信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

全国治水砂防協会理事会&上生坂上空からの風景

2024年02月22日 | 私の活動報告
 2月22日(木)は雲が広がって雨や湿った雪が降り、昼間も厳しい寒さでした。
 朝礼終了後は、私、副村長、総務課長、財政係長で令和6年度当初予算の各部署予算の査定額、歳入の主な内容、基金の状況等について説明を受けました。

 地域脱炭素化推進事業関係で衛生費が大きく伸び、防災無線施設整備工事関係で総務費も伸びている予算案です。

 午後4時からは、砂防会館で全国治水砂防協会理事会が行われました。
 最初に森山裕会長から、本年の元旦に発生しました能登半島地震は、最大震度7を記録し、400件以上の土砂災害を引き起こし、石川県の能登地方をはじめ周辺地域において、甚大な被害が発生いたしました。
 犠牲になられた方々に心からお悔やみを申し上げ、そして被災された方々にお見舞いを申し上げますとともに地域の一日も早い復旧・復興を願っております。

 また国との関係機関におかれましては、現在被災地において懸命なる迅速な対応がされているところでありまして、改めて敬意を表する次第であります。
 そして、地震による土砂災害の甚大さと被害の大きさに鑑み、私は先日斉藤国交大臣にお会いをして、土砂災害の拡大等による2次災害の防止等についての緊急提言を行い、その実現を要請いたしました。

 協会の運営につきましては、お陰様で砂防会館の貸オフィスは満室の状態が続いております。またコロナ禍で一時落ち込んでいました貸会議室の収益も持ち直しの兆しを見せております。引き続き協会活動のために会員の皆様の支援を行ってまいりたいと考えておりますなどと挨拶をされました。

 理事が18名出席され、大野理事長が令和5年度事業報告及び決算見込み報告の件、代表理事職務執行状況報告の件が報告され、令和6年度事業計画(案)及び収支予算(案)、令和6年度通常総会の日程と、NPO長野県砂防ボランティア協会の新規会員入会の可否などについて審議をし原案通り承認されました。

 理事会終了後は、国土交通省砂防部から「砂防行政に係る最近の話題」についての報告に際し、草野砂防部長から、昨年も全国各地で約1,400件の土砂災害が発生し、ここ10年の平均の発生件数でしたが、お陰様で亡くなられた方が8名と例年よりは少ない状況であり、令和6年能登半島地震の対応では直轄事務所からTEC-FORCEやリエゾン等により災害状況の調査、緊急対応の工事などの対応をして、早期の復旧に努めているところでございます。

 来年度の予算獲得におきましては、全国治水砂防促進大会等々、全国治水砂防協会の皆様方からいただいたお力添えにより予算をしっかりと確保され心より感謝を申し上げ、国土交通省砂防部は、これからも全国の自治体の皆さんや直轄の砂防事務所と一緒になり、砂防事業を進めてまいる所存ですなどの挨拶をされました。

 続いて國友砂防計画課長から、と題して、令和6年能登半島地震の概要、令和6年能登半島地震による土砂災害の対応状況、能登復興事務所の設置、令和5年度補正予算配分概要、令和6年度予算決定概要【水管理・国土保全局】、国土交通省関係予算の推移、地方整備局等の令和6年度定員査定について、土砂・洪水氾濫対策の加速化、DXの推進、災害復旧事業による砂防堰堤等の緊急除石、流域治水砂『防防』に関する主要施策、「土砂災害リスクを踏まえた防災まちづくり」の推進、国土形成計画及び国土利用計画の体系と国土の管理構想との関係など多岐にわたり説明していただきました。

 次に、蒲原保全課長からは、土砂災害発生件数の推移、令和5年 全国の土砂災害発生状況、近年のTEC-FORCE(地方整備局等)砂防班の活動、近年の土砂災害専門家による技術的助言等の実施状況、初動期における土砂移動の状態把握、令和5年度において効果を発揮した砂防施設、7月の大雨における砂防関係施設の効果事例、既存砂防関係施設の老朽化対策と機能の向上、砂防関係工事の生産性向上と設計・積算の適切な実施、砂防工事現場におけるDXの推進、地域の守り手との現場発砂防ミーティングなど分かりやすく説明していただきました。

 その後、場所を移して懇親会が行われ、私は監事を長く務めさせていただいていますので、元国会議員、他県の砂防協会長の首長、長野県砂防関係経験者など知り合いが多く楽しい時間を過ごさせていただきました。

上生坂上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、ミゾレが少し降って厚い雲に覆われていた上生坂上空からの風景を撮影しました。

 本日生坂村では、小学校でイクサカラットリンタイム、児童館でこども工房、なのはなでお祝い御膳昼食会、ヘルスアップ教室、農林水産物生産者組合出荷者講習会、行政相談、申告相談、民生児童委員定例会などが行われました。