的確に手際良く、プロの技術を発揮していただき、要望箇所を修繕していただいて感謝しているところであり、皆さんと脱炭素先行地域づくり事業で、古民家や民家の断熱改修補助やエコキュート・省エネエアコン等の更新補助の協力を求め業界や村政のことなど、和気藹々と話が弾み楽しいひとときを過ごしました。

 本日生坂村では、公民館でスキー・スノーボード教室などが行われました。